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もう少し、東京都知事選を振り返ってみる。票数から見えてくること?②ー2 山本太郎と野党(ほぼ)共闘を検証! [都知事選 2020]

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宇都宮候補は野党(ほぼ)共闘チームが応援。太郎さんはそれは拒否し、れいわ新選組推薦で出馬。小池百合子は自民と公明の応援を裏で受けている。ま、立件を裏切り小池についた連合の票もあるが、それは置いておき、自公ということにする。それらの票数を見てみよう。

小池百合子 自民+公明   =360万
宇都宮健児 野党(ほぼ)共闘=80万
山本太郎  れいわ     =65万
小野泰輔 維新        =61万

こう見ると確かに自公は組織力がある。360万票だ。ある事情通の分析だと内80万が連合。20万が公明という。残りが自民と支持者の票。そして2位が宇都宮候補。支持団体を上げよう。日本共産党、立憲民主党、社民党、新社会党、緑の党。あと国民民主党は自主投票となった。が、多くの党の支援を受け、野党(ほぼ)共闘となったが、それで80万票は多いのか? 少ないのか? 少なくとも小池には勝てなかった。以前に宇都宮が共産党のみの応援で出馬したときでも、90万票台を取っている。それが今回は80万台?

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野党共闘の力って、この程度なのか? 5つの政党で票を割ると16万票になってしまう。もしかしたら共闘がマイナスになった? これまでに90万票台を取っていた宇都宮さんの固定票を下げたのは、共闘が原因?とも解釈できる。そういえば嫌われ者の代表を応援に呼んだりして顰蹙を買ったのも思い出す。「なぜ、拒否しない!」と怒っていた友人もいる。雨やコロナだけでなく、それらも票数を下げた背景ではないか? 共闘グループは候補者の応援なのか? 邪魔しているのか?分からないことが多かった。

対して山本太郎のれいわ新選組は1党で65万票。どちらが支持されているか?票数が示しているように思える。これら数字から考えると、当初、野党共闘チームが「れいわ」ではなく「無所属」で出れば太郎さんを担ぐとの提案。それを太郎さんが断わったのは正解だったことになる。共闘の力より「れいわ」の方が大きいことが証明された。

順位では3位だが、票数を見ていくといろんな側面が見えてくる。とはいえ、巨大な自公には「れいわ」も遥かに及ばなかったのも現実。まだまだ、気づくことはある。最後にもう一度いうが、僕は評論家でもジャーナリストでもない。ど素人の意見と思って読んでほしい。

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もう少し、東京都知事選を振り返ってみる。票数から見えてくること?②ー1 山本太郎と野党(ほぼ)共闘を検証! [都知事選 2020]

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もう少し、東京都知事選を振り返ってみる。票数から見えてくること?② 山本太郎と野党(ほぼ)共闘を検証!

山本太郎の場合を考えてみよう。彼は都知事選出馬は初めて。他の候補のように過去の数字がない。そこで2013年の参議院選の結果を振り返ってみよう。彼は東京区だったので参考になる。666,684票(約66万票)だ。今回が657277票(約66万票)だ。あれ?ほぼ同じ!7年経っても支持者の数は変わっていないのか? 昨年のれいわ新選組でかなりフィーバーしたのに?その辺を考えてみた。

今回の街頭演説。2度見に行った(撮影もした)昨年のれいわ新選組として出た時は3回。いずれも新宿、池袋、新橋等の大きな街。どちらもかなりの人が集まり、野外コンサートのようになった。が、今回、秋葉原で感じたのは、れいわ時に比べて盛り上りに欠けたこと。昨年の夏はまさにロックコンサートのようだったのに? そして2回目の池袋。この時も凄い人。だが、昨年とは少し違う。

と言って観衆を見渡すととても真剣に聞いている。これはコンサートにも言えるが、矢沢永吉のライブでも昔からのファンは盛り上がり方を知っていて余裕でタオルを投げる。楽しむ。が、1982年頃から矢沢が渡米。サザンロックのような歌が増え、CMで歌が流れ、それ以前より女性ファンが増えた頃のライブは、「永ちゃーーーん!」と叫ぶ兄ちゃんに戸惑う新しい客も増えた。どう反応していいか分からない。僕もそんな1人だった。♫「ルイジアナ〜」あーこの歌でタオル投げるんだ!とか分かる。

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今回の太郎演説はそんな感じがあった。タオルは投げないけど、熱い演説にひたすら聴き入る人が多い。そして皆、硬い。それは池袋でも同じ。始めての人が多かったはずだ。もう一つ。以前から太郎支持だった人の幾らかが今回は宇都宮支持に回ったこと。どちらを応援するのもOK。ヤクザ組織ではないので、裏切るとかではない。より自分の思いに応えてくれる候補者を応援すべきだ。(が、その際に互いの支持者が誹謗中傷を繰り返したことは残念)

情報通の人が計算したら太郎支持の2割ほどが、宇都宮応援に回ったという。そして僕の感じだと、その割合以上に新しい支持者が増えた。その結果、7年前と同じ票数。減って増えた。待て待て! 僕の体感だと増えた人数の方が多い。なら、票数も増えるはずだ。そこは演説の聴衆を見ていて感じたのだが「山本太郎ってこんな人だったんだ〜」「すげーなー」「言ってること分かるよ!」と多くの共感は得た。が、それらの人たちは投票には行ってないと想像する。

当日、雨だったこと。コロナ感染を恐れて、マスコミの「小池優勢」情報で「行っても無駄か...」と諦める。そんな反応だったと思える。「どうしても太郎に勝たせたい!」という熱い思いはまだない。もし、投票するなら「山本太郎」がいい。「でも、世の中甘くないよな〜」とか思い、投票せずに終わる。一方、宇都宮支持者は熱い人が多い。しっかりと投票して80万票を上げる。そんな一面もあったのでは?と考える。もう一つの見方がある。

続き=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-07-07-6


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もう少し、東京都知事選を振り返ってみる。票数から見えてくること? [都知事選 2020]

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もう少し、東京都知事選を振り返ってみる。票数から見えてくること?

僕は政治評論家でもジャーナリストでもない。単なる映画屋。偉そうに書いているが、大したことはない。が、自分なりに考えてみた。今回は客観的に数字を検証してみよう。

まず、小池百合子が約360万票(以下、約を省略)前回が290万票なので、かなり上がった。これを都民の評価と見るべきか?本来は立憲を応援するはずの「連合の票」と「公明党の票」がプラスされ100万票が今回のプラス分と言われる。その数を抜いてみると260万票。前回より30万票低いだけ。

あの「緑」フィーバーは今回なかった上、「排除発言」で信頼を失ったのに30票マイナス止まり? となると、都民が彼女のパフォーマンスで「知事、頑張ってるな」という好感を持ったからだろう。おまけコロナ対応。政府が本当に間抜けの連続だったので、比較すると余計に「小池知事、頑張ってる!」が強調されたはず。間抜けな総理のお陰?なので、彼女の本当の評価は260万票と思える。

次が宇都宮健児さん。太郎さんのライバルではあるが、この人が当選してくれれば万々歳でもあった。能力、経歴、人格いずれも今回のナンバー1である彼。これまで2回、都知事選に挑戦している。2012年が968,960票(96万票)。2014年は982594票(98万票)。どちらも100万票弱。それら都知事選の当選者を思い出さそう。

2012年が猪瀬直樹 4,338,936 票(430万票) 2014年の当選が舛添要一、2112979 票(211万票)ついでに上げると前回2016年は小池百合子 2,912,628票(290万票)いずれも200万票を超えている。対して宇都宮さんは2回共に100万票弱。その倍を取らないと当選ラインに入らない。何か今回は目算はあったのか?

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「野党共闘」? しかし、2012年の出馬時は日本未来の党、共産党、社民党、緑の党、新社会党、東京・生活者ネットワーク が宇都宮さんを支持したが、96万票だった。2016年の鳥越俊太郎候補は民進党・日本共産党・社会民主党・生活の党と山本太郎となかまたち・新社会党・緑の党グリーンズジャパン・生活者ネットワーク 推薦だったが、1,346,103 (130万票)だ。要はいくら野党が応援しても膨大な票には繋がらないということ。

個人としてはぜひ、知事になってほしい人だが、シビアにいうとこれまでの数字では厳しい。野党がいくら応援しても勝った人はいない。となると、どのような勝算で出馬したのだろう。一部では山本太郎が出ると票が割れるとか言っていたが、割れなくても100万票では当選できない。そして今回の結果は84万票。これまでで一番低い。

もちろん、投票率が低かったこともあるが、96万、98万、そして84万票と並べてみると、支持者の数が大体80万から100万の間であることが分かる。2014年は共産、社民推薦だが、98万。今回の野党ほぼ共闘でも84万。つまり、どこが推薦しても固定した支持者がいるということ。だが、この数では勝てない。

選対はどう考えていたのか? なのに、なぜ、以前と同じ戦い方をしてしまったのか? 当選ラインを超えるためのあと100万票取るためには、いつもとは違う何かが必要だと考えなかったのか? 宇都宮さんのマイナスになるようなことさえあった。もしかしたら真面目に頑張る彼に便乗、別の目的であったのではないか? 

だから、あんな人が応援演説に来た。選対側が「断れなかった」とコメントさえした。野党ほぼ共闘グループは、次の選挙のための前宣伝に利用してはいないか? クリーンな宇都宮さんを支持することで、自身をアピールしてはいなかったか?

真面目に「市民のために!」と叫ぶ宇都宮さんを利用した人たちが、いたのではないか? 最初から、勝たせる気がなかったようにも思えてしまう。疑問に思えるところである。


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都民が小池百合子を選んだ理由。都民がアホな背景?ーいつも言ってるアレです。 [都知事選 2020]

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都民が小池百合子を選んだ理由。都民がアホな背景?ーいつも言ってるアレです。

都民の命よりオリンピックが大事な知事。パフォーマンスしかしない。公約達成ゼロの小池知事を都民は再選させた。人々の生活を真剣に考える山本太郎、宇都宮健児は100万票にすら届かず、小池には360万票も入れる都民はアホそのもの。他県からも嘲笑を浴びているはずだ。では、なぜ、都民は愚かな選択をしたのか?なぜ、アホなのか?

学歴がない? いや、都民1400万人もいるので高学歴の人は多い。一流大学卒もかなりいるだろう。いや、学歴はなくても商才があり、年間何十億円も稼いでいる実業家もいるはずだ。芸術家だって数多くいる。アーティストは学者やジャーナリストでは気づかないものを感じ取る。そんな風に考えて行くと、都民はアホばかりではない。ただ、投票した人の59%が小池に入れている。組織票も多いだろうが、連合+公明票は100万ほど。つまり多くの都民が自主的に小池支持。有権者の2人1人がアホなのか?そこを考えてみた。

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今までも何回も書いてきたが、日本の教育は「優秀なサラリーマンを育てるもの」だ。与えられたことを正確に確実に出来る人材を育てること。それがまさに完成したのが東京都民ということなのだ。つまり、優秀なサラリーマンというのは、与えらたことはするが、与えられないとしない。言われたことをするが、自分で考えない。何もないところから考えたり、行動したりせず、与えられたことを疑わずに信じて受け入れる教育を受けている。

テレビや新聞を信じる。疑わない。「NHKは嘘を報じない」と思っている。「新聞は中立公正」と感じている。与えられた複雑な作業はできるが、本質を考えたり、意義や意味を考えたりしない。「この仕事、何の意味があるんだろう?」なんて思ったらサラリーマンはやってられない。考えずに、与えられたことをやるのが仕事なのだ。そんな生活の中で、政府はマスコミを操りフェイクニュースを流す。テレビで流れたものは事実として受け取る。裏読みしたり意味を考えたりする人は少ない。

そんなことを言えば「変わってるね」「変だよね」と阻害される。だから口に出さない。教育で「疑う」「真相を考える」ということを教えず、本来、それらが仕事のマスコミが「嘘」を流し、「印象操作」や「誘導」を行う。全ては政府と企業の都合がいいようにだ。そんな構図の中で、小池百合子は都民にどう映っていたか? 印象的なフレーズ。横文字を使う。フリップを使ってキャスターのように語る。「この人。賢い。凄い。頑張っている」となる。

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「カイロ大学を首席で卒業」なんてのにも日本人は弱い。英語を話せるというのは経験値の問題なのに「英語できるんだ。賢いー」と思ってしまう。アメリカに行けば誰だって英語だ。賢いからではない。そんなことに騙される。毎日、テレビに出ている。凄い。頑張っている。与えられたことをするだけの思考が育てられていない国民には、そう見えたはずだ。

と言って彼ら彼女らが本物の馬鹿か?というとそうではない。大学も出ている。会社でそれなりの仕事をしている。法律を守り、違法行為はしない。人にも親切。世間に迷惑をかけずに生活している。が、考える力がない。本物のアホではない。その部分を伸ばす教育だけがなされていないのだ。本当の意味で疑う。背景を考える。推理する。ということをしない。やればできる能力はある。が、「どうせ無駄だ」という諦め。「考えすぎだよ」という発想。日本人が持つ古い習慣も手伝って、本質を知ろうとしない。

だから、政府にも、小池百合子にもコロッと騙される。わざわざ投票所まで行って、都民の生活を真剣に考える山本太郎や宇都宮健児ではなく、私利私欲のためだけに生きている小池に投票してしまう。次の国政選挙では都知事の椅子を投げ出し、出馬する可能性が高い小池を選んでしまうのだ。「考える力」が育っていないからそうなる。では、なぜ、そんな教育をしなかったか?

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それは敗戦後。「優秀な人材を育てて経済復興をする」という方針。だが、同時に、国に対して従順で、逆らわず、批判せず、疑問を持たない国民。それでいてよく働く、文句を言わない。そんな扱いやすい、国にとって都合のいい国民を育てるというのも、目的の一つだったのではないか? 

しかし、大きく時代が変わった今、それらの洗脳教育を受けた国民では対処できなくなっている。言われることしか出来ない人材では、現在の危機を乗り切れないでいる。それが20年を超える不況となった。アジアの極貧国になり、アメリカやロシアから舐められている。優秀な政治家が出て来ないのも背景には教育がある。その教育で育った国民は誘導されれば無能な政治家でも選んでしまうので、さらにドツボにハマる。

その意味で山本太郎や宇都宮健児という存在は奇跡なのだ。日本が直面する問題を解決することができる。だが、洗脳が行き届いた国民の多くがまだそれに気づかない。まだまだ年月がかかるのか? 太郎2世や健児3世の時代まで待たねばならないのか? そんなことを実感した都知事選。まずは都民が、国民が「考える力」を育むことが新しい時代のスタートということなのろう。


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日頃、冷静で情報通の人たちがなぜ、感情的になり、勘違いでライバル候補を攻撃していたのか? [都知事選 2020]

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日頃、冷静で情報通の人たちがなぜ、感情的になり、勘違いでライバル候補を攻撃していたのか?

今回の知事選。小池が再選されることは予想できたが、いかに太郎、健児の票が伸びるかで奇跡が起こるかもしれないことに期待。また、その票数が「小池NO」の意志表示になる(棄権することで意思表示と考える都民もいるが、それは小池でOKという意思表示となってしまう)なので、いかに太郎、健児の票が伸びるか?を期待していた。そこから希望が始まるのだ。

そして太郎、健児支持者はリテラシーが高い。小池のパフォーマンスには騙されない。本質を見ている人たちが多い。彼らのツイートを見ていても本当によく勉強し、情報を集め、大切なことを発信している。原発事故のあと、そんな彼らのツイートを読み、励まされた。いろいろと教えられた。若い人たちも多い。こんな人たち日本にいれば、まだ希望がある!と感じていた。

そんな彼ら彼女らの一部が、どうしたことか? 互いの候補の中傷合戦を始めた。批判はいい。政策論争は必要。そうではない単なる誹謗中傷。共通の敵である小池にすればいいのに、なぜ、同じく都民の生活を考える候補の支持者同士で傷つけ合うのか? そして、誹謗中傷ではないが、完全な的外れな批判をする人も多くいた。「太郎は後出しジャンケン。宇都宮さんの刺客だ」とか事情を調べれば両者は出馬前に会談して互いの出馬を確認している。「後出し」でも「刺客」でもない。

また、逆に宇都宮さんにいつまでも「一本化」を押し付ける人たちもいた。両者の支持者共に「票が割れる」と騒ぐ。何より昨日の結果を見れば分かるが、太郎+健児の票数でも小池には勝てなかった。それを「票が割れる」「一本化」と意味のないことで批判を続け、現実的ではないことで不安がり、誹謗中傷しあう。悲しい構図だった。

今回は「これまでとは違う支持者を開拓するか?」が両陣営の課題だったはず。宇都宮さんはこれまで90万票前後。それを増やさないと勝てない。取られることを心配するのではなく、増やすことを考える。太郎さんは「有名人好き」の都民をいかに取り込むか?が課題。だのに支持者たちは「商店街の近所にスーパーができたら客を取られる!」という構図でしか考えていない人たちがいた。

単なる人気投票ならいい。太郎ー健児どちらが好きか? どちらが都知事に相応しいか?そんな話ならまだ分かる。が、本当の敵は小池百合子であり、膨大な組織票を持っている。いかに支持者を増やし、候補者の魅力を伝えるか?に時間と労力を注ぐべきなのに、「都民のため!」と同じ志を持つ候補者たちなのに、支持者が互いに攻撃しあっていた。

支配者が使う手法がある。自分たちを攻撃されないように大きな勢力を二分することがある。東西ドイツ。韓国ー北朝鮮。秀吉が実践したのは本願寺を西と東に分けること。本当の敵を忘れて互いを批判し合っている話は誰もが知っている。それを支配者が暗躍した訳でもないのに、同じことを支持者同士が始めてしまったのだ。それも政治に興味のない人ではなく、日頃から鋭い意見をツイートしているリテラシーある人たちがやっていたこと。本当に残念だ。

こんな人たちもいた。自分の価値観と少し違うことで「失望した」「もう応援しない」デマを信じて「許せない!」とか、あるいは「***すべきだ」「***でなければならない」そう言ってこれまで支持した候補者を、あるいはライバルの候補を否定する。100点を求める。そんな完璧な政治家いる訳ないじゃん?と思うのだが、完璧でないことを批判して「裏切られた」とツイートする。日頃、冷静で、情報通の彼ら彼女らがどうしたんだろう?と思えた。

一つには選挙は熱狂を呼び起こすということはあるだろう。贔屓のチームを応援したい。ただ、違うのは鋭い彼らがデマ、誤認、嘘、勘違いだけで批判することが多く見られた。リテラシーのない人たちが政府に誘導されるパターンと同じ。思い出したことがある。これも支配者の得意技だが、戦争を始めたいときにどうすればいいか?「今、我が国は攻撃されている、と一言いえばいいのさ」という。まさにそれ。攻撃されている=ライバル候補がいる。それだけで熱くなる。「やばい。止めねば!」と日頃の冷静さを失ったと思える。

つまり、優秀な人でも誘導される。簡単に乗せられる。思い込みで仲間を攻撃したり、デマで動いたりする。日頃は冷静で情報通でもそれは同じ。そのことを痛感する選挙でもあった。


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都民はここまでアホなのか?そんな都知事選の結果を考える。 [都知事選 2020]

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都民はここまでアホなのか?そんな都知事選結果を考える。

昨夜は久々に怒り爆発。「東京は終わった!」という感じだった。都民のアホさ加減にもううんざり。あそこまでアホだと救いようがない!とも思った。と言って都民に期待した訳でもない。山本太郎、宇都宮健児が当選というのもかなり厳しいと感じていた。小池が勝利するだろう。ただ、今回は街頭演説もしない。テレビ討論もしない。ネット討論会は最悪。それなのに前回の「緑のタヌキ」ブームを超える票数で当選したことは、かなり驚いた。都民アホ過ぎる。

ただ、「都民アホ」と思うのは都民がより良き都知事を選び、コロナ対策や様々な問題を解決し、より良い生活を送ってほしいという願望があるからだ。「都民のため!」と立ち上がった山本太郎や宇都宮健児を排除して、都民のことなど全く考えない私利私欲の塊である小池を選ぶなんて「アホ過ぎるな」という思いなのだろう。別角度から考えれば、そんな小池都知事を都民は選んだのだ。騙されているとしても、選んだのだ。

ということは、これからも公約達成ゼロでいい。都民の健康よりオリンピック優先も理解。中身のないパフォーマンス。やってる感だけで構わない。街頭演説もテレビ討論もいらない。抽象的な公約しか上げなくてもOK。達成ゼロでも大丈夫と了解したのだ。軍事政権を支持したのであれば、「兵隊になって戦争行きます。死んでも構いませんん」ということ。小池都政で言えば都民より国策優先でいいですよ〜。コロナ対策は形だけで十分だ。悪いのは「夜の街〜」苦しくてもオリンピックしましょう!という意思表示でもある。

都民にそれを実践してもらうしかない。今後、知事が何をやっても都民は「これが自分たちの選んだ知事だ」と再確認すればいい。もちろん、選んだからと全てに従うことはない。反対する権利はある。が、同時に「こんな知事を選ばなけらばよかった...」と反省することにもなる。その十字架を背負うしかない。

まず、最初に思い知るのは次の国政選挙で、小池が知事の椅子を投げ出し出馬する可能性だ。366万票を捨てて国政に行こうとする。都民の期待なんて関係ない。その現実を知ることになる。ただ、今回に限ったことではない。これまでも知名度あるだけの知事を選んで来たのは都民だ。石原慎太郎も途中で知事を投げ出し国政に移った。都民が愚かなのは昔から。そして同じことは都知事選以外でも言える。

日本全体が毎回、都と同じように「やってる感」だけの政治家を選び。愚かさに気づかず、国民は何度も踏みつけられている。それにも懲りずまた同じ候補者に票を投じ、同じ仕打ちを受けることを繰り返すのが日本人の特性なのだ。都民がアホなのではない。日本人がアホなのだ。では、なぜ、日本人はアホなのか?について考えたいが、次回はその前に別の話。「日本には希望がある!」と思わせてくれた人たちが、今回、本当に残念な発言を繰り返したこと。都民のこと以上に悲しい。それを考えたい。


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