ケネディ暗殺に興味のある方にオススメの３作

ケネディ暗殺に興味のある方にオススメの３作。

先日のNH K「未解決事件/ JFK暗殺」があまりに酷くて未だに気分が悪い。さらっと放送したならまだ「NHKってズレてるね」で済んだが、前編で物凄い真相を明かすかのようのナレーション。「NHKだからできた」「NHKの総力を上げて作った」的な言葉を繰り返し、蓋を開けたら30年前の映画「JFK」の足元にも及ばない中身。思い出すのは宣伝で「安倍政権に切り込む」的なことを言いながら、昔ながらのドラマ「事件記者」ものだった映画「新聞記者」。

この手のやり方。同じ映像の仕事をしている者として本当に情けない。中身ないのに思わせぶりで視聴率を取る。観客を動員する。それは反則。ただ、それらの手法は映画界でも昔はあった。「スナッフ」と言う映画は「劇中で本当の殺人が行われる」と言う触れ込みで宣伝。確かにそれと思える場面が最後にあるが、明らかにやらせ。でも、引っ掛かった人は多く映画はヒットした。

先の２つもそれと同等。だが、多くの人がそれに乗せられて「素晴らしい」とか言うことが多いので、またため息が出る。幸い「未解決事件　JFK暗殺」を絶賛する声はまだ聞いていないのが、ご覧になり消化不良の方にオススメしたいのが下の３つ。映画ならオリバーストーン監督の「JFK」。この映画の下敷きになったのが、ケビン・コスナーが演じたジムギャリソン検事自身が書いた「JFK ケネディ暗殺の謎を追え」だ。これにプラスαしたのが映画版。

そして日本のジャーナリスト落合信彦が書いた「２０世紀最大の謀略」これは以前発売された「2039年の真実」に加筆したもの。チョツト胡散臭い作家だが、この本では非常に詳しく暗殺計画を解明している。いずれもNHKの百倍詳しく、鋭い指摘をしている。

果たして「未解決事件」のスタッフをこれらを確認した上で番組作りをしたのか？していたら確信犯だし、していなければテレビマン失格。興味ある人は、どれかをぜひ。一押しは映画「JFK」だ。映像で見るのが一番分かりやすい。マジック・バレット（魔法の銃弾）の解明は文章では伝わりにくい。ぜひ。

自宅で自粛中。なのに大忙し！

自宅で自粛中。なのに大忙し！

コロナ自粛が続いている。特に今は連休。会社員の友人は「外出もできず、部屋ですることない！」とボヤいている。が、僕の方はやることあり過ぎて忙しい？まずは「ドキュメンタリー沖縄戦」の製作中にできなかった調べ物を続けている。太平洋戦争、ヨーロッパ戦線を勉強中。文献を読む。映画を見る。数日でできる作業ではない。

持っているのに見ていないDVD。読む時間がなくて本棚に仕舞われている本。物凄くある。以前に作家の白石一郎さんのインタビューをさせてもらった時に言われた言葉「本なんて気になるものがあれば買っておいて、いつか読めばいいだよ」昔は読む時間ないから面白そうだけど、買わないでおこう。とか考えたが、それ以来。その教えを実践している。

なので、そんな本が山ほどある（山にはならないけど）日頃はどうしても仕事関連の本しか読めない。原発なら原発。沖縄戦なら戦争。それ以外をいかに知るかが大切なのだが、時間がない。映画が始めると７人分の仕事をせねばならない。だから本が増える。この機会に読み進みたい。

また、最近の話題作。過去の名作映画を見る機会でもある。amazonプライムやNetflixという部屋に篭ったまま観れるメディアも普及している。TSUTAYAと違い借りに行き、返却に行くこともない。時間なくて見れないまま返すと言うこともない。ただ、amazonもNも、70〜８０年台のアメリカ映画が意外に少ないのが残念。「カサンドラクロス」とか「カプリコン１」とか久々に見たいと思うだが。

あと、やらねばならないのは部屋の大掃除。普通なら年末にやるべきこと。ところがこの5年以上。年始年末も仕事でやっていない。資料があちこちに山積み。大変なことになっている。その辺も整理したい。が、これが大仕事。どこから手をつけていいか？と言うことでHDD内のデータ整理だけした。それでも１週間もかかった。やることはまだまだある。終息宣言が出るまでに片付けたい。