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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」映画館が続々決定!8都市で公開 [沖縄戦]

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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」映画館が続々決定!

7月25日〜新宿Ksシネマ 

7月31日〜京都シネマ

8月1日〜大阪 第七撃術劇場 

8月8日〜沖縄 桜坂劇場

8月8日〜21日 横浜 ジャック&ベティ

8/21~9/3 山形 MOVIE ONやまがた

長野、名古屋も公開予定。

まだまだ広がります!




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大好評だったリモートドラマ「同窓会」同じシナリオを別キャストで制作。「同窓会 1997年の想い出」 [2020]




大好評だったリモートドラマ「同窓会」同じシナリオを別キャストで制作。「同窓会 1997年の想い出」ひと世代下の俳優たちが演じる感動のショートドラマ。作、演出は前回に引き続き、私、太田隆文が担当。配信中です!




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悪意はないのに陥る心理。人はなぜ、価値観を押し付けたがるのか? [映画業界物語]

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俳優は人気商売。ファンにはおかしな人もいても、公然とは批判できない。映画監督はスタッフであり、本来は裏方だが、表に出なければならない時もあるし、巨匠になると下手な俳優よりも有名だったりする。黒澤明監督しかり、大林宣彦監督しかり。芸術家であり、文化人でもある。それゆえ俳優と同じような悩みやトラブルも出てくる。

僕の先輩監督。さほど有名ではないが、先輩のファンも多い。「あの監督が撮ったのなら見なければ」と言う観客もいる。監督作品も多く、業界では「何であいつが撮れんだよ?」と妬まれるが、それだけ努力している。そんな先輩に憧れて、撮影現場まで来るファンもいる。ボランティアでお手伝い。ロケ地での寝泊まりも自腹。先輩の映画が愛されていることを実感する。

だが、先輩も悩みがある。最初は応援してくれたファン。一緒に飲み食いしている内に、スタッフ気分になって来る。「次はあの俳優さんを呼びましょう」「あの事件を映画化するといいですよ」最初はファンの要望として聞いていたが、そのキャストを採用しないと文句を言い出す。「あの子を入れないなんて酷い。彼女も監督の作品に出たいと言っていたし、可哀相ですよ」

先輩は何も言わなかったが、それは僕が意見したい。映画製作はサークル活動ではない。仲良しクラブではない。「いい子だから」「頑張っているから」は関係ない。その役に相応しいか? 素晴らしい演技ができるか?が問題なのだ。つまり、その人は映画製作という視点も見ていない。そもそも、スタッフでもない、スタッフだとしてもキャスティングにあれこれ言うべきではない。にも関わらず、監督と親しくなったと言うだけで、あれこれ言って自分の意見が通らないと文句を言うのはおかしい。

彼はなぜ、そんな勘違いを始めたのだろう。先輩の話から推理した。彼はとても熱いタイプで、先輩の映画を絶賛する。行動力もあり、駄目元で撮影現場に押しかけてボランティアスタッフになった。明るく、元気なので、スタッフにも可愛がられた。監督にはいい作品を撮って欲しいと言う思いから、少しでも役に立とうとあれこれ意見を出した。が、一つも採用されない。当然のことで、映画のプロでない者だと、どうしても現実に即した提案はできない。

例えば、大好きな寿司屋があり、応援したいと思っても、寿司の味や素材を素人が意見しても有効ではない。職人さんからすると迷惑でさえある。だが、彼は先輩の作品を愛するが故に、黙ってられず意見を言うようになった。が、一つも採用されない。「なぜだ? 素人であることは分かっている。でも、一つくらい取り上げてくれてもいいだろう。俺の努力が伝わっていないのか? 俺の思いを分かってくれないのか?」そう考えるようになる。

先輩の話からすると彼は思い込みは激しいが、とてもいい奴だと思える。だが、残念ながら彼の発想はむしろストーカーの発想に近い。ストーカーは被害者を憎んではいない。愛している。彼女を守らなければ!と尾行し、危険がないようにと頑張る。が、彼女から見れば付きまとわれて怖い。恋人であってもそんなことをされたら恐怖。まして単なる顔見知りだと。だが、多くのストーカーは「彼女を脅かしている」ではなく「守っていた!」と考える。

先輩のチームでも、彼の行動や発言は問題になり、出入り禁止となった。そのことで彼は激怒。「こんなに尽くしてきたのに切り捨てるのか!」と冷静さを失う。もともと熱いタイプ。行動力もある。応援に費やしたエネルギーを先輩の誹謗中傷を振りまくことに注ぐようになった。「あの人は酷い」「利用された」「許せない」Twitterで毎日のように拡散。ネット上で先輩を実名で批判し続けた。その先輩は言う。

「でも、あいつは悪い奴じゃない。愛があるいい奴だ。手伝ってくれて、ありがたかった。悪いのは俺だよ。彼に勘違いさせた俺が悪いんだよ...」

映画の世界に限った話ではない。愛しさ余って憎さ百倍。悲しい...。



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現実に潰されて反原発を蔑むようになった、ある女性の悲劇 [原発問題]

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現実に潰されて反原発を蔑むようになった、ある女性の悲劇

原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」公開時には全国各地の映画館で舞台挨拶をさせてもらった。現地には前日入り、チラシをバッグいっぱいに詰め込み、街に出る。店頭に貼る。店内に置かしてくれるところがないか訪ねて回る。すでに映画のことを知り応援してくれる人たちがいる街もあり、ある原発が近い街であちこちに連れてくれる方がいた。

「商店街にかなり以前から原発に反対している有名なおばさんがいます。ご紹介しますので行きませんか?」

是非是非。と連れてもらった。小さなお店。そこの奥さん。60代くらい。ただ、店に入り、その人を見た途端。何かヤバイものを感じた。応援団の方が紹介。

「こちらは原発事故の映画を作った太田監督です。明日から映画の上映が始まるので宣伝に来られました」

その奥さんの眼差しは冷たく。嘲笑するように僕を見ていた。そしてこう呟いた。「ふーーーん。そうなの....」この人は本当に原発反対なのか? 共感も賛同も喜びも示さない。それどころか「あんたも愚かだね〜」と言う見下した感じが伝わってくる。それも病的なものが...。説明をした。この映画を作った動機。企業が支援してくれないので市民から寄付を集めて作ったこと。山本太郎さんも出演していること。

だが、奥さんは薄ら笑いを浮かべるばかり。本当に原発に反対なのか?と言って推進派でもないようだ。チラシを見せると、一瞬目を向けただけで読もうとしない。そして「だったら、その辺でチラシ配って回ればいいのよ!」と僕の手から数枚のチラシをひったくると、店にいた2人組の主婦の元に歩み寄り「この人。映画監督で、原発の映画作ったんですって!」とチラシを渡した。主婦たちは怪訝そうな顔で受け取り、こちらを見る。明らかに困惑している。

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奥さんは戻って来て「その辺でチラシ撒きなさいよ。宣伝したいんでしょう?」と言う。「どうせ無駄よ」と言っているような口調だ。不穏な空気を感じたので、お礼を言って店を出た。連れて行ってくれた応援団の方も唖然。「原発反対で有名なおばさんと聞いていたのに...」と言う顔をしている。が、事情は理解できた。あのおばさんは元々原発反対だったのだろう。

彼女はいろんな活動をし、原発の危険性を訴えた。が、共鳴し、行動を共にする人はいなかったと想像する。原発が近い街は恩恵を受けている。反対はし辛い。彼女が声を上げることを不快に思う人たちも多いはず。嫌がらせをする。デマを振りまく。「あの店で買い物しない方がいい」「共産主義者だ」「頭がおかしい」地方ではムラ社会ルールが今も蔓延っている。

嫌がらせがあっても周りの人たちは見て見ぬ振りをする。奥さんは精神的に追い詰められる。店の売り上げも落ちる。友達は離れて行く。家族も誹謗中傷を受ける。子供から「お母さん。やめてよ」と言われる。そんなことが何年も続く。やがてこう考えるようになる。

「この街のために原発を反対したのに、子供たちの健康のために危険を伝えて来たのに。なぜ、私がこんな辛い目に遭わなければならないの......。分かった....巨大な原発ムラに個人がいくら声をあげても無駄なんだ。嫌な思いをするだけなんだ。東京ではデモしている人たちがいると聞くけど、世間知らずなのよ。どうせ原発は無くならない。デモなんかしても無駄。それに気づかないのは愚か。原発は国策。反対しても無駄。世の中そう言うものなのよ」

だから、僕が原発事故の映画を作ったと話した時、蔑むような目で見ていたのだ。「ここにも1人。バカがいた.....」そう感じたのだ。「どうせ無駄なのに...」奥さんは原発反対の署名活動などもしたことがあるだろう。だが、わずかな署名しか集まらず失望したこともあるのではないか? 

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だから、チラシを奪い取り店の客に渡した。「ホラ、この人たちも興味を示さないでしょう? 映画なんて観に行かないわよ。街でチラシを配れば、誰も関心を示さないことを痛感するわよ。あんたも無駄なことをしていることに気づくはずよ」そう言う意味だったと思える。

応援団の人もいう。「昔はあんな風じゃなかったんですけど...」でも、街の心ない人たちが寄って集って彼女を批判し、侮辱し、嫌がらせをして、歪めてしまったのだ。金で苦労した人が「世の中金なんだよ」と思い込む。希望する会社に入れなかった若者が「世の中コネなんだ...」と思い込むことがあるように、人は打ちのめされると間違った現実を受け入れ、肯定してしまう。

努力をやめ、世間を恨みながら、理想を掲げる人を見つけると否定せずにいられない。「愚かな人。現実が見えていないのね」と...。かつては反原発を訴えた彼女、今は推進派の応援をしているようなもの。悲しいが、そんな人たちとも、あちこちで出会った。



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「ミクラス。頼む! アベノマスクを早くもらって来てくれ」 [コロナウイルス]

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「ミクラス。頼む! 

 アベノマスクを早くもらって来てくれ。

 え、近所の薬局で買った? 

 こっちの方が上等? 

 虫も入っていない? 

 じゃあ、それでいいよ」



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