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映画を作るために、別の仕事をせねばならないジレンマ。 [製作準備PART2]

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 次回作「朝日のあたる家」の準備が進む。

 が、同時に生活のための仕事もせねばならない。

 撮影1ヶ月前になれば、映画に専念するが、それまでは両立が必要。

 というのも監督業、映画が終わって残るのは膨大な借金だけ。

 日本の映画監督の宿命。

 ハリウッドのように大金持ちになることはない。

 撮影が終わってから「赤字なので監督料はなしでいいよね?」とか

 信じられないことを言い出す製作会社も多い。

 さらに、僕の場合。

 監督以外にも、脚本を書き、プロデュースも担当。

 1年以上前からロケハン。風景撮りもする。

 結果、7人分くらいの仕事をする。

 なのに、その間のギャラは出ないし、経費も自腹。

 けど、そうすることで映画が2ランクアップする。

 低予算の映画でも、四季の美しい風景を描くことができる!

 が、経済的には大変。

 だから、映画作りと別に仕事をせねばらない。

 そのためにかなりの月日を盗られる。

 
 昨年は休息が必要なことも昨年学んだ。

 過労で倒れて、半年間寝たきりとなった・・。

 今もウクライナでひいた風邪が未だに完治しない・・。

 放射能のせいか?

 さまざまな思いの中。

 忘年会にも行けず、年始年末も休まず作業が続く・・.

 それでも、「朝日」は作らねばならない!

 (つづく)

 
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