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「ホロコースト アドルフヒトラーの洗礼」あの政権と重なるナチスの暴走? [映画感想]

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「ホロコースト アドルフヒトラーの洗礼」あの政権と重なるナチスの暴走?

このタイトルからすると、ヒトラーの名前を利用したB級映画か?と思えるが、やはりコスタガブラス監督。かなり重いリアルな社会派。第二次大戦下。ナチスのSS隊員だった主人公はユダヤ人虐殺の事実を知り、告発を決意。ホロコーストものは多いがドイツ人の視点から描くのは珍しい。そして彼に協力するバチカンの若き神父。

だが、バチカンも、アメリカ軍も、彼らの告発には耳を貸さない。証拠を出しても無視。暴走するナチスを恐れて教会も、マスコミも、見ないふりをする。まさに、今の日本。暴走する政権をマスコミも検察も止めようとはしなかった。国の暴走とは理不尽がまかり通り、多くの人が目を塞ぎ、協力してしまうものなのか? これから見る人。この先はネタバレ。

最後にドイツは敗北するが、バチカンの態度に失望した神父は自らアウシュビッツに送られ、そこで死を受け入れる。主人公は捕虜になりナチスを告発する書類を作成するが、ホロコーストの関係者の1人として告発。絶望した彼は自殺。その彼の上司だったまさに責任者は医者を語り、バチカンの力を借りて国外逃亡。

「これでいいのか!」という結末を迎える。これもまた日本と同じ。公文書を改ざんした理財局長は長官になり、政権のために不起訴を続けた検事長は膨大な退職金をもらった。総理を告発した籠池夫婦は長期に渡り拘束。全てを失った。元法務大臣逮捕という展開があり期待が持たれるが、ナチスの暴走と重なるものが多い。


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