雪、溶けぬままー大島渚監督、死去 [製作準備PART2]
大島渚監督が死去。
また、巨匠が一人逝ってしまった。
彼が元気でいたなら、きっといち早く原発の映画を作っただろう。
いや、映画を作らないまでも、
原発に対してどう考えるか?
聞いてみたかった。「朝まで生テレビ」で推進派と議論してほしかった。
もう一度、彼の作品。見直したい。
*
一昨日、積もった雪は溶けぬまま
道路で氷になっている
昨年から続く仕事も未だ終わらず。
「朝日のあたる家」の作業はどんどん増えて行く。
原発に関する勉強も続けなければならない。
いつ何時、大きな展開がありシナリオを変更せねばならないか分からないし
映画の中で描かなくても、原発に関して詳しく知らないと
映画自体が弱くなってしまう。
そのため、時間さえあれば関係書籍を読み
今もニュース番組を1日4つ録画して見ている。
ま、見る時間がなく。どんどん録画が溜まって行くのだが、
スタッフ集め、キャスティングも本格化
ロケ地の最終選定もせねばならない。
(つづく)
大晦日が近づくが仕事が終わらない。 [製作準備PART2]
12月30日だというのに、仕事が続いている
正確にいうと、やらねばならないことが山積み
年賀状を書く時間もなく。
お礼メールを書く余裕もなく
年内に終わるはずだった仕事を続けている。
問題は次々に出て来て、それを解決するために時間を取られる。
地方から帰省した友人が飲み会に誘ってくれたが
参加することもできず、申し訳なく思う
連絡せねばならない友人や仕事関係者もいるが
気づくといつも電話できない時間になっている。
ブログの更新も大切な仕事。
経費をかけずに映画の宣伝ができる。
が、1回書いたからと効果はない。
毎日、頻繁に更新しないとアクセス数は上がらない。
「やることリスト」を作ると、
その分量に驚く。優先順位をつけてグループ別にまとめる。
ウエイティング・リストも作る。
余裕ができたらコレ!という具合に片付ける。
気になるのは体調が本調子でないこと。寒さのせいか?
放射能のせいか?
それとも年齢のせいか?
いやいや、1本の作品が終わる頃はいつも体ガタガタだ
けど、次なる新作が始まる。休息と回復も大事。
今回こそ、過労で倒れたり、過労死はできない。
こんなまま大晦日を迎え、新年を迎えていいのか?
焦りと、後悔だけが込み上げて来る。
(つづく)
映画を作るために、別の仕事をせねばならないジレンマ。 [製作準備PART2]
次回作「朝日のあたる家」の準備が進む。
が、同時に生活のための仕事もせねばならない。
撮影1ヶ月前になれば、映画に専念するが、それまでは両立が必要。
というのも監督業、映画が終わって残るのは膨大な借金だけ。
日本の映画監督の宿命。
ハリウッドのように大金持ちになることはない。
撮影が終わってから「赤字なので監督料はなしでいいよね?」とか
信じられないことを言い出す製作会社も多い。
さらに、僕の場合。
監督以外にも、脚本を書き、プロデュースも担当。
1年以上前からロケハン。風景撮りもする。
結果、7人分くらいの仕事をする。
なのに、その間のギャラは出ないし、経費も自腹。
けど、そうすることで映画が2ランクアップする。
低予算の映画でも、四季の美しい風景を描くことができる!
が、経済的には大変。
だから、映画作りと別に仕事をせねばらない。
そのためにかなりの月日を盗られる。
昨年は休息が必要なことも昨年学んだ。
過労で倒れて、半年間寝たきりとなった・・。
今もウクライナでひいた風邪が未だに完治しない・・。
放射能のせいか?
さまざまな思いの中。
忘年会にも行けず、年始年末も休まず作業が続く・・.
それでも、「朝日」は作らねばならない!
(つづく)