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「作り手側の捨て身の誠意を感じました」 [シナリオ感想]

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 読者の梅茶さんから、シナリオの感想文を頂いた。

 以前にも心の籠ったコメントを書き込んでくれた。

 ありがとうございます。

 今回もブログ上で紹介させて頂きます。

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「朝日のあたる家」、

 決定稿の台本を読ませていただきました。

 いつも思うことなのですが、世の中には自分の知らない、

 知らされていないことが、たくさんあります。

 この物語でも、大丈夫、異常は認められない、正常の域、などなど、

 聞こえのいい言葉の氾濫が、私たちの判断力を、鈍らせていきます。

 また、物事には、いろんな面があり、どこかで一握りの人々が経済的に得をする、

 または優位に立てる、そんな一面も、持っています。

  そんなことは、子供の頃は、わかっていませんでした。

 大人になって気づいたこと…、

 でも、この物語では、そこのところを、逃げずに真っ正面からえぐっていきます。

 そこに、作り手側の捨て身の誠意を感じました。

 知らなかった、では遅すぎることを、知ってもらう、

 あるいは前もって対処してもらうことで、どれだけの人の不幸を回避できるでしょうか。

 物語が明るいトーンから、重苦しいトーンに移り、

 先の見えない家族の行方を見守る形でエンディングを迎えます。

  暗い映画かもしれません。

 今現在も福島で苦しむ方々には、酷な内容かもしれません。

  けれど…、 私たち人間は、情報をもとに判断を下す生き物です。

  母親なら、知っていることで、ブレない行動を貫き通す原動力にもなります。

  この物語の価値は、そこにある…、

 だから、たくさんの人々に見て欲しい…、

 そう切実に思ってしまいました。

 編集作業、大変ですが、お身体に気をつけて、

 納得のいく作品作りを目指していって下さい!

 
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台本を読むだけで涙が止まらない [シナリオ感想]

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 原発事故を題材とした次回作

 シナリオを友人に読んでもらった。

 その感想を紹介する。

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台本読むだけで涙が止まりません。
すみません。感想文、支離滅裂かもしれませんが

台本を読んで思ったことは
子供たちの30年後の未来を守るのは
今の大人たちなんだなぁ!ってことです。

ストーリー序盤ではメディアは『大丈夫』を繰り返します。
やがて『ボロ』が出てきて避難命令が出て、
その範囲も拡大されていきます。

お父さんは最後の最後までメディアを信じようとします。
日本国民の大半がこの『お父さん的考え』なのでしょう。
僕も台本読むまでは全く同じでした。

『日本では放射能で死んだ人はいない』と言った人がいますが、
今のままではこれから先、危険度が増すのでは?

放射能は目に見えない悪魔。

台本での『舞の鼻血』が伝えてくれます。
ごく普通の一般家庭に突然訪れる不幸。

今回の太田監督作品は映画といいながら
ドキュメントなのかもしれません。

ラストであかねと舞が『*****』と言います。
『*******』ではなく『*****』と言います。

それは未来へ期待を込めた『*****』なのでしょう。
原発がなければ言う必要がなかった『*****』なのに。

でもこれは台本の中だけでなく
実際に日本で起きている現実なのでしょう。

この映画が上映されて、現実世界でのあかねや舞が
出ないようになってほしいです。


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原発事故はあまりにも悲しすぎます。 [シナリオ感想]

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 "青い青い空”ブログでは何度も登場。読者の方々にも有名な

 和歌山の小玉虫シスターズ

 (ブログ読書に有名なだけでなく、なぜか、出演者やスタッフも

 知っている!恐るべき小玉虫シスターズ! 真子やミチルも認知している?)

 地元で撮影された”ストロベリーフィールズ”の大ファンで

 ”青い青い空”も冬休みに、浜松まで見て来てくれた。

 そのお父さんにシナリオを送り、読んでもらった。

 というのは、東京では毎週、官邸前で反原発デモが行われているが

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 遠くへ行くに連れて、原発問題への関心が薄れて行くからだ。

 果たして和歌山で読むとどうか? 

 そう思い。小玉虫パパにシナリオを読んでもらった。

 もしかすると、全く感じることがないかもしれない?

 幸いそういうことはなく、先日、感想を掲載させてもらった。

 すると、小玉虫たちも読んだとメールをもらう。

 ”ストロベリーフィールズ”を見てくれたときは、2人とも小学生だったが

 今は中学生と高校生か?

 そんな子たちの感想とはいかなるものか?

 ご紹介したい。


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 小玉虫シスターズです。

 お父さんから新しい映画の台本を渡されて読ませてもらいました。

 最初に思ったのは大人じゃない私たちにも理解しやすい内容でした。

 家族構成は両親と二人姉妹。ウチと同じです。

 同じ話を繰り返しすりお父さん。

 それにツッコミ入れる舞ちゃんとか、本当にウチと似ていますo(^o^)o

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 そして海に向かって陣取る怪物の事故。

 これよりあかねと舞の家族に訪れる不幸。

 いえ、不幸という二文字では足りないかもしれませんね。

 原発事故はあまりにも悲しすぎます。

 でも今、日本で現実に起こっているんですね。

 あかねちゃんと舞ちゃんは、どことなく私たちに似てる感じがするし、

 他人事だと思えなくなりました。

 ラストのあかねちゃんと舞ちゃんの言葉、

 生まれ育った街を離れるときの言葉には、なんとも言えない悲しみに襲われました。

 私たちは、この台本を絶対に映画にしてほしいと思います。

 そして日本中どこででも、どの場所ででも、同じ空気を吸えて、

 同じ青い青い空が見られる環境が整ってほしいと思います。


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何もしないでいると、この無知の底無し沼に足をとられてしまう [シナリオ感想]

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 「朝日のあたる家」シナリオを読んだ方から

 感想文が届いた。胸に突き刺さる文章だった。

 ご紹介する。

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 浜岡原発…、私には苦い思い出があります。

 私の父は電力会社の技術職でした。

 学生の頃、家族旅行の途中で浜岡原発に寄り、資料を展示している館を見学しました。

 私の幼い頃は、父は台風や雷がなると、真夜中でも会社に行き、

 停電の対応に追われる日々を過ごしてきました。

 その頃は原発などなく、安定した電力供給を、父ながらに夢みていたのでしょう。

 浜岡原発の詳しい仕組みや働きを説明する展示物を見ながら、

 父は、誇らしげに目を輝かせていました。

 そんな父を、私は複雑な心境で見つめていました。

 なぜかと言うと、当時私は、友達に誘われ、

 原発の出す放射能がいかに危険であるかを警告する活動をしていたから、です。

 ムラサキツユクサという野草は、原発の近くに生えるものを観察すると、

 その雄しべに異常に突然変異が増える、という現象が注目されていました。

 この雄しべは、細胞が顕微鏡で観察しやすいので、突然変異があるとすぐわかる、

 という特性がありました。

 原発の放射能が、細胞に突然変異を起こす…、

 そんな危険性を、私は友達と発信していたのです。

 ビキニ環礁で被爆した久保山愛吉さんを救おうというデモ行進もしました。

 そんな私は、まるで反対の立場の父に、

 どうしても自分のしていることを言うことができませんでした。

 父の苦労してきた道と未来へかける思いに、青臭い学生ごときの私に何が言えたでしょう。

 何も言えないどころか、

 私は、結局、原発反対運動を止めてしまったのです。

 父の、原発にかける思いと、まさか本当に放射能が我々に牙をむくなんて…、

 という楽観に、私は負けてしまったのです。

 あの時、もっと真剣に父と向き合い、原発の危険性をちゃんと訴えていれば…、

 臭いものに蓋をするように、見たくないものは見ようとせず、

 小さな植物がその身で発信してくれていた警告に、目をふせてしまったのです。

 「朝日のあたる家」、この物語を読んで、私は、

 住民に本当のことを知らせなかった日本政府が、私自身と重なって、

 苦しくなってしまいました。

 この物語には3つの無知が存在します。

 1つは、中学生の舞ちゃんの無邪気な無知…、

 2つめは、お父さんの、自分たちの置かれている状況を知ろうとしない無知…、

 3つめは、日本政府の、住民に真実を知らせようとしない暴力的ともいえる無知…。

 私たちは、何もしないでいると、

 この無知の底無し沼に足をとられてしまうのかもしれません。

 美しい自然、家族の団欒、子供たちの明るい未来…、

 そんなささやかな、普通の日常は、大人たちが全員で、全力で守らないと、

 一瞬にして崩れ去る幻、なのかもしれません。

 シンプルだけど、深いメッセージの込められた「朝日のあたる家」、

 この物語が1人でも多くの人に見てもらえて、

 心の目を覚まして欲しい…、

 そう、切実に思いました。


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身体を脅かす物(放射能)を使ってまで作り出した電気 [シナリオ感想]

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 一般オーディションに来てくれた中学生。

 「青い青い空」にも出演してくれたトラちゃんの感想

 はっきりいって感動した。

 ご紹介する。

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 私は、台本を読み終わった時、

 もし浜岡の原発が爆発して、映画と同じような悲劇が現実のものになってしまったら・・・。

 と考えて、背筋に寒気が走りました。

 自分の友達が、家族が、舞やあかね達と同じ状態になってしまったとしたら・・・。

 何故あんなに危険な物が、

 今だに日本中に残っているのでしょうか?

 私はこの映画は、今まで私たちが目を背けてきた、

 苦しく辛い、

 しかし、受け入れていかなければならない現実を

 見せてくれると思います。

 自分たちの身体に危険を脅かす物を使ってまで作り出した電気を、

 本当に使う必要があるのでしょうか?

 この映画に関われる事を、私は誇りに思います。

 今私たちが知らなければいけない事実、それを知った上で、

 伝える立場に立つ事が出来る。

 これ以上の幸せは、私にはありません。

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もし我が家が原発問題に直面したら僕は…? [シナリオ感想]

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  次回作のシナリオ
 
 原発事故に巻き込まれた家族を描いた物語

 現在、極々、親しい内輪の友人たちに読んでもらっている。

 そんな一人。和歌山県の友人が感想をくれた。

 ご紹介する。


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先ず、今回の主役となる家族。

父母と二人の娘の四人家族。我が家の家族構成と同じ。
あかねと舞の姉妹は『となりのトトロ』のさつきと、めいタイプでしょうか?
先ず、それで親近感が湧きました。
台本読んでいくにつれて

政府や電力会社の金儲け主義にムカついてきます。

最初は大丈夫大丈夫。大したことない!
と言っときながら避難範囲が拡がっていく。

そして、もし我が家が原発問題に直面したら僕は…嫁は…娘たちはどうするんだろう?
と考えさせられました。

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僕らが住んでる和歌山県には、原発はありません。

でも僕が小学生の頃住んでいた日置川町
(合併して現:白浜町)にも原発建設計画がありました。
子供のころの記憶なので曖昧ですが、
当時も関西電力は『原発のええこと』ばかり言ってたような気がします。

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地元雇用が増えて町が活性化する。

多額の固定資産税が町に入る。
色んな補償金で『箱もの』や『公園』が作れる等々。

でも当時の大人たちの最終決断は『原発反対』でした。

用地買収もある程度進んでいましたが、
関西電力は日置川町への原発建設を断念しました。

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日置川町市江地区の海岸近くの山林の登記名義は今も
『関西電力株式会社』で多く残っていると思います。

原発を拒否した日置川町は、その後過疎化をたどり

最終的には旧白浜町と合併して、今の白浜町となりました。

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でも日置には昔と変わらず青い青い空、綺麗な海が残っています。
農業も漁業も盛んです。

決して裕福でなくても自然を大切にし、その自然から得るもので
生計を立てている日置は

僕にとって大切な大切な故郷です。

福島原発被害に直面された人々は今も不自由な生活を送られています。
毎週末の総理官邸デモに全く耳を傾けない役人たち。

このままでは、あかねと舞のように故郷を離れていく子供たちを
何人作ってしまうのでしょう?
本当に日本はどうなってしまうんでしょう?

太田監督の台本が映画化されて

政府や電力会社役員の耳に届いてほしいと願います。

すみません。思うがままに感想を書いてしまってます。
乱文や意味不明の部分やネタバレの部分もあると思いますが
率直に書いてしまいましたm(__)m

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何も予備知識無しで見たらホント、衝撃を受ける描写 [シナリオ感想]

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 次回作のシナリオ

 原発事故を題材にした家族の物語。

 読んでくれた友人から感想が届いた。

 ご紹介。

 40代。男性。会社員。映画ファン

 ネタバレは伏せ字にさせてもらった。


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シナリオ読み終わりまして。

強烈なボディブローをくらったような、重さを感じているところです。

昔見たオリバー・ストーンの「サルバドル」の後のような感じです。

作者のやるせなと「怒り」を感じる重さとでもいいましょうか。

そういう感じを受けました。

それゆえに、凄まじくパワフルでありました。



初めのあかねのモノローグで「ストロベリーフィールズ」の冒頭を連想しましたが、

これが太田映画らしさでしょうか。

フツーの日常から、地震、避難、そして**と、

時系列に進む構成はスタンダードであり、

ゆえに分かりやすい形だと思います。

お父さんが全く行動を起こそうとしないのが「いい味」を出しています。

マスコミの描写がえらくリアルですわ。



あかねが****するシーンは、ショックでした。

何も予備知識無しで見たらホント、衝撃を受ける描写です。

上手い…(ゆえに辛い)。



光太郎が舞の将来を語るシーン、

お好み焼きの回想シーン、最後の「*****」。

映像で見たら、この箇所は泣くでしょうね。



役者に関しては。

「青い青い空」の印象がどうしても重なってしまいました。

お父さんが塩見三省でお母さんが鈴木砂羽、

のイメージで読んでしまいました。

光太郎が関西弁ということで、波岡氏が出てきちゃいました。(イメージしてしまいました)

あかねはAKBの秋元才加か梅田彩佳か。(合うんじゃないですか)

舞はNMB48の山田奈々でしょうか。

この間深夜にテレビをつけたらNMBの番組やっていて、

元気よかったのに引き付けられて、しばらく見ていて印象に残ってるので。

毎度のことながら、とりとめなくてすいません。

映画化されるのが楽しみです。



(つづく)


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絶対泣く!と思いました。 [シナリオ感想]

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 次回作のシナリオ

 原発事故の悲劇を描いた物語

 シナリオを読んでくれた方からの感想をご紹介

 今回は医療関係のお仕事をされている女性

 心に響く感想をもらった。

 どうもありがとう。

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 本当は、震災直後からずっと

 福島に心を傾けていたら見えていたこと。

 でも放射能のこと、原発のこと、あまりに身近すぎて
返ってみんな目をそらしているんだと思います。

 だからきっと、この脚本が映像になって 物語になって、

 俳優さんが実際に存在する身体で、声で
演技をつけたら、実在のものがたりとして、
改めてみんな現実を見ることができると思います。

 自分自身、本当は東京を離れた方がいいとわかっていても、
離れられないのは。

 どこかに、今の放射能汚染を現実と思いたくない、
気付かないふりをしていたらそのまま何とかなるんじゃないか
という甘えだったり、逃避心理が働いているのだと思います。

 自分も含めて、もう一歩「いまここにいる」自分のことを
真剣に考える、その後押しをしてくれる作品だと思います。

 初めは、この作品の中で、

 福島で被ばくした現実の方の声も
あったらいいんじゃないか、と思いましたが、

 監督から、この作品そのものが、すべて福島で実際にあった
ことだと聞いて、これがすでにその声なんだと思いました。

 私がいちばん切ないと思ったのはお父さんです。
死に行く子供もつらいけど、

 死なせたくない、守りたいと思いながら、

 でも自分が信じて努力したことがすべて無駄になってしまう。

 こんな無力感を、ごまかさずに正面から受け止めて
生きているお父さんは、責められるべきではないし、
そう描かれていると思います。

 ラストの「************」と叫ぶシーン、

 絶対泣く!と思いました。
というか脚本の時点で泣けました。
(お好み焼きの日を振り返るシーンも泣けました)

「返せ!」じゃなくて「********」
故郷への感謝、どうしようもない悔しさや理不尽さ、
言葉で説明できない感情が形になるシーンだと思います。

 あと、福島原発の事故直後からの報道とマスコミの言い方、
それにだまされていた自分たちを、

 この映画を見ることで感情を伴って再確認できる気がします。
そしてそれがまだ終わっていないことも。

 できるだけ多くの方に観てもらいたいと思います。

 たくさんの人が見れば、
放射能のことを話すとちょっと失笑される、

 みんなマスクもしない、
本当は失っている日常生活にしがみついている現状が、
変わっていくと思います。

 絶対に形になるべき作品だと思います。


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映画になったら、恐らく号泣でしょう!!! [シナリオ感想]

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 このブログではお馴染み

 ”青い青い空”応援団・ぐるっぽのfumiさん

 次回作のシナリオ

 原発事故が題材の家族の物語

 を読み、感想文を送ってくれた。

 ご紹介する。


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こんにちは、fumi です

シナリオ読みました・・・・・

情景が浮かんできます、

キャストも僕が勝手に決めたイメージで読みま した

とても良い作品です・・・・

エンディング泣きました!!

映画になったら、恐らく号泣でしょう!!!

映画の完成、

このシナリオを読んで、とても楽しみになりました。

一足先に読ませて頂きありがとうございました。


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「どんな役でもやらして欲しい!」若手俳優の声 [シナリオ感想]

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 「この映画に出たいです!」

 と前々からいってくれていた若い役者さんがいる。

 で、シナリオを読んでもらったら、感想文をくれた。

 なかなか、思いが籠っているので紹介する。

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 「朝日のあたる家」脚本読ませて頂きました。

 力強くて、監督の覚悟を感じました。

 政府やマスコミの報道では伝わらない真実を伝えようとされてると。
 
 読みながら、ドキュメンタリーを映像で観ているような感覚にもなりました。

 ここには家族の物語があるけれど、これは作り物ではない。

 それと同時に、ドキュメンタリーではなくて

 映画で伝えることの力をすごく感じます。

 脚本に真実があって、それを我々俳優が生きることで伝えられるもの。

 どんな映画にもあるものだと思いますが、

 この映画はそれがものすごく強いものになると感じました。

 平田家の葛藤、出した答え。
 
 岡本のおばちゃん。

 光太郎の思い。父、俊夫の思い。

 今も実際に避難生活を余儀なくされている人たち。

 新しい土地に移って生活をされている人たち。

 それぞれに出した答えや選んだ道があって正解はないのかも知れません。

 唯一つの正解があるとすれば、

 それは家族の命や生活、人生が原発や、

 何か大きな別のものに奪われてはいけないということ。

 そう感じました。

 平田家が最後に街を去っていく。***は30歳までは生きられない。

 結末が原発のリアルを訴えていてたまりませんでした。

 会館での政府役人と主婦たちのやりとりのシーン、

 女性の強さを感じました。

 本当に強いのは、男ではなく女性だと。母だと。

 男は戦争を始めるけど女性は子供を守る。

 避難所で舞と子供たちが外で遊んでしまうシーンが、

 いたたまれなくてつらくて・・・・

 このシーンを映画館で観たとしたら、つらくて席でもだえてしまうと思います。

 でも、これも真実なのだなと。

 正しい情報が伝えられなかったために

 被爆しなくてすんだはずの人たちが、子供たちが被爆した。

 どんな役でもやらして欲しいと、監督に手紙で伝えました。

 今でもその気持ちは変わりません。

 この映画に関われるのなら、どんな役でも精一杯やらせて頂きます。

 ただもう一方で本を読んで素直に、強烈に僕の中に浮かんだのは、

 光太郎役をやりたいという気持ちでした。

 役者としての自分のエゴかも知れませんが、

 このストレートな脚本を読んだ時、

 自分の素直な思いを監督に包み隠さずぶつけようと思いました。

 長々とまとまりのない文章をすいません。

 かっこつけずに正直にと思った結果

 このような稚拙なものになりました。お許し下さい。


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