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「作り手側の捨て身の誠意を感じました」 [シナリオ感想]

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 読者の梅茶さんから、シナリオの感想文を頂いた。

 以前にも心の籠ったコメントを書き込んでくれた。

 ありがとうございます。

 今回もブログ上で紹介させて頂きます。

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「朝日のあたる家」、

 決定稿の台本を読ませていただきました。

 いつも思うことなのですが、世の中には自分の知らない、

 知らされていないことが、たくさんあります。

 この物語でも、大丈夫、異常は認められない、正常の域、などなど、

 聞こえのいい言葉の氾濫が、私たちの判断力を、鈍らせていきます。

 また、物事には、いろんな面があり、どこかで一握りの人々が経済的に得をする、

 または優位に立てる、そんな一面も、持っています。

  そんなことは、子供の頃は、わかっていませんでした。

 大人になって気づいたこと…、

 でも、この物語では、そこのところを、逃げずに真っ正面からえぐっていきます。

 そこに、作り手側の捨て身の誠意を感じました。

 知らなかった、では遅すぎることを、知ってもらう、

 あるいは前もって対処してもらうことで、どれだけの人の不幸を回避できるでしょうか。

 物語が明るいトーンから、重苦しいトーンに移り、

 先の見えない家族の行方を見守る形でエンディングを迎えます。

  暗い映画かもしれません。

 今現在も福島で苦しむ方々には、酷な内容かもしれません。

  けれど…、 私たち人間は、情報をもとに判断を下す生き物です。

  母親なら、知っていることで、ブレない行動を貫き通す原動力にもなります。

  この物語の価値は、そこにある…、

 だから、たくさんの人々に見て欲しい…、

 そう切実に思ってしまいました。

 編集作業、大変ですが、お身体に気をつけて、

 納得のいく作品作りを目指していって下さい!

 
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