今考えると菅直人はよくやった=311とコロナの政府対応を比較した! [A政権について]
菅直人元総理が厚生大臣だった時。薬害エイズ事件があった。これまでの歴代大臣が命じても、必要な資料が出て来ない。要は責任追及を怖れて官僚たちが隠していたのだ。それを菅直人は見事に資料を提出させることに成功する。資料は誰も管理していないロッカーの中にあった。追い詰められた官僚たちは誰も責任は取らずに大臣の指示に従う解決法を考えたのだ。
そんな風に官僚たちは大臣であっても謀り、誤魔化しをして、責任逃れをする。だが、菅直人は官僚たちを追い詰め動かした。そんな彼が総理になり、原発事故と対峙。その時は東電が情報を官邸に上げず、状態がつかめないことが続いた。そこで菅は事故現場にヘリコプターで乗り込み直接、吉田所長らから事情を聞いたのだ。
「そのためにベントが遅れた。住民を危険にさらした。総理のせいだ!」と事実ではないデマを流したのが、当時の自民党・安倍議員と聞く。そのデマを事実だとして描いたのが映画「Fukushima50」。そして現在、コロナウイルスと対峙しているのが、そのデマを流した人。
菅直人は311の時、官邸に泊まり込み対応したが、現総理は毎日自宅に戻る。YouTubeでは自宅で犬とくつろぐ映像を配信。顰蹙を買った。いつまで経ってもマスク2枚を国民に配ることもできず。PCR検査拡大を何度も命じても実現しない。厚労省か医療関係の中で誰かが止めているのだろう。
とても分かりやすく両総理の手腕が比較できる。311で菅総理は厳しく批判を浴びたが、今の総理と比べるとかなり頑張ったと思える。薬害エイズ事件では見事に官僚を動かした。対して現総理はコロナ対策は後手後手、彼の指示では何も動かず。
現総理はすぐに「悪夢の民主党時代」と言うが、本当の悪夢は現在の政権であること。自ら証明しているようなものである。