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なぜ、日本映画界は貧しくなったのか? 没落するSONYと同じ構図?! [映画業界物語]

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なぜ、日本映画界は貧しくなったのか? 没落するSONYと同じ構図?!

日本映画はどんどん貧しくなり、世界でも評価されなくなってしまった。映画人口も減り。日本人は平均1年に1.4本しか映画を見ないと言う。そのために製作費はどんどん下がり、撮影現場ではスタッフが本当に大変な苦労をしながら作品を作ると言う状況だ。園子温監督が先日、その問題を指摘したが、全くその通り。本当に酷いものがある。

その理由をテレビの普及と言う人がいるが、そればかりではない。なぜならハリウッド映画も一時はテレビのせいで衰退したが、その後は盛り返し、今でもパワフルな作品を製作、世界中で大ヒットを続けている。となると、日本映画がダメになった理由は他にもあると言うこと。あれこれ考えたみた。

「真実を見抜く方法」その1で行こう。「比較」だ。映画業界以外にも衰退した業界はある。電化製品はどうか? SONYは戦後、東京通信工業株式会社という名で誕生した小さな会社だった。が、盛田昭夫、井深大という人たちが先頭に立ち、トランジスターラジオ、テープレコーダーと優秀な商品を次々に開発。世界のSONYになる。

僕が20歳の頃は身の回りはSONYだらけ、テレビ、ラジカセ、ウォークマン。Made in Japanが大活躍。アメリカ留学をしてもLAはSONYだらけ。信頼のブランドだった。が、それから35年。今、日本の電化製品は韓国に抜かれ、ニューヨークのタイムズスクエアにあったSONYの看板はもうない。LAエアーポートのロビーに置かれたテレビも、もはやSONYではなく韓国製のLG。

なぜ、こんなことになったのか? 関係者に聞くと「おごり」だという。最初は戦後の焼け野原から出発した盛田昭夫らの時代。世界で売れる商品を作ろう!売ろう!と頑張った。80年代は「新しいものを作ろう!」という自由な社風があり、ウォークマンを開発、大ヒットを飛ばしたが、世界のSONYになって何年も経つと当時の苦労を知らずに、ブランド名に憧れて入社する若者が増える。

入社しただけで「俺はSONYで働いている!」というエリート意識。他者に対して上から目線。取引した人は「あの高飛車な態度に毎回、嫌気がさす」という。1990年代になり、iPodの登場で音楽シーンは革命的に変わる。SONYも後追いしたが、多くのシェアを獲得したのはApple。スマホで音楽が聴けるようになり、今ではamazon music。ウォークマンから始まり、iPodに進化した外出用の音楽再生機はすでに存在せず。スマホの機能の一つとなっている。

「俺たちは世界のSONYだ!」というおごりが時代から振り落とされてしまったのだ。自動車業界でも同じことがあった。アメリカの三大メジャー。フォード、クライスラー、GM。「自動車王国アメリカ!」とプライドばかりが高くなり、努力を怠り日本車に抜かれた。ソニーも同じ。そして日本の映画界も同じ構図ではないか? 娯楽のない時代。映画を作れば客は来た。大儲けできた。球団も持っていた。俳優や監督は大金持ちになった。

が、テレビの登場で大きな危機を迎えた時。そして完全に娯楽の王者の地位を奪われた時。どんな努力をしたのか? ハリウッドはテレビとは違う大画面、シネマスコープ、シネラマ。70ミリ、スレレオサウンド、大作主義、パニック映画と、テレビでは見られない作品を作り出した。ま、日本もしているんだけど、どうも高いプライドが邪魔をして、SONYの没落と同じようなことがあったように思える。次回はその辺を考えてみる。


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日本映画界はなぜ、ダメになったのか? 最盛期から衰退を検証した。 [映画業界物語]

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日本映画界はなぜ、ダメになったのか? 最盛期から衰退を検証した。

先日、園子温監督が日本映画の低予算化を憂う記事を読んだ。本当にその通りで、現場は酷い状況。スタッフは低賃金。なのに情熱でいい作品を作ろうと頑張っている。それに支えられているのが現在の日本映画だ。そんな記事のコメントがついた。「なぜ、日本映画界はそんな風になってしまったんだろう?」確かに。僕らはその世界の中にいて、日々、現実と戦っているので余裕がなく、俯瞰して、長い時間軸で見つめることがなかったが、その通りだろう。なぜ?

もともと映画界は花形企業。1950〜60年代莫大な収益を上げていた。テレビが登場する前の時代だ。今でもそうだが、大きな企業のステイタスは野球チームを持つこと。当時の映画会社は2つ。球団を持っていた。東映と松竹。そこからも隆盛を極めていたこと分かる。テレビ時代に入っても、まだまだ映画は頑張っていて、大スターになれば大金持ちとなる。三船敏郎、勝新太郎、石原裕次郎、と、皆、自分の会社も設立した。国民的な人気者である。

映画監督は当時、映画会社の社員。だが、かなりな高給をもらっていた。ある巨匠に聞いたら、月給が今の値段にして200万円。映画を撮るたびに別に200万もらったと言う。木下恵介監督は映画が終わると、助監督にスーツやゴルフセットをプレゼントしたと言う。現在の監督のほとんどが監督業だけで食えないのと比べると凄いこと。でも、そのくらい映画産業は儲かっていた。

だが、テレビが普及し、映画館に行かなくてもドラマが観れるようになり、映画人口はどんどん下がって行った。映画会社は俳優や監督を独立させて、人件費を削り、テレビの下受けも引き受ける。現在でもテレビ朝日のドラマの多くは東映が制作している。大映が倒産。日活も一時潰れた。東宝は自社製作をほとんど無くし映画館チェーンとなる。この側面だけ見るとテレビの台頭が原因だと思える。

これをテレビの報道番組で特集すれば「なるほどねー」と思い多くが納得するだろう。でも、真実を無抜く方法「その1」を実践しよう。「比較」だ。ハリウッドもテレビの台頭で衰退したが、その後、復活。今でも大ヒット映画を量産している。俳優も監督も億万長者。「ワンダーウーマン」のヒットで監督は「2」で2億円のギャラをもらうそうだ。となると、テレビが理由だけでなく、日本固有のダメになった理由があると思える。次回はそれを考えてみよう。



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まるで山本太郎の演説?!あるアメリカ人のスピーチを文字起こし。驚いた! [トランプ問題]

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まるで山本太郎だ!あるアメリカ人の選挙演説。あなたはどう感じるか?

あるアメリカ人が大統領に立候補した時の演説。文字起こしをしてみた。何だか、日本のことを言っているようにさえ感じる。「クリントン一味」を「A総理一味」にすれば、全て同じだ。マスコミが真実の報道ではなく、自社の利益のために動いている話も同じ。何か山本太郎の演説を聞いているようだ。

思ってもいない綺麗事をいくら並べても人はそれを見抜く。感じ取る。山本太郎の演説が心を打つのは彼が真剣だからだ。本心を訴えているから。それに近いものがこの演説にある。一度、最後まで読んで欲しい。これは日本のマスコミでは紹介されていない。日本のマスコミもまた真実を伝えていないことを痛感するだろう。最後まで読めば誰の演説であるか?も分かるはずだ。

*****************************

「今回の選挙はアメリカ国民が、現政府の横暴を止め奪い返すことができるかどうかを決定するイベントだ。ワシントンの政府職員たちは工場や雇用をメキシコや中国、さらには世界中に流出されることにより、アメリカを経済を破綻へと導いた。

彼らは労働者階級から搾取し、アメリカから富を奪い、一握りのグローバル企業と政治団体だけを肥え太らせて来た。この国が自由を取り戻すか? それとも民主主義が幻と消え、社会システムを都合よく変えてしまう一握りの人たちにコントロールされるか?はこの選挙にかかっている。

すでに社会システムは彼らの都合がいいように変えられている。これはあなたも、私も、世界中がその事実に気づいている。その中心にいるのがクリントン一味だ。ヒラリー・クリントンが世界の銀行家たちと会い、アメリカの主権を崩壊させる計画を話し合った。その証拠はウィキリークスに上がった書類で確認することができる。ヒラリー・クリントンは逮捕されるべきだ。

そのクリントン一味の最も強力な武器はメディア。マスコミだ。この国のメディア、マスコミはもはやジャーナリズムの機能を果たしていない。彼らはロビイストや金融団体と同様。政治的な利益関係により、政治的アジェンダのためだけに仕事をしている。アメリカ国民の利益など考慮されていない。自分たちの利益オンリーなのだ。

彼らのコントロールに逆らおうとしたら、差別主義者だ。外国人差別だと、大騒ぎする。彼らの口から出るのは嘘、嘘、嘘ばかりである。忘れないで欲しい。クリントンは犯罪者だ。奴らの犯罪の数々はちゃんと記録にも残されている。彼らの犯罪者仲間は自分たちの力を維持するために、国機関やクリントン財団の世界的な犯罪を隠匿している。

彼らは私や私の家族、友人に対する誹謗中傷を、嘘であることを承知で続けている。人間として最低の行為を彼らはやめるつもりはない。矢でも鉄砲でも持ってくるがいい。どんな攻撃であろうとは私は受けよう。この国を国民のために取り戻すために。私はこの日が来ることを知っていた。それは時間の問題だった。

そして皆さんが立ち上がり、自分たちの未来のために投票することを知っている。この腐った犯罪一味を止めることができるのは、人々の強い力だ。あなたたち勇敢なアメリカの国民だけが、腐り切った権力者たちを落選できる。私たちの素晴らしい文明は今、崩壊寸前だ。

そもそも私はこんな風に立候補する必要はなかった。私は素晴らしい会社を経営し、素晴らしい人生を送っていた。会社経営は成功していたし、私も家族も、こんな風にテレビで悪意のある嘘を吹聴されたり、誹謗中傷されることもなく、一生優雅な生活を送れるはずだった。誰が好き好んで攻撃を受けたいだろう? 

でも、私はあえてこの世界に飛び込んだ。それは私が十分にこの国の恩恵を受け、今こそ、この愛すべきアメリカに恩返しする時が来たと強く思ったからだ。私はこの国をあなた方国民に取り戻すために立候補を決意した。We make America great again!」

動画はこちら=>https://youtu.be/lXkm4IYwBko

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山本太郎のような演説をするアメリカの政治家?誰だろう? [れいわ新選組応援]

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山本太郎のような演説をするアメリカの政治家?誰だろう?

あるアメリカの政治家。その演説。なんか「ワシントン」を「永田町」に「アメリカ」を「日本」に「クリントン」をあの人に置き換えても成り立つよね〜。なんか、山本太郎の演説みたい。なので紹介する。

「彼らは労働者階級から搾取し、アメリカから富を奪い、一握りのグローバル企業と政治団体だけを肥え太らせて来た」

「この国が自由を取り戻すか? それとも民主主義が幻と消え、社会システムを自分たちの都合よく変えてしまう一握りの人たちコントロールされるかは、この選挙にかかっている」

「社会システムはすでに彼らの都合がいいように変えられている。これはすでにあなたも、私も、世界中がその事実に気づいている。その中心にいるのがクリントン一味だ!」

「ヒラリーは収監されるべきだ」

これ日本で報道されていないよね? テレビで聞いたことある? 誰の演説? 答えは以下の動画で確認を!

https://youtu.be/lXkm4IYwBko




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トランプの演説。彼が指摘するアメリカの問題は全て日本と同じ。 彼がやろうとしているのは山本太郎と同じ。 [トランプ問題]

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トランプの演説。彼が指摘するアメリカの問題は全て日本と同じ。

そして、彼がやろうとしているのは山本太郎と同じ。

この動画。見て欲しい。

感じるものがあるはずだ。

こちら=>https://youtu.be/lXkm4IYwBko



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「トランプ大統領とは何者か?」記事。また大好評=補足・アメリカが戦争を止めると日本はどうなるのか? [トランプ問題]

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「トランプ大統領とは何者か?」記事。また大好評=補足・アメリカが戦争を止めると日本はどうなるのか?

今回の「改訂版」も好評。多くの方が「いいね」「シェア」してくれた。が、記事を読んでも、あれこれイチャモンをつける人たちがいる。一度、刷り込まれたマスコミ情報からなかなか抜け出せないようだ。どこかの教団信者と同じ。「平和を願う」宗教と長年信じていると、戦争法に賛成しても支持を続ける。「そんなはずはない」と離れられない。

同じように「アメリカは10年に1度、戦争をする」「大統領はみんな戦争屋だ」という以前の現実。そしてトランプを引きずり下ろすためにの多くのフェイクニュースを刷り込まれたために「トランプは戦争屋」「人種差別主義者」「みんなが嫌っている!」「最悪の大統領」という印象から逃れることができないようだ。上記の信者とまさに同じ状態。

偉そうに書いている僕自身もトランプはとんでもない奴だと最初は思っており、いろんな事情通の人たちからの話と、その後の自分なりの調査(というほどのものでもないが)でフェイクニュースから逃れた。すぐに理解できないのは当然。そこで、もう少しトランプ情報を補足する。

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トランプは正義のヒーローではない。ペンタゴンから依頼を受けて、ドブさらいを引き受けたビジネスマン。僕らの世代で言えば劇画の「ワイルド7」に近い。近代の組織犯罪は巧妙化。政治と結びついて法律で裁けないことが多い。そんな悪を法を超えて始末するためのチームがワイルド7。

まさに、それがトランプなのだ。倒すべき敵はマフィアやヤクザ組織を超える世界最強の組織ディープステイト。イルミナティとも呼ばれる。軍産複合体である。だからトランプはかなり汚い手も使う。えげつない手法を用いる。でないと勝てない相手なのだ。

映画「JFK」でも描かれた組織で、ケネディ暗殺の首謀者たちだ。彼らを殲滅しない限り、アメリカは他国に介入、戦争を繰り返す。そのために国内がどんどん貧しくなり、一部の人たちだけが金持ちになる。戦争を止め莫大な予算を国内再建に回すというのがトランプの目的。決して「世界の平和のために戦争を止めよう」ではない。その意味で「正義のヒーロー」ではないのだ。

トランプはアメリカ国内に専念したいだけなのだが、結果として戦争を止めることで世界が平和になる。これまでの戦争、ほとんどはアメリカが仕組んだもの。彼らが動かなければ戦争は起きない。当然、日本も戦争に参加しないで済む。集団的自衛権まで無理やり可決したが、トランプの目的が達せられれば、日本もお供で行く必要はなくなる。もし、ヒラリーが大統領になっていれば逆。自衛隊はイスラム国制圧のために派遣される予定だった。

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そのためにアメリカはあの人を総理に選び、無理矢理に「集団的自衛権」を可決させた。そのイスラム国を作ったのはヒラリーとオバマ。その組織に事件を起こさせて、自衛隊を向かわせる。アメリカ兵が死ぬことは世論が許さないから。日本人を使い、高価な武器を買わせて中東で戦争させる。

ゲリラ戦になるのでベトナム戦争のように長期化。そうやってアメリカは大儲けする予定だった。が、トランプが勝ち。計画は流れた。だから日本の総理は完全に無視していたトランプに慌てて会いに行き、媚びへつらった。そもそもはヒラリーがボスだったのだ。

その後、イスラム国はアメリカによって壊滅状態に追い込まれた。さらに北朝鮮危機も収束しそうだ。そうなると日本に米軍がいる意味がなくなる(すでにオバマ時代に沖縄の米軍はグアムに移転すると宣言)沖縄から米軍基地がなくなる可能性がある。(中国に関しては長くなるのでいずれ。でも、攻めてくるなんてありえない。あれも旧アメリカのプロパガンダ)つまり日本に米軍基地は必要なくなる。

トランプの行動は日本にも恩恵があるのだ。基地がなくなれば(あるいは減って行けば)その土地を利用できる。経済効果が上がる。羽田発の飛行機が大阪に行くのに横田基地を迂回しているのをご存知か? 日米地位協定があり基地の上を飛べないからだ。横田基地がなくなれば東京ー大阪感は30分ほどに短縮。日米原子力協定も破棄されるかもしれない。そうなると原発を止めることができる。(この件もさらなる説明が必要だが、長くなるのでいずれ)

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今、日本が抱える多くの問題はアメリカが原因。その国が「もう、他国に介入しない。アメリカ第1で行く」となれば、海外での軍問題がなくなるということ。トランプは決して「日本のために!」とは思っていないが、結果として日本も大きく変わることになる。アメリカの指示で日本の政治が行われることも減るだろう。

ただ、これまでアメリカ様のいうことを聞くだけだった日本の政治家たちが「あとは勝手にやれ!」と言われて、なんとか出来る有能な人がいないということ。その意味で大きな混乱は起きるだろう。だが、それこそが本当に意味での終戦であり、日本が植民地から脱することを意味する。

トランプは日本のことなどどうでもいいのだが、結果、日本は多くの問題を解決することができる。だが、戦争を止めたくない勢力が今も攻撃を続けている。マスコミを総動員。イメージダウンさせ、大統領の座から引きずり落としたい。暗殺も計画している。その意味でアメリカは第二の南北戦争の最中。その戦いの先頭に立つのがトランプなのである。

前編を読んでない人はこちらを=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-01-19

こちらはトランプ演説の動画=>https://youtu.be/lXkm4IYwBko




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トランプ大統領とは何者か? あの悪人ヅラからは想像できない目的とは何か?(改訂版) [トランプ問題]

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トランプ大統領とは何者か? あの悪人ヅラからは想像できない目的とは何か?(改訂版)

未だに「トランプは戦争屋!」「最悪の大統領!」「日本の総理と同類!」と批判する人が多い。僕のFacebook友達はリテラシーが高い人が多いのに、彼に関しては理解できてない人がいる。昨年、そのトランプについて書き大評判だったが、その記事を読んでいない人たちがいるようなので、少し改訂した版をアップする。

トランプは戦争屋ではない。ビジネスマンだ。彼が公言する通りにアメリカ・ファーストを目指している。世界の警察を辞め、アメリカは他国に干渉せずに自国に専念すること。なぜなら、他国と戦争をすることで儲けた一部の人たちはいるが、多くが貧困に見舞われた。戦争に金を使い過ぎ国のインフラの整備も怠った。結果、一部の金持ちがさらに裕福になり、国民の多くが貧しくなってしまった。

「これからは戦争ではなく、国内のために金を使おう!」

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と言うのがアメリカ・ファーストである。そのために必要なのは何か? 世界の警察を辞めること。警察と言うと聞こえはいいが、実際はヤクザと同じ。因縁をつけて戦争を始め、相手の国を占領。復興という名のもとにアメリカの大手企業を参入させ資源を奪うーということをアメリカは何十年も繰り返して来た。その黒幕が軍産複合体。武器商人たちだ。戦争は国策。税金を注ぎ込む。国が戦闘機や戦車を買ってくれる。武器商人は大儲けだ。

武器だけでなく、戦争には様様なものが必要。コカコーラやマルボロも同類。戦場で兵士に支給するために国が大量に買い上げてくれる。そんな風に戦争で大儲けする企業は政治家に献金。その政治家たちはCIAを使って工作。相手国が戦争を仕掛けて来たように見せて、国民を扇動。戦争に持ち込む。真珠湾、トンキン湾、湾岸戦争、イラク戦争、すべて同じ構図。が、心あるアメリカ人たちは考えた。

「それではいけない。多くのアメリカ軍兵士が金儲けをする企業のために死んで行くのは許されない。そして国自体がボロボロだ。戦争屋=軍需産業=政治家からアメリカを取り戻そう!」

と立ち上がったのが、ペンタゴンである。この組織も軍関係だが、背広組と制服組がいる。制服組は前線に行く若き兵士たちと接する。彼らが死んで行く悲しみを知っているのだ。

そんな軍人たちが最初にしたのはNSAの奪回。CIAが海外情報担当なのに対して、NSAは国内の情報を担当する。それによって敵の動きを完全に把握した。そして戦争屋の代理人であるヒラリーに対抗する人材を探す。それがジョン・F・ケネディJrの親友だった不動産王トランプだったのだ。(写真上)

つまり、1963年11月22日に暗殺されたケネディ大統領の息子の友人なのだ。それが分かるといろいろ見えてくる。そう、ケネディこそがあの時、軍産複合体に宣戦布告、ベトナム戦争を止めようとした大統領である。

(この辺はオリバーストーン監督の「JFK」を見るとよく分かる)

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が、その戦いに敗れ暗殺された。その後を継いだジョンソン、ニクソンは複合体に迎合。ベトナム戦争を拡大。軍産複合体を喜ばせた。その路線はブッシュ親子、クリントン夫妻に引き継がれる。

(この辺はマイケル・ムーアの映画で何度も追及されている)

それに待ったをかけたのがトランプである。ヒラリーを破り、ケネディの意思を継いでアメリカの改革を始めた。バックにはペンタゴンとNSA。でも当然、反撃がある。軍需産業が黙っている訳がない。再び暗殺を計画してもおかしくない。何百兆円もの儲けの前では大統領を殺すことなど大きな問題ではない。

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その反撃の一つがマスコミのトランプ攻撃だ。軍産複合体はロッキードやグラマンだけではない。コカコーラ、マルボロ。そして3大ネットワーク。CNNはクリントン・ネットワーク・ニュースと呼ばれるほどだ。トランプとヒラリーの対論を中継した時にもトランプが不利になる様々な工作をしている。当選後もメジャー放送局はトランプを大統領の座から引きずり下ろすために、批判し続けた。

「差別主義者!」「戦争屋!」「人気最低!」

イメージダウンを図った。にも関わらず、日本人が見るとこう思う。

「アメリカのマスコミは偉い。日本のテレビは自国の首相を批判できないのに、アメリカは大統領でも忖度せずに批判する。素晴らしい!」

そうではない。アメリカの大手マスコミはトランプを支持するFOXニュース以外はニューヨークタイムスも、ワシントンポストも、タイムも軍産複合体の配下であり、その指示でトランプを批判しているのだ。(だからこそトランプは直接語りかけるtwitterを使う)

ある意味で日本と同じ。テレビ局の会長や社長が総理と寿司や天ぷらを食べて仲良くし、政府に都合の悪いニュースは流さず、与党の支持率が高いことを拡散。報道ではなく広報になっているのと同じなのだ。つまり、日本のマスコミは与党に操られ、アメリカは軍産複合体に動かされている。日本でいうなら少し違うが山本太郎が総理になり、自民に操られる全マスコミを敵に戦っているというのに近い。

だが、トランプはあの顔。どう見てもヒールにしか見えない。その点、ケネディと違って損をしている。(日本の小沢一郎と似た構図)そのトランプが世界の警察を辞めるため、ヤクザ稼業から足を洗うために必要なことは何か? 戦争の火種をなくすこと。アジアで言えばあの国。だから、不動産屋の本領発揮!最初は脅し、そして賞賛して金正恩と会談。朝鮮戦争を正式に終わらせようとしているのだ。

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先日、イランと戦争の一歩手前まで行った。報復攻撃まで受けた。なのになぜトランプは戦争に踏み切らなかったのか? ブッシュなら確実に戦争だ。これも同じ。将校暗殺は戦争にならないための行為。決して許されることではないが、どうもイラン側と示し合わせての殺害だったようだ。両国ともに戦争を望まないということ。ここでも従来のアメリカとは違う行動をトランプは選んだ。

もし、彼が本当に戦争屋なら北朝鮮やイランと戦争を始めているだろう。それをしなかった理由は何か? 戦争の火種を消して自国の復興に専念するためだ。だからといってトランプが正義の人というわけではない。やり方はエゲツないがアメリカファーストを実現するための剛腕ビジネスマンであり、ドブさらいなのだ。

だが、トランプを引き摺り下ろそうとする軍産複合体はまだ諦めていない。最近、ネットでよく見かける言葉「ディープ・ステイト」ーまさに彼らのことなのだ。


続き=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-01-20


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戦争が終わって16年後。僕は生まれた。わずか16年であること今更気づく。戦争は遠い昔のことではない。 [沖縄戦]

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戦争が終わって16年後。僕は生まれた。わずか16年であること今更気づいた。

「この世界の片隅に」を観ながら考えた。太平洋戦争が始まったのが1941年。昭和16年。終戦というか敗戦が1945年。昭和20年。そのことは前から知っている。計算してみた。僕が生まれたのは1961年。昭和36年。つまり、戦争が終わってから16年しか経っていない。昔は16年といえば長い長い年月だったが、30歳過ぎた頃からは5年10年があっという間。

昨年夏、オウム真理教の地下鉄サリン事件の本を読んだのだけど、Facebookに書くと「子供の頃なので、よく覚えていないですけど、確かにあの頃.....」とのコメントが入った。そうか、サリン事件はそんな昔? 忘れもしない1995年だ。計算すると今から25年前!敗戦は僕が生まれる16年前。サリン事件は25年前?

つまり、今の時点から、振り返ってみると、戦争が終わって僕が生まれるまでの時間より、サリン事件があってから今までの年月の方が長いということだ!それは阪神大震災にも言える。サリン事件と同じ1995年。その3ヶ月後に神戸の街を訪ねた。まだ、廃墟のビルが残っており、水を配るポンプ車が回っていた。まるで戦争の後のようだったこと。鮮明に覚えている。

それも25年前。つまり、僕がサリン事件や阪神大震災をしっかりと覚えているように、僕が生まれた当時の大人たちは、それよりも短い16年前の戦争を覚えていないはずがない。そして、自身の記憶を手繰れば5歳頃。幼稚園に入った頃の記憶はある。その頃でさえ敗戦から21年。まだ震災よりも時間が経っていない。

当時に見た風景こそが戦争で焼け野原となったところから復興しつつあった日本の姿。まだ、傷痍軍人はいて、商店街で手や足のない人が白い服を着てアコディオンを演奏していた。子供心に怖かった印象があるが、彼らこそ戦争で傷つき帰国した兵士たちだったのだ。しかし、僕はその人たちが太平洋戦争で傷つたことを想像できていなかった。今の若い人が「オウム事件当時は子供だったので」というのと同じ。

敗戦からわずか16年....戦争は遠い遠い昔だと思えていたが、わずか16年なのだ。子供の頃、出会った大人の女性たちこそが「この世界の」すずさんだ。そう、僕らはすずさんに会っている。話している。言葉を交わしている。でも、戦争の話はほとんど聞いていない。

それをリアルに伝えるのが映画でありドラマなのだろう。歴史を知らない子供たちは、戦争を実感できない。そして永遠に戦争を放棄と誓ったこの国が、わずか70年ほどで戦争のできる国に戻ってしまった。狂った指導者はいつまた戦争を始めるか?分からない。それを止めるのはデモや選挙だけではない。「この世界の」のような作品を作り続けること。大事なのだと自らに問いかけた。


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「フォードVSフェラーリ」はまさにゴーン事件の日産を思わす。=大企業の上層部は腐りやすく、優秀な外部人材を排除? [映画感想]

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「フォードVSフェラーリ」はまさにゴーン事件の日産を思わす。=大企業の上層部は腐りやすく、優秀な外部人材を排除?

予告編を見ると「プロジェクトX」的な事実を描いたノンフィクション・ドラマ。ル・マンの耐久レースであのフェラーリを負かしたフォードのプロジェクトチームの汗と努力の物語だと感じ興味を持った。もともと、車やレースには興味ないが不可能に挑む人たちの生き様には強い共感がある。

が、映画を見ると少々違った。名門フェラーリに挑む、量産型自動車を作るアメリカチームの戦いではあるが、物語はフォード2世からの依頼を受けて頑張る外部プロジェクトチームを、フォード上層部がどれだけ邪魔をして、足を引っ張り、ルマンで勝てないようにしたか?の物語である。

僕もほぼ同じ経験がある。ある団体が素晴らしい目的を掲げる。が、自社ではできない。外部に依頼。僕らが参加したチームが様々な困難を超えて前へ進む。が、次第に組織上層部が邪魔を始める。踏みつけてくる。「依頼したのはお前たちだろ!」まさにそれを経験した。この映画の場合はフォード側はまず、外部委託したチームの上に数百人の委員会を設置。そこが精査、計画したものを押し付ける。

そもそも、フォード内部では勝てる車が作れないので、優秀な外部チームを雇ったのに、その上に無能な上層部の委員会を置くなんて本末転倒。彼らが考え計画したことは、良かれと思ってしても、マイナスばかり。また、発想自体が「勝つこと」「優秀なエンジンを作ること」より、フォードのイメージ。評判を損なわないことを優先。勘違い甚だしい。

会社内には仲良しクラブも派閥もある。それらを差し置き外部チームが優遇、賞賛されることを彼らは好まない。まるでゴーン事件の日産だ。社の業績が上がることより、手柄を外部の者に持っていかれることが許せない。映画でもフォードがすることはそんなことの連続。それに耐え、戦いながら外部チームはル・マンに出場。見事に優勝するのだが.....と言う物語。

もう、他人事とは思えず、イライラの連続。ヘンリーフォード2世に諛う取り巻きたち。小賢しく、取り入ることしかできない。そんな連中にチヤホヤされ載せられる2世。映画製作でもそんな光景を何度も経験した。そんな体制でいいものはできない。実際、この映画の後日談として、外部チームが抜けた後フォードは1度も優秀していない。そして、80年代に入ると日本車に追い越されて行く。

大組織ではトップに諛うだけの取り巻きばかりが集まり、ご機嫌取りを始め、社の方針を間違い、崩壊して行く。組織も政府も同じ末路を辿ること痛感する。


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「ドキュメンタリー沖縄戦」予告編 ー沖縄戦を正面から見つめる長編ドキュメンタリー。知られざる悲しみの歴史 [「朝日」予告編]



原発事故を描いた「朝日のあたる家」から6年。

沖縄戦を正面から見つめる長編ドキュメンタリー作品。

悲しみを超えた悲しみ。地獄を超えた戦場。

日本人が知らない歴史の事実?

その全貌を紹介する作品。

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