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映画館公開が決定「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」ー日本軍が住民にしたこと? [沖縄戦]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」予告編 7月25日公開 新宿Ksシネマ

 日本軍は沖縄で住民にした残虐行為とは? 

 何のための戦争だったのか?

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シナリオを書くということ。ロデムも、ポセイドンもいない? [映画業界物語]

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シナリオを書くということ。ロデムも、ポセイドンもいない?

物語を作る。というのはどういう作業なのか? 監督業というのは、クリエティブだけではなく、リーダー、指揮官の資質が必要だ。スタッフ、キャストを率いて期日内、予算内で映画を撮り上げるという使命が大きい。ただ、それぞれのエキスパートがいてくれるので、助けられる。極端に言えば、あれこれ知らなくても出来る部分がある。

対して、シナリオライターは物語の題材を把握していないと出来ない仕事だ。だから、彼らはいろんなことを本当によく知っている。仲間をまとめ引っ張るリーダー的資質はいらない。その知識や情報を駆使してそこから物語を作り出す力が要求される。

どちらも大変な仕事だ。僕は両方やるが、それぞれにそこそこ。でも、両方足してどうにか得点を稼ぐタイプなのだろう。ただ、どちらが大変かというと現場以上にシナリオが大変。先にも書いた通り、現場には優秀なカメラマンがいるし、助監督が助けてくれるし、照明や録音、美術とエキスパートがいてくれる。まあ、バビル2世のようなもの。ロデム、ロプロス、ポセイドンが付いているのだ。

が、シナリオはそうはいかない。知らないものは描けない。伊丹十三監督は「マルサの女」では徹底して国税庁を取材している。それがあの映画の魅力になっている。題材となる組織、人、存在を徹底して把握。その背景となる時代を理解。その上で、物語を考え出す。すでに事件があるなら、それをどんな視点で、どのように解釈し、描くか?を考える。その独自性、オリジナリティが大事。

時代の価値観というのもある。昔なら時代劇のような「悪代官と哀れな百姓」の構図でよかった。が、多種多様の現代ではそれが通用しない。被害者ビジネスのようなものがある。今の時代、被害者が強いのだ。あえて被害者の振りをして利益を得る人たちもいる。

愛だ。平和だ。という奴に限って胡散臭い。「世界の警察」と言っていたアメリカはマッチポンプの戦争屋だった。「集団的自衛権」はより積極的な平和外交と言い強行採決した。イラク兵が赤ちゃんを殺したと証言したのはイラクに行ったこともないアメリカ生まれの少女だった。まさに悪代官タイプのトランプが実は戦争屋と戦っているのが現代なのだ。

そんな中で、その物語を通し、何を伝えるか? それこそがシナリオの醍醐味であり意味なのだ。脚本家はそれを書く仕事なのである。


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シナリオを書くには膨大な取材をする。調べないと物語は作れない? [映画業界物語]

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シナリオを書くには膨大な取材をする。調べないと物語は作れない?

先に作家になるためには、まず自分の体験を書けという話を書いた。シナリオ学校でも、どこでも物語を作る時は、どの世界でも言われることだ。そのあとに、あれこれ調べて書く。そう書いていて気づいたのだが、僕はその教えを実践していない?

監督第二作「青い青い空」シナリオも僕だが、この時は書道を物凄く勉強して書いた。三作目の「朝日のあたる家」は原発事故に付いて2年勉強した。なのに4作目の「向日葵の丘」は学生時代の体験。8ミリ映画の話だ。5作目の「明日にかける橋」は高校時代の思い出を元に書いた。

2、3作が徹底取材。4、5作が体験がベース。先の「教え」と逆。問題はあるが、どうにか評判はよかったので見逃して欲しい。僕もまた、先の記事で紹介したように、大した経験はない。父が警視庁の鬼刑事という訳でもなく、命を賭けた恋愛もせず、学生時代は映画ばかり見ていた。そのあとに、8ミリ映画をやったが、それは「向日葵の丘」で使ってしまった。やはり、あれこれ取材して新しい物語を作る段階なのだ。

漫画家の本宮ひろ志さん。当初は経験を生かして「男一匹ガキ大将」のようなケンカ漫画を描いていたが、次第に「俺の空」「俺の空」刑事編」「男樹」「サラリーマン金太郎」と刑事、ヤクザ、サラリーマンと違う世界を舞台に漫画を描いている。読んだことがある人なら分かるが、彼の漫画は本当によく取材している。「何! 殺し!」と課長が電話で叫ぶテレビの刑事ものを見て描いてはいない。それぞれに現実を調べた上でフィクションとして物語を作っている。

で、我が身を振り返り考える。実はいくつかオリジナルでやりたい話がある。1つは青春時代。8ミリ映画を始めるまでの学生時代の話。トキワ荘のように「将来は映画監督になる」という連中が集まったアパートがあり、そこでの破茶滅茶な青春もの。1980年代が舞台。これは経験に基づくもの。それと「ドキュメンタリー沖縄戦」を完成させて、どーしてもドキュメントでは描けない部分があることを痛感。それは劇映画でやらねばできないと思えている。そのためには戦争を徹底勉強せねば。

あと、10年以上勉強を続けている精神病についてのドラマ。医者ものか? 医療ものか? 家族ドラマか?どんな枠になるか分からないが、それ。最後にサイコミステリー。これはもう20年前に原作を書いている。女探偵が主人公のドラマ。2時間ドラマではない。近いのは「ジョーカー」。でも、映像化は難しい。ともあれ、4つ。これらを撮るまでは死ねない。「明日にかける橋」も物語は2006年に考えたもの。10年後に映画化。1ヶ月で考えては間に合わない。


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物語ってどんな風にして作るのだろう? [映画業界物語]

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物語ってどんな風にして作るのだろう?

と考えたことあるかな? 多分、こんな風だと思うだろう。脚本家が机に向かい考える「主人公は型破りな刑事。警視庁の特命課。1匹狼で圧力に屈せずに捜査する。敵は麻薬のシンジゲート、政界をも沈黙させるコネクションを持つ」とかなんとか。ま、それが刑事ものであれ、恋愛ものであれ、脚本家を目指す人たちはそんな風にシナリオを書くことが多い。僕もそんな1人だった。が、それでは人を感動させたり、ドキドキさせたりはできないことに気づいた。

不思議なもので、一般の人でも嘘は見抜く。想像だけで書いた物語。警察機構を知らない人が書いた刑事ものは、どこか胡散臭く感じるのだ。「よく分からないけど、リアリティないなあ〜」と。しっかりと調べて書くと、警察のことを知らない人でも「なんかリアルだなあ〜」と感じる。だから、どこかの国の総理の答弁。多くの人が「本気で思ってないだろう?」と思ってしまう。具体的にどこが違うとは言えなくても胡散臭い。もちろん、コロッと騙される人もいるが、その種の力がない人たち。少数派だ。

では、観客を納得させる物語はどんな風に作ればいいのか? 小説でも、シナリオでも、漫画でもよく言われるのが、「自分の体験を書け」ということ。つまり、自分が知っていることを書く。そうすれば説得力が出る。クラブ活動でも、恋愛でも、家族でも、友達でもいい。そんな話をドラマにする。が、難点が人生にはなかなかドラマティックなことがないこと。学生生活も平凡。家族も普通。父が警視庁の刑事だという人も少ない。だとしても父の職場は見ていない。命を賭けた恋もしていない。

でも、よくよく見つめて行けば、必ずドラマになる題材はある。派手な映画のようなネタを探すから見つからない。それを見つけられるか?も資質を問われる部分。漫画家の友人に聞いたが、彼らの世界も同じで、子供時代から漫画はよく読んでいる。絵もうまい。でも、そんなことばかりしてきたので何の経験もなく、物語が作れない。描かせるとどこかで読んだ有名漫画の作品風の作品になる。自分にオリジナリティがない。経験がないから借り物になるのだ。

僕も学生映画をやっていた頃。友人たちが作る多くが「太陽にほえろ」風ドラマ。「インディジョーンズ」風冒険もの。ジャッキーチェン風クンフードラマのようなものが多く、プロを目指すというより「太陽にほえろ」ごっこ。「インディ」ごっこという感じだった。が、彼らも映画が好きなだけ。「スピルバーグのような映画を撮りたい」という思いが先行。自分の体験は何もない。真面目に勉強し、大学に入り、映画研究部で8ミリ映画を撮っているだけ。僕もそんな1人だった。

「男一匹ガキ大将」の本宮ひろ志さんは、河原で木刀を持って喧嘩するような子供時代を送っていた。その経験を生かしてあの漫画を描いた。水島新司さんは野球好き。だから、野球漫画を描く。何か経験や人に負けない詳しいものがあることが大事なのだ。そんな経験を元に物語を作り。表現力が付いてきたら、次は調べて書く。それこそ刑事ものがやりたければ、警察を勉強、取材して書く。が、テレビの刑事ものを見て描いても観客には伝わらない。不思議な話だが、観客は偽物を見抜くのである。この続きはいずれまた。



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映画のサントラ盤。日本はファンが多いというがよく分かる? [映画業界物語]

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映画のサントラ盤。日本はファンが多いというがよく分かる?

日本では海外で発売されていないサントラ盤が手に入る。あのタレンティーノ監督が「なんで、この映画のサントラが日本で売ってるんだ。アメリカでも発売していないのに!」と驚愕したこともあるそうだ。多分、それは「続・荒野の用心棒」だと思うのだが、僕も持っている。

というのは、日本にはサントラ・ファンが多く、当時で言えばレコードを出せば数千枚は必ず売れるからと聞いた。日本の映画ファンというのは、映画を見て楽しむだけでなく、帰りにパンフレットを買う。これはアメリカにはない。彼らは映画館で楽しんだらそれで終わり。チラシもないので記念品が残らない。が、日本人は映画館で見て楽しみ、パンフを買って家で思い出し、さらにサントラ盤を聴いて感動を噛みしめるファンが多いのだ。

僕もそんな1人で高校時代から気に入った映画のサントラ盤を集めていた。ま、日本のレコードは高く、当時は2500円もした。高校生の小遣いは1ヶ月5000円くらいなもの。かなりの値段。それでもこれは!というものは買って1ヶ月くらい毎日聴いていた。が、レコードを聴くとすり減るので、カセットテープにダビングして聴いた。

写真はCDだが、元々はレコードでも持っていたものも多い。「サタデーナイトフィーバー」「ゴッドファーザーPARTⅡ」「カサンドラクロス」「タクシードライバー」「太陽を盗んだ男」「フォローミー」まだまだあるが、音楽を聴くと、映画の名シーンが蘇る。受験勉強せず、それらサントラを聴きながら「スクリーン」や「ロードショー」を読んでいた。

が、それは今、とても役立っている。自分の監督作。シナリオを書く段階から「今回はあの映画のメインテーマ風」とか決めて、その曲を聴きながら執筆。ダビングして俳優にもその曲を聴かせる。そして、撮影が終わると、映像にその曲をつけて編集。音楽家さんにも、その曲のようなイメージで!とお願いする。

曲のイメージを伝えるのは難しい。「明るい感じ」「泣ける感じ」では分からない。でも、あの映画のあのテーマの感じというと、伝わる。さらにそれを映像につけて見せる。

「ストロベリーフィールズ」は「ブラザーフッド」。「青い青い空」は「セントエルモストファイヤー」他の映画もイメージ曲がある。「ドキュメンタリー沖縄戦」は「愛と哀しみの旅路」だ。音楽家さんをそれを理解した上で、その方向性で作曲してくれる。高校時代から聴いた膨大なサントラ。今、役立っている。



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僕が毎日、Facebookやブログに記事をあげる理由? [2020]

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僕が毎日、Facebookやブログに記事をあげる理由?

このところまた「いいね」をたくさんもらっている。100越えが何度もある。知らない方からのコメントも増えた。多くの方が読んでくれている証。ありがたい。そこで久々に書かしてもらう。以前にこんなコメントを頂いた。

「最近、取材した記事が少ないですよ。サボってるんじゃないですか?しっかり外へ行って取材して記事を書いてください」

はあ? 僕は記者でもジャーナリストでもない。もし、そうならタダで読めるFacebookに記事は書かない。メディアで発表する。何を勘違いしたのだろう? 僕の職業は映画監督。脚本も書く。ここで記事にするのは主に自身の映画のこと。宣伝だ。ただ、常に映画を撮っている訳ではないので、それ以外のことも書く。でも、「これを伝えたい!」とかいうことより、自分なりに考えること、分析したことを文章にしてまとめたものが多い。

1人であれこれ考えると論理性がなくなり、堂々巡りになることが多い。が、文章にして、誰かが読むと思うと論理性や客観性に気をつけて書く。そのことで疑問の結論を見つけることができる。それが一番の目的。もちろん、読んでもらうことは歓迎だ。「へー」と思ったり「そうかあ」と考えたりしてくれればそれで嬉しい。し、そのことで他の人の意見を知り、議論するという意図はない。


意見はいろいろある。誰が正しいか?分からない。だから、どちらが正しいか?ネット上で議論することに意味を感じない。特にFacebook友達の多くは、会ったこともない方々。プロフィールがない。顔写真もない。年齢も分からない。意見を交換するならその辺が分からないと無意味。それに過激なコメントがあると他の「友達」が萎縮する。だから問題あるコメントが続く方は友達から削除させてもらっている。また、顔の分かる長年の友人であれば、わざわざFacebook上で話し合う必要はない。

しかし、あれこれ考えながら書くと気づくことが多い。考えが整理され、論理的な思考ができる。答えが見つかる。芸人の上岡龍太郎さんが言っていた。「弟子を持ついい点は説教をすることで、自分が考えていることが分かる。あれこれ弟子に言葉で説明することで、あ、私はこんなことを考えていたんだ。こんな価値観を持っているんだと認識できる」僕の記事はそれと同じ意味を持つ。

自分の価値観、考え方、志向、想像力、文字にすることではっきりする。Facebookで記事を書けば、自分の方向性や進むべき道も見えてくる。なので、あれこれ意見してもらわなくてもいい。面白がって読んで貰えば幸いだ。


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