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おかげさまで「ドキュメンタリー沖縄戦」東京公開が決定!7月25日から新宿Ksシネマで。 [沖縄戦]



おかげさまで「ドキュメンタリー沖縄戦」東京公開が決定!7月25日から新宿Ksシネマで。

いつもは劇映画を撮っている僕だが、初めて長編ドキュメンタリーに挑戦。だが、僕は当時、学校の授業で習った程度しか沖縄戦について知らず、今回の取材でゼロから勉強した。それは想像を絶したもので、まさに地獄絵巻。ここまで酷い現実があることを思い知った。3年がかりの取材で昨年の春に完成させた。

学校の授業では「沖縄で唯一の地上戦があった」ということくらいしか教えられず、過酷すぎる沖縄戦の状況を知ることはなかった。また、映画でも「ひめゆりの塔」(リメイクが数本)「沖縄決戦」くらいしか沖縄戦を描いたものはない。広島、長崎の原爆投下を描いたものは映画でも、テレビでも、漫画でも数多く存在するが、なぜか?沖縄戦を描いたものはほとんどない。

また、ドキュメンタリーでも個々の戦闘や事件を描いたものは多く存在するが、沖縄戦の全貌を描いたものはほとんどない。今回は戦争体験者のインタビューがメインだが、全体の流れも紹介。この1本である程度、沖縄戦が分かるという作品を目指した。十数人の体験者と専門家の証言は胸を打つ。涙なしでは聞けない。

それを3年がかりで取材。昨年、3月に完成。あとはコロナ感染が終息に向かってくれれば、映画館公開は実現する。7月25日から新宿Ksシネマ。秋には名古屋、大阪での公開も予定されている。単に歴史を知るだけの作品ではない。未来を見つめるきっかとなるはず。多くの方にご覧頂きたい。


記事1=>https://natalie.mu/eiga/news/379346

記事2=>https://moviche.com/contents/news/161312/

記事3=>https://cinefil.tokyo/_ct/17363748?fbclid=IwAR2Bzy6KCwvUDCoo2QrLPKIT30fesVPHOhUPQ7DGIsiQJL09vp8VUFOmuao

記事4=>http://enterjam.com/?p=250610&fbclid=IwAR02sTn-JeUfM1HbnT1xnHD8AH-7yW3gumPDFB9DESIF292gto0Y1LdoBzs

予告編=>https://youtu.be/ftxymqbKWk8


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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」ー全国拡大公開へ! 全国で14箇所! [沖縄戦]

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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」ー

 全国拡大公開へ! 全国で14箇所!



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チリ=クーデターの映画2本。日本もアメリカも政府が守るは企業だけ? [社会政治]

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チリ=クーデターの映画2本。日本もアメリカも政府も守るは企業だけ?

「ミッシング」「サンチャゴに雨が降る」この2本はどちらも1973年チリのクーデターを描いたもの。歴史の授業では分かり辛いことも、映画で見るとよく分かる。「サンチャゴ」は市民目線。「ミッシング」は在チリのアメリカ人視点。両者で見ることでさらによく分かる。

この軍部クーデターはアメリカCIAが仕掛けたもの。チリ国民に人気があったアジェンデ大統領はアメリカによる搾取を終わらせようとした。チリに多くのアメリカ企業。その収益が失われることを恐れた政府が裏で画策、軍隊を抱き込み起こしたものだ。アメリカお得意の手。ピッグス湾事件も同じ構図。キューバのカストロ政権を倒そうと、亡命キューバ人をCIAが兵隊教育。彼らを使いクーデターを起こそうとした。が、ケネディは反対。アメリカ軍の派遣を止めたので失敗に終わる。

そのケネディ暗殺もチリのクーデターと同じ構図。ベトナム戦争を止められたら軍需産業の儲けが減る。それが背景の一つ。戦争も同じ。企業が儲かる。政府は賄賂をもらう。だから、戦争を始める。日本の消費税も同じ。実は企業の税を安くするためのもので、福祉のためではない。企業が払うべき法人税を代わりに国民に払わせているだけ。

山本太郎や共産党はそれを指摘しているが、テレビではそれをいう人はいない。最近は本当のことは言わないと有名になっている池上彰も「高齢化社会になるので日本では消費税の値上げは必要」と言い、「報道ステ」「NEWS23」のキャスターたちも、ことあるごとに「いつかは上げねばならない」と政府を擁護。マスコミで「消費税」の本当に使われ方を伝えるのはタブーなのだろう。立憲が「消費税5%に値下げ」を掲げられないのも、大企業を敵に回したくないという思いではないか?

話が逸れたが、アメリカでは政府=大企業が組んで、CIAを使い他国の政権をも転覆させ、企業の利益を図る。そのために国民が犠牲になり、個人の尊厳が踏みにじられても構わない。そんな姿勢が見える。「ドキュメンタリー沖縄戦」を製作した時も同様のことを感じた。戦時中の政府も軍も、沖縄を守る、救うという気はなく、本土防衛しか考えていなかった。政府はどの国でも、いつの時代でも、国民ではなく、自身と企業しか守らないのだ。


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映画「マッドシティ」=マスコミは白を黒と報道する。国民はそれを信じ込む? [映画感想]

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映画「マッドシティ」=マスコミは白を黒と報道する。国民はそれを信じ込む?

コスタガブラス作品にしてはエンタテイメント色が強い作品か?と思って見ていた。ダスティンホフマンがテレビのレポーター。ジョントラボルタが人質事件の犯人。クビになった彼が働いていた博物館に銃を持って抗議に行ったことから事件になる。居合わせたホフマンがそれを中継。「狼たちの午後」のような話か?と思いきや...

この作品が描くのはマスコミの暴走。視聴率を取るためには白を黒と報道。黒を白と伝える。ウケればいい。そのためにトラボルタは次第に極悪人に仕立てられていく。逆にいうと、真っ黒でもマスコミが扱えば真っ白になる。日本の政権がまさにそうなっている。そのマスコミをうまく使えば、真っ黒が緑になり都知事になれたりする。

マスコミ酷い。許せない!と感じる人もいるだろう。しかし、それに振り回され、安易に喜んだり声援を送るのは我々、市民なのだ。私たちが乗せられなければ黒を白にはできない。あの政権がこの間まで圧倒的な支持率があったのも同じ。フジサンケイグループのように嘘のデータを出していても、それを信じ込み。「やっぱ人気あるんだな」と思っていた人は多いはず。

そんなことを感じながらこの映画を見た。ラストはやはり悲惨なもので、同じ結末を日本でも現実の中で何度も見ている。


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「ホロコースト アドルフヒトラーの洗礼」あの政権と重なるナチスの暴走? [映画感想]

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「ホロコースト アドルフヒトラーの洗礼」あの政権と重なるナチスの暴走?

このタイトルからすると、ヒトラーの名前を利用したB級映画か?と思えるが、やはりコスタガブラス監督。かなり重いリアルな社会派。第二次大戦下。ナチスのSS隊員だった主人公はユダヤ人虐殺の事実を知り、告発を決意。ホロコーストものは多いがドイツ人の視点から描くのは珍しい。そして彼に協力するバチカンの若き神父。

だが、バチカンも、アメリカ軍も、彼らの告発には耳を貸さない。証拠を出しても無視。暴走するナチスを恐れて教会も、マスコミも、見ないふりをする。まさに、今の日本。暴走する政権をマスコミも検察も止めようとはしなかった。国の暴走とは理不尽がまかり通り、多くの人が目を塞ぎ、協力してしまうものなのか? これから見る人。この先はネタバレ。

最後にドイツは敗北するが、バチカンの態度に失望した神父は自らアウシュビッツに送られ、そこで死を受け入れる。主人公は捕虜になりナチスを告発する書類を作成するが、ホロコーストの関係者の1人として告発。絶望した彼は自殺。その彼の上司だったまさに責任者は医者を語り、バチカンの力を借りて国外逃亡。

「これでいいのか!」という結末を迎える。これもまた日本と同じ。公文書を改ざんした理財局長は長官になり、政権のために不起訴を続けた検事長は膨大な退職金をもらった。総理を告発した籠池夫婦は長期に渡り拘束。全てを失った。元法務大臣逮捕という展開があり期待が持たれるが、ナチスの暴走と重なるものが多い。


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コスタ=ガブラス監督「ミッシング」見終わって怒りと悲しみが込み上げる....。 [映画感想]

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「ミッシング」見終わって怒りと悲しみが込み上げる....。

コスタ=ガブラス監督。ジャックレモン、シシースパセック。チリ、アジェンデ政権の転覆クーデター。「サンチャゴに雨が降る」で描かれたあの事件で行方不明になったアメリカ人青年。その父(Jレモン)が息子を探しにチリへ。そこで見つめる過酷な現実。見終わって怒りと悲しみが込み上げる....。許せない。酷い。......凄い映画だった。



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コスタガブラス監督作品を続けて3本見た。 [映画感想]

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コスタガブラス監督作品を続けて3本見た。

10代の最後に「Z」と「戒厳令」を見て衝撃を受けた。が、それ以降、機会がなくアランパーカーやイーストウッドの社会派に惹かれていたが、やはり社会派元祖はこちら。

今になって過去の作品を見ている。「ミッシング」はチリのアジェンデ政権崩壊クーデーターが背景。「ホロコースト」はナチスの政策。「マッドシティ」は現在にも通じるマスコミの暴走。いずれも苦い結末。心から血が流れる思いをする。

沖縄戦もまた、これらと同じ構図だと感じる。


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