原発事故時に総理だった菅直人さんとお会いした! [原発の勉強]
原発事故の悲劇を描いた「朝日のあたる家」製作前にかなり勉強、取材した。いろんな話を聞いた。被害に遭われた方から当時の話を聞く。別の取材だったが、京大の小出裕章先生にもお話を伺う機会があった。本やネットで調べるだけだけでなく、関係者から聞くことは大事。一番、お会いしたかったのは菅直人総理。自己対策の責任者であり、ど真ん中にいた方。当時のことをお聞きしたかったが、そんな機会はなかなかない。
それが先日、ある会でお会いすることができた! 直接、お話しすることもできて、当時のことをいろいろお聞きした。あの話は事実なのか? あの原因は? 彼らの反応は? あのデマは? とかなり突っ込んで聞かせてもらった。菅元総理は細かいことまでよく覚えていて、かなり丁寧に話をしてくれた。おまけに「朝日のあたる家」のDVDもお持ちだと言う。めっちゃ嬉しい。また、この件は詳しく書かせてもらう。
これは靴ではない。放射性廃棄物だ。 [原発の勉強]
ケネディと菅直人の共通点。どちらも奴らに排除された? [原発の勉強]
「JFK」と原発事故の共通点はまだある。
軍需産業と一部の政治家が手を結び、
ベトナム戦争(大儲けのネタ)を止めようとしたケネディを暗殺したのと同じように、
原発推進をしたい人々は
浜岡原発を止めた菅直人を総理の座から引きずり降ろしたと言われる。
方法は違っても巨額の金儲けを邪魔する者は
大統領でも総理大臣でも排除してしまう。
この構図も同じである。
なんてことを書くと、原発事故に全く興味のない友人から
「お前、頭おかしいんじゃないか?
総理大臣って日本で一番権力があるんだぞ?」
と批判されそうだが、
実は原発推進派は総理を降ろすほどの力を、持っているということなのだ。
と書くと、また
「漫画の読み過ぎ! 影の総理とかが裏にいるっていうんだろ?」
と言われて理解してもらうのは、難しいかもしれない。
ケネディ暗殺と福島の原発事故ー共通点 [原発の勉強]
映画「JFK」のことをもう少し。
ストーン監督は映画の中で「なぜ、ケネディは殺されたか?」
をこう説明する。
ケネディ大統領が主張するように、ベトナム戦争から撤退すると、
軍需産業が膨大な収入を失う。それに付属する企業の売り上げが下がる。
もっともっと戦争を続けて金儲けがしたい。
例え若い兵隊が何十万人、死のうと金儲けが大事。
そこで軍部が中心となり、ケネディに恨みのあるCIAやマフィア。
そして政治家たちが手を組んで暗殺した。
この構図。日本の原発問題と似ている部分がある。
福一で事故があった。大きな被害が出た。
でも、原発を続ければ多くの関連企業が儲かる。
だから、被害が出ても原発から撤退せずに続けようとしている。
どちらも政治家と企業が結託して
国民の犠牲の上に金儲けを続ける構図。
「朝日のあたる家」を作るときに、そのこと思い出した。
(つづく)
オリバーストーン監督の「JFK」に励まされた [原発の勉強]
来日中のオリバーストーン監督。
「JFK」を思い出す。
全て実名でケネディ暗殺事件の真相を描いた映画。
公式には狙撃犯はオズワルドということになっているのに、
実はCIA、軍部、マフィアらが手を組んで
ベトナム戦争からの撤退を言い出したケネディを殺害したと訴えた作品だ。
かなりの関係者がすでに亡くなっているとはいえ、
実名で描くのはもの凄い勇気。
日本で原発問題の映画を作るだけでも、あれこれ批判されるのに、
そんな比でないもの凄い圧力と、辛辣な批判を受けたに違いない。
それでも彼は「JFK」を作り公開したのだ。
「朝日のあたる家」を作ってしまった今、
そのずっと先を走るストーン監督の存在に勇気づけられる。
(つづく)