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Facebook友達のSさんが「朝日のあたる家」を見て感想をくれた。ご紹介する! [「朝日のあたる家」観客の感想]

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Facebook友達のSさんが「朝日のあたる家」を見て感想をくれた。ご紹介する!


先日ゲオ宅配レンタルで、やっと『朝日のあたる家』が届きました[exclamation]
以下感想を書かせていただきます。

○見終わったあと、まず最初にしたことが。自分のうちから一番近い原発を探すことでした。玄海原発で、106キロでした。小2の子どもがいます。映画では60キロ圏内の設定だったので、これはギリギリ、もしくは危険な範囲かもしれないと思うと、その晩は眠れない感じでした。

映画では、家族を守るため、それぞれが奮闘してるシーンは本当に涙が出ました。しかし、原発、ひいては国家という大きなものが前に立ちふさがるような流れに、憤りを感じずにはいられず、最後の朝日があたる中で町を去るシーンは、様々な複雑な感情が沸き上がりながら見終えました。

この映画で、観客の私は、
いわば小さな小さな疑似体験をさせてもらったようなもの
なのですが、それでも福島
の現実には遥かに想像が
及ばないかもしれません。

しかし、監督始め出演者のみなさんやスタッフの方の渾身の力のおかげで、知ることができて、小さな体験を映画で
させてもらうことができました。本当にありがとうございます!最後に、山本太郎さんの、演技とは思えぬセリフの
重み。あの頃から太郎さんは
全然かわってないんだなと
感動いたしました。これからも応援させてもらいます。

以上が感想です[わーい(嬉しい顔)]
長々なりましたが、
やっと考えがまとまり、
感想を送ることができました。読んでいただけるだけで
感謝です。

まだまだ暑い折り、
お身体ご自愛下さい。
記事を楽しみにして
おります



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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」感想ー元気でふる里に戻ってきて欲しい。そう願わずにはいられません。 [「朝日のあたる家」観客の感想]

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朝日のあたる家」感想ー和歌山県の男性(50代)からの手紙

 昨日、市内のTSUTAYAで「朝日のあたる家」のDVDを借りてきて、本日見せて頂きました。冒頭の空と雲、海、山、家並み、桜や菜の花、お寺の屋根・・・懐かしさがこみ上げてきました。

 まさに美しい日本の原風景。 だからこそ、我がふる里の風景にも似ていて、おそらく見る人たちすべてが「そこは日本の遠いどこかではなく、自分のふる里のようだ」と思える懐かしさを抱かせてくれます。 

 これから起こる出来事は、もしかしたら自分の町で起こることかも知れないのです。優れた映画は私たちに、日常では体験できない特殊な世界=非日常を楽しませてくれますが、同時にそれがどこまで普遍性を持つかが、作品のリアリティーを高めるものだと思います。

 リアリティーがなければ「所詮は映画の中での出来事。実際にはあり得ない」と思えるでしょう。特に原発の怖さを描いたこの作品では、リアリティーが命です。

 「わたし(あかね)」のナレーションを聞きながら、魚港に帰ってくる漁船のエンジン音を耳にすると、「ストロベリーフィールズ」の冒頭のシーンが甦ってきます。「ポンポンポン」という優しい鼓動は、物語の始まりを前にした胸の高鳴りのようですね。

 原発事故による放射能汚染の怖さは、それが目に見えないからいっそう恐ろしいですね。まるで「プレデター」みたいです。


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 真実を伝えない政治家やマスコミ、住民たちが事実を知らないことの恐ろしさ、それ以上に事実を知らされないことの怖さ、防護服を着た男達の不気味さ、事故後の町の様子(人っ子ひとりいないまるで「ゴーストタウン」のような・・・あっ、この言葉でどっかの政治家が非難されていましたね)、枯れた畑、父のいちごハウス(あんなに丹誠込めて新鮮ないちごが実っていた緑濃かったハウスが荒れ果て、天井が破れ、一面無残に茶色になったーあの風景はどのようにして撮影したのでしょうか?)

 体育館に集められた住民が被爆線量を測られる風景は、アウシュビッツを思わせました。 地域住民への説明会の様子〜おそらく一般市民の人たちでしょうがとてもリアルで、まるで報道番組を見ているような臨場感や緊張感がありました。

 まいが「幸せってなんだろうね。」と問いかける。まさに太田監督が描きたかったテーマですね。食事のテーブルを囲む家族のごく当たり前の会話、差し込む朝日。 思いっきり外で遊べること。 胸いっぱい空気を吸い込めること。

 清らかな水面に踊る光。 鳥のさえずりまで・・・当たり前の日常がどれほど得難いものであるか。 どれほど幸せであるか。(それだけに当たり前のささやかな幸せは、こわれやすいものであるのですね。 意識して、努力して、感謝して、大切にしなければ、簡単に失われるものなのですね。)

 家族が再び戻ってこれるように、独りで必死になって除染をする父の姿は本当に痛々しかったです。 並木さんの演技に胸が詰まる思いでした。 その努力も空しく、故郷を去らねばならない日、車の中からなつかしいふる里に別れを告げるシーン。 

父は「お前たちのふる里をもう一度見ておこう。ここがお前たちのふる里だ。」

母が「こんなにきれいなのに、放射能で汚れているのね。」

と言う。 改めて放射能という見えない「悪魔」に戦慄を覚えました。 それでもあかねやまいは、「ありがとう。ありがとう。」と繰り返す。 やり場のない、何とも複雑な感情が溢れました。

 彼女たちが再び、美しいふる里に戻って来れる日は来るのだろうか。 たとえそれが、十年後、二十年後でも、たとえその時はもう、母親になっていても、いい歳のおばちゃんいなっていたとしても、元気でふる里に戻ってきて欲しい。 そう願わずにはいられません。


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 死んだと思ったブルースがちゃんと生きていた。 汚染され、誰もいなくなったふる里に、ただ一人(ただ一匹)、きっと彼女らの帰りを待ちながら、その日の来るのを信じて、生き続けるに違いない。 さりげなく挿入されたほんの数秒のブルースのシーンは、監督の用意した一つの「救い」(もしかしたら「祈り」)だったのかも知れませんね。

 大好きな「星の王子さま」の有名な台詞を思い出します。「大切なものは目に見えないんだ。」 放射能の怖さは「目に見えない」ものです。 だから、気づかぬうちに忍び寄る。 そして、環境を汚染し、健康を、ついには命をも脅かす。 すぐには現れず、いつ顔を出すか予測がつかないのもやっかいです。 でもそれを克服するのもまた、「目にみえないもの」なのですね。

 人間の英知だったり、「NO!」と言う勇気だったり、家族の絆や愛だったり、人と人の連帯だったり。 福島の原発事故は眠っていた世論を揺すぶり起こしてくれました。 特にノンポリと評される若者たち、学生たちを覚醒させました。 国会前の大きな反対行動はマスコミや、一部の政治家をも動かし始めました。 映画の最後に挿入されたそのシーンもまた、この映画の一つの答えであり、若い世代への監督からのエールのように思えました。

 「子どもたちに伝えたい大切なこと」という監督の映画作成の目的は、この映画では「子どもたちに伝えねばならない大切なこと」という使命感のような切実な動機に変わっていたのではないでしょうか。 舞台挨拶で山本太郎さんがいみじくも言っておられましたね。


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 「この映画は人々の支援だけで作られました。みんなの祈りみたいな映画です。テレビや新聞で伝えれないこと。それがこの映画では描かれています」

「朝日のあたる家」で監督が描いた「大切なこと」とは「原発をめぐる真実」ということだと思います。太田監督だから描くことのできた真実が、この映画にはあります。

 オバマ米大統領は広島演説で、「私たちは戦争の苦しみを体験しました。 共に平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう。」と述べました。 まさにこの言葉を借りるなら、「私たちは原発の怖さを体験しました。

 共に脱原発を広め、原発のない世界を追求する勇気を持ちましょう。」ということですね。 太田監督の勇気ある行動が、この映画を私たちに届けてくれました。 心からの感謝と深い敬意を申し上げます。 ありがとうございました。 そしてご苦労様でした。

 どうか健康に留意されて、これからも素晴らしい映画を私たちに見せて下さい。


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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」は若い世代への監督からのエールのように思えた。 [「朝日のあたる家」観客の感想]

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「朝日のあたる家」のDVDを借りてきて、本日見せて頂きました。

 by 和歌山県の男性 50代

 冒頭の空と雲、海、山、家並み、桜や菜の花、お寺の屋根・・・懐かしさがこみ上げてきました。 まさに美しい日本の原風景。 だからこそ、田辺の風景にも似ていて、おそらく見る人たちすべてが、「そこは日本の遠いどこかではなく、自分のふる里のようだ」と思える懐かしさを抱かせてくれます。 これから起こる出来事は、もしかしたら自分の町で起こることかも知れないのです。

 優れた映画は私たちに、日常では体験できない特殊な世界=非日常を楽しませてくれますが、同時にそれがどこまで普遍性を持つかが、作品のリアリティーを高めるものだと思います。 リアリティーがなければ、「所詮は映画の中での出来事。 実際にはあり得ない」と思えるでしょう。 特に原発の怖さを描いたこの作品では、リアリティーが命です。

 「わたし(あかね)」のナレーションを聞きながら、魚港に帰ってくる漁船のエンジン音を耳にすると、太田監督の「ストロベリーフィールズ」の冒頭のシーンが甦ってきます。 「ポンポンポン」という優しい鼓動は、物語の始まりを前にした胸の高鳴りのようですね。


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 原発事故による放射能汚染の怖さは、それが目に見えないからいっそう恐ろしいですね。 まるで「プレデター」みたいです。 真実を伝えない政治家やマスコミ、住民たちが事実を知らないことの恐ろしさ、それ以上に事実を知らされないことの怖さ、防護服を着た男達の不気味さ、事故後の町の様子(人っ子ひとりいないまるで「ゴーストタウン」のような・・・あっ、この言葉でどっかの政治家が非難されていましたね)、

 枯れた畑、父のいちごハウス(あんなに丹誠込めて新鮮ないちごが実っていた緑濃かったハウスが荒れ果て、天井が破れ、一面無残に茶色になったーあの風景はどのようにして撮影したのでしょうか?) 体育館に集められた住民が被爆線量を測られる風景は、アウシュビッツを思わせました。 地域住民への説明会の様子〜おそらく一般市民の人たちでしょうがとてもリアルで、まるで報道番組を見ているような臨場感や緊張感がありました。

 まいが「幸せってなんだろうね。」と問いかける。 まさに太田監督が描きたかったテーマですね。 食事のテーブルを囲む家族のごく当たり前の会話、差し込む朝日。 思いっきり外で遊べること。 胸いっぱい空気を吸い込めること。 清らかな水面に踊る光。 鳥のさえずりまで・・・当たり前の日常がどれほど得難いものであるか。 どれほど幸せであるか。(それだけに当たり前のささやかな幸せは、こわれやすいものであるのですね。 意識して、努力して、感謝して、大切にしなければ、簡単に失われるものなのですね。)

 家族が再び戻ってこれるように、独りで必死になって除染をする父の姿は本当に痛々しかったです。 並木さんの演技に胸が詰まる思いでした。 その努力も空しく、故郷を去らねばならない日、車の中からなつかしいふる里に別れを告げるシーン。 父は「お前たちのふる里をもう一度見ておこう。 ここがお前たちのふる里だ。」 

 母が「こんなにきれいなのに、放射能で汚れているのね。」と言う。 改めて放射能という見えない「悪魔」に戦慄を覚えました。 それでもあかねやまいは、「ありがとう。ありがとう。」と繰り返す。 やり場のない、何とも複雑な感情が溢れました。 彼女たちが再び、美しいふる里に戻って来れる日は来るのだろうか。 たとえそれが、十年後、二十年後でも、たとえその時はもう、母親になっていても、いい歳のおばちゃんいなっていたとしても、元気でふる里に戻ってきて欲しい。 そう願わずにはいられません。 

 死んだと思ったブルースがちゃんと生きていた。 汚染され、誰もいなくなったふる里に、ただ一人(ただ一匹)、きっと彼女らの帰りを待ちながら、その日の来るのを信じて、生き続けるに違いない。 さりげなく挿入されたほんの数秒のブルースのシーンは、監督の用意した一つの「救い」(もしかしたら「祈り」)だったのかも知れませんね。

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 大好きな「星の王子さま」の有名な台詞を思い出します。 「大切なものは目に見えないんだ。」 放射能の怖さは「目に見えない」ものです。 だから、気づかぬうちに忍び寄る。 そして、環境を汚染し、健康を、ついには命をも脅かす。 すぐには現れず、いつ顔を出すか予測がつかないのもやっかいです。 でもそれを克服するのもまた、「目にみえないもの」なのですね。 人間の英知だったり、

 「NO!」と言う勇気だったり、家族の絆や愛だったり、人と人の連帯だったり。 福島の原発事故は眠っていた世論を揺すぶり起こしてくれました。 特にノンポリと評される若者たち、学生たちを覚醒させました。 国会前の大きな反対行動はマスコミや、一部の政治家をも動かし始めました。 映画の最後に挿入されたそのシーンもまた、この映画の一つの答えであり、若い世代への監督からのエールのように思えました。

 「子どもたちに伝えたい大切なこと」という太田監督の映画作成の目的は、この映画では「子どもたちに伝えねばならない大切なこと」という使命感のような切実な動機に変わっていたのではないでしょうか。 舞台挨拶で山本太郎さんがいみじくも言っておられましたね。 「この映画は人々の支援だけで作られました。 みんなの祈りみたいな映画です。 テレビや新聞で伝えれないこと。 それがこの映画では描かれています。」 

「朝日のあたる家」で監督が描いた「大切なこと」とは「原発をめぐる真実」ということだと思います。 太田監督だから描くことのできた真実が、この映画にはあります。

 オバマ米大統領は広島演説で、「私たちは戦争の苦しみを体験しました。 共に平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう。」と述べました。 まさにこの言葉を借りるなら、「私たちは原発の怖さを体験しました。 共に脱原発を広め、原発のない世界を追求する勇気を持ちましょう。」ということですね。 太田監督の勇気ある行動が、この映画を私たちに届けてくれました。 心からの感謝と深い敬意を申し上げます。 ありがとうございました。 そしてご苦労様でした。




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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」ーDVDを家族で見て号泣しました。 [「朝日のあたる家」観客の感想]

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【朝日のあたる家DVD】

ゴールデンウィークに家族で見て号泣しました。

朝日のあたる家には太田監督の以前の作品、

ストロベリーフィールズや青い青い空のような感動はありません。

とても痛い悲しみが『これでもか!これでもか!』と押しよせてきます。

でも、その悲しみから目を背けてはいけないと思います。

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いしだ壱成さん演じる健二さんが、なぜ狭い日本に原発建設を進めるのかを教えてくれます。

山本太郎さん演じる光太郎おじさんが放射能がどんなに危険なのかを教えてくれます。

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そして、あかねちゃんと舞ちゃんが病気になります。

舞ちゃんは命の危険があります。

それでもいつかお家に帰れると信じています。

あかねちゃんと舞ちゃんに次々と起こる不幸はスクリーンの中だけにしてください。

現実世界での あかねちゃん、舞ちゃんを出さないでくださいね。

by小玉虫シスターズ




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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」をDVDで見た女性の感想ー目をつぶって知らないふりは出来ないんだ  [「朝日のあたる家」観客の感想]

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(和歌山県 女性)


『朝日のあたる家』映画館でも観たんですが DVDでも観ました。

やはり映画というものは2度3度と見る方が内容や細かい描写がよくわかりますね。

熊本地方の震災があったばかりの今 このタイミングで観ると さらに内容も重くなって 

いろいろ考えなければと本当に感じます。

愛する故郷 家族をどう守るか。

いかに無力か…

喪失感でいっぱいな気持ちになりました。

でも、目をつぶって知らないふりは出来ないんだ と感じました






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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」をDVッで観た方の感想ー終わった後、言葉が出ませんでした。 [「朝日のあたる家」観客の感想]

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(主婦の方。家族3人でご覧頂きました)

拝見させて頂きました。

終わった後、言葉が出ませんでした。

最初に口を開いた姉が「これ、みんなが見なくてはいけないわね」でした。

本当に重い作品を作って頂き、有難うございました。

電信柱が何とも物悲しかったです。

それと・・・原発が見える風景




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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」をDVDで観て号泣した。 [「朝日のあたる家」観客の感想]

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感想ー群馬県の女性

今更ながら太田隆文監督の「朝日のあたる家」を観て号泣した。

福島ではこれがほんとにリアルタイムで進行中だもんなあ。

ほんとうに原発事故は人の家族や仕事や健康や故郷や、

生きていくための何もかもを破壊する。

それを罪なき立地県の人達に負わせたまま稼働させ続けていいものか。


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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」を応援してくれている方が書いたブログです。 [「朝日のあたる家」観客の感想]

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「朝日のあたる家」を応援してくれている方が書いたブログです。

嬉しいものなので少しだけ引用させてもらいます。


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やった!5月にDVDが出ます!

出演者たちの演技は、どれも想像していた以上のものだった。

皆がその町に住んでいる人間と錯覚するかのような痛みを表現してくれている。

撮影 が終わってすでに2カ月も経とうかというのに、

まだ平田家の家族というカタチが、それぞれの役者の中に残っているというのにも頷ける。

映画 というものには色んな形でメッセージ が内包されているもの。

だが、本作品には声高にそれを叫ぶものはない。

あるのは劇中内で起こる事象に対しての怒りや悲しみの姿だ。

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もちろん、映画はフィクション ではあるのだが、

実際の現実世界では、福島 原発事故の収束などほど遠い事実がある。

それなのに、報道は少しづつ減っていき、

自民党が政権を奪回した以降の経済指標に熱に浮かされたようにすがりついている。

「~ミクス」などという言葉にすり替わった現実世界の虚無。

そこに気づいているのに従うしかない世界。

そうした矛盾も映画では描いている。

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本作品は、若い世代の人たちに観てもらいたい1本だ。

いや、観るべき1本だ。

守るべきものが見つからない世代や、どこに向かおうか悩んでいる世代。

少しでも光を手にしたいと願っているならば、

この映画の中で故郷から離れることを決断することになってしまう平田家の姉妹が、

自分たちの住んでいた町に向かって叫ぶ言葉に、心を震わせるはずだ。

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そして、自分が同じことを叫ぶことが出来るだろうか、と自問自答するだろう。

その時、そこに生じる思いをダイレクトに自分で抱きとめること、

抱きとめてみようとすることが、

太田監督がこの映画を作るに至った意志のような気がするのだ。



(続きは以下で)

http://ameblo.jp/2004kokoronomamani/entry-12126579892.html


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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」はリアリティのない映画だーという人? [「朝日のあたる家」観客の感想]

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 「物語は福島のあとの原発事故なのに、

人々の反応が福島のときと同じ。2度目なのだからもっと敏感になり、もっと恐怖を感じ。慌てふためくはず。リアリティがなく、見ていられない!」

 という感想をくれた年配の方がいた。が、この方は原発問題に詳しく、反原発を掲げている。福島の事故以降に勉強し、危機感を持ったのだろう。「次、事故が起きたら大変だ!俺はそう思うのに、映画の中の人たちはあまりにも警戒心がない。福島のときと同じ反応。おかしい!あり得ない!」と思ったのだ。

 しかし、もし、2度目の原発事故が起きたなら、

映画の中の登場人物こそがまさにリアルな反応となるだろう。というのも、僕は「朝日」の宣伝キャンペーンで日本中を飛びまわっている。その先々でお会いした方々。もうビックリするほど原発事故について関心がない。

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 一部ではない、ほとんどの方といっていいほど「もう収束したんでしょう?」「避難は解除になったよね」という。それどころか「関心ない」「関係ない」「それより景気が大事!」という方が圧倒的。福島から離れるほどに、そんな方が多かった。

 もっと驚いたのが反原発を掲げている人たちなのに「朝日」を見て「ここまで酷いと思わなかった」「知らないことが多かった」と言う人が結構いたこと。「朝日」で描いたエピソードはスクープした事実ではなく、新聞やテレビですでに紹介されたものばかり。原発事故に関心があるのに、それすらも知らない人が多くいたということ。

 そしてあれほどテレビ、新聞ではウソが平然と流されたのに、

今もそれらマスコミを信じる人がとても多い。(もちろん、事実を伝える社もあるが、相変わらず提灯持ちも多数)思い出してほしい「汚染水はコントロールされている」と首相が世界に発言しても、それを信じないのは国民の60%に過ぎない。あとの40%は信用しているということ。乱暴に計算しても4000万人は信じているのだ。

 この現状から分わかること。もし、2度目の原発事故が起こってもテレビではすぐに事実を伝えず。福島と同じように「メルトダウンはしてない」と報道。避難が遅れ。市民も「大丈夫だろう。テレビで言ってないから」と安心。福島と同じ展開となる可能性は大なのだ。先の大雪でも総理は天ぷらを食い。都知事は”問題ない”と発言するほど危機管理ができてない。

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 山梨が雪で閉ざされても、NHKはオリンピック中継を止めない。また、ロケ地の湖西市近辺で取材したときも、多くの人が「ここは浜岡原発から60キロ離れているから大丈夫」と言い切っていた。飯舘村=>福島第一原発も60キロと伝えると、初めて「へーーー」というが、やはりリアリティがないようだ。

 柏崎刈羽原発から30キロ圏内の方とお話したときも

「原発の近所に住んでいる人。ほんと大変よね? 可哀想だわ〜」

とまるで他人事のように話すおばさんの言葉が印象的だった。自分が被害に遭うかも?という認識がまるでない。でも、それが多数の市民の感覚なのだ。

 先の反原発の年配の方。しっかりと原発問題を勉強されているが、自分が「危険」と思ったら=日本中の人が同じふうに感じる、と思い込んでいる。実際は僕が日本各地で見聞きした意見に現れている。「原発事故は終わった」「危険なのは福島や原発の近隣だけ」「私たちには直接関係ない」と思っている人が大多数なのである。映画を批判する前にまず、まわりの人たちの「思い」を訊いてみるべきだろう。

 つまり、次の原発事故が起こったら「朝日のあたる家」と同じ展開になる可能性が高い。もし、違う展開があるとすれば、福島以上の規模の事故となり。逃げる間もなく多くの人が、今度こそ大量の死亡者が出て、どこかの政治家が「原発事故で死亡者は出てない」とはもう言えない事態になること。

 そのときはもう、日本という国自体が終わるときか?

 国土の多くが汚染され、やはり日本という国が終わる始まりとなるか?どちらかだと思える。

 まるでSF映画。でも、それが現実。驚くほど多くの人が福島の現実を把握しておらず。「収束した!」と思い込んでいる。だからこそ「朝日のあたる家」を見てもらいたいのだ。そこに描かれているのは、あなたの町で明日起こる現実だと伝えたいから。


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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」浜松市・上映会アンケート結果 [「朝日のあたる家」観客の感想]

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1/31浜松市母親大会が主催して行われた映画「朝日のあたる家」上映会のアンケートが届きましたので 紹介します。是非ご一読ください。


映画「朝日のあたる家」感想文
1、映像の力は素晴らしいと思います。
  今日も若い人の参加が少ないのが気になります。
  知恵を絞りたいね。70代

2、人々から平穏な日常を一瞬にして奪い去る原発、放射能の
  恐ろしさを改めて感じます。
  狭い火山列島日本の中に危険極まりない原発は一基も
  要りません。70代

3、良い映画でした。原発の恐ろしさを分かりやすく訴えられ
  ていると思います。60代

4、原発再稼働は絶対やめて欲しい。50代

5、よかったです。ありがとうございました。80代

6、感動しました。主人公が家族を迎え入れようと真剣に除染
  している姿は、何とも言えないものを感じる。
  政府が再稼働を進めていることに改めて怒りがわいた。60代

7、やはり原発はいらない。放射能の恐さを皆に知らせる事 
  知ることが大事! 50代

8、本当に怖い、本当に怒れる映画を観た。
  昨年福島県の汚染地域に行ってきた。そこに住んでいた
  人たちもこの映画の様に悲しさ、いきどおりを胸に故郷を
  後にしたのですね 改めて心が痛みました。
  原発反対です。50代

9、とても考えさせられました。いつ自分の身にふりかかるか、
  みんなで考える問題です。60代

10、迫りくる恐怖に対し、流されるウソのマスコミ、
  政府役人のウソ。ありがとうの言葉に涙しました。
  映画を観て戦って行こうという気持ちになりました。
  朝日のあたる家を壊したのは誰だ!60代


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11、昨年の母親大会で観た方にお話を聞き、是非観たいと
  言うことで午後の仕事を休み観せていただきました。
  原発の危険は誰が考えても分かるにも拘らず 安全だから
  進めてゆく現在の政府を許すことはできません。
  人間が住めなくなるのは、福島を見ても明らかです。
  色々な所に参加し学んで危険性を訴えて行きたいと
  思います。60代

12、原発は怖いなと改めて思いました。もっと多くの人に観て
  欲しいです。20代

13、3回目ですが、回を追うごとに感動が多くなります。
  いい映画です。 音楽も素晴らしいですね。胸に迫ります!

14、浜岡原発が本当に爆発したら悲惨になるなあと実感した。
  福島の人達は今でも帰宅できない人が10万人以上いる
  ことを思えば、他人ごとではないと思った。
  誰にでも浜岡原発廃炉を訴えれば賛同されると思うが 
  実際は何とも言えない(賛成とも反対とも)と言う人がいた。
  もっと真実を分かってもらう努力が今求められていることも
  実感している。ますます頑張らなくては!! 60代

15、原発反対!!再稼働すると言う人の気が知れない!
  この映画を多くの人に観て貰いたい!!70代

16、県母親大会で上映されましたが観ることができなかったので
  今回機会があり良かったです。
  身近な自然が映されており愛着を感じました。
  原発の怖さも画像から伝わってきました。
  平和の尊さをつくづく感じました。
  別件として、時期ですが土曜日は勤務の方もいて参加が
  少なかったです。
  また吉日だったのでおめでたい行事もあったようです。
  新年迎えての取り組みで組合員に知らせる期間も短かった
  ため参加者が今回少なくなってしまいました。50代

17、原発=死 と言うことが良く分かりました。もっと後世に
  知識をもっと教えないといけないと思った。50代

18、原発の怖さを身近に感じました。是非なくして
  ほしいです 50代

19、原発政策への批判はあるが展望がないのでは?本当の
  朝日のあたる家を望む日本の民主主義が定着していない?
  「ありがとう」の意味は何でしょう? 80代

20、原発のキケン性、恐ろしさを知らせる素晴らしい
  映画でした。70代

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21、素晴らしい映画でした。私自身が思っていることを上手く
  表現されていたと思います。原発は本当に要らないと
  思います。60代

22、昨年行った福島の国道6号線から見た未だ新しい家や 
  立派な家ガラスを割られた店などを思い出しました。
  本当に美しい空の下 ただ「人」の気配がない信号は
  全て「黄」。他国へ原発を売ろうとする首相に本当の
  姿を観て欲しいと思いました。原発が無くても暮らして
  行ける今で良いと思いました。50代

23、多くの人に観てもらいたい映画です。政治を司る人に特に
  見てもらいたい。50代

24、今更ながら原発反対の気持ちを強くした映画でした。
  故郷を子孫に美しいまま残したいです。60代

25、原発は止めて欲しいと行動に移す事をやらなくては と再度
  心にちかいました。 他人事ではないから。60代

26、本日この映画会に参加させていただき とっても
  有意義な時間でした。ありがとうございました。

27、ラストクレジットにて本当に大勢の協力者がいたことに
  驚きました。真実を追求して素晴らしい映画でした!
  この映画は多くの中学生~高校生たちに是非観てもらいたいと
  思いました。迫りくる東海地震に対して「浜岡原発」の
  存在にとても危惧しています。
  上映ありがとうございました。又皆様のご協力を 61才

28、いつでも、どんな時でも企業の都合が優先される。
  見抜く力を持たなければならない。



29、福島であれだけの事故があったのに、政府は認めようとしない。
  この映画の父親もノーてんき 娘も同じ、
  もっと危機感を持って家族を守らなければ。浜松も
  浜岡原発から近い。いづれあのような生活をしなければ
  いけないような時が来るかもしれない。子供や孫を
  守って行くしかない。私の実家は浜岡原発から5km
  圏内です 60代

30、湖西市がロケ地と言うことで原発事故が身近に
  感じられました。
  原発を無くさなくてはの思いが新たになりました。50代

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31、身をもって体験しないと分からないことがたくさんあると
  思いました。
  映画を何回も色々な所でやれると良いなあと思いました。
  伝えること 広げることが大事です。60代

32、とても良い映画でした。福島原発事故にあわれた方も
  この映画のようだったのではないかと思います。
  今の日本の政府、電力会社、の姿勢では国民の命は守られないと
  思います。
  従って、私は原子力発電所はなくすべきだと考え行動を
  しています。(浜岡原発の永久廃炉を求める裁判の原告の一人です)
  この映画がより多くの人に観ていただけるよう願っています。
  今、日本はあらゆる面で転換の時期に来ていると思います。
  もちろん国民の暮らしと平和を守る方向への転換です。 63才


33、東日本大震災。福島第一原発事故。放射能で汚染され 
  住む事も帰る事も出来ず、家庭がバラバラに避難した実態 
  ふるさとをなくした思い。
  ふるさとを守りたい、あたりまえに泣いたり笑ったりの生活が
  したい。壊したのは?・・・・
  美しい自然・青い海、平やかな街の風景。湖西市で撮影された
  と思うと『より身近な風景。
  何十キロも離れた原発事故がもたらした現実。目に見えない
  映らない放射能汚染。
  とにかく避難所とせかされ 被曝していることを知らされない
  まま、何度も何度もシャワーへ、真実が話されないまま、
  現れてゆく体の異常や 廃墟となってゆく家、黙って除染を
  続ける父親の姿。
  家族それぞれの思いがよく伝わってきました。
  原発事故が起こす悲惨さ、福島の人達も同じだと思います。
  今の日本の政府や電力会社、原発外交を進めている安倍首相は、
  私達の命も暮らしも守ってはくれない。
  この映画を観て改めて命と暮らしとを守るためには原子力
  発電所を無くすべきだと考えます。
  裁判や署名、政治を変える為 全力で頑張って行こうと
  決意しました。 60代
             2015年1月31日 浜松市母親大会

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