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日頃、冷静で情報通の人たちがなぜ、感情的になり、勘違いでライバル候補を攻撃していたのか? [都知事選 2020]

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日頃、冷静で情報通の人たちがなぜ、感情的になり、勘違いでライバル候補を攻撃していたのか?

今回の知事選。小池が再選されることは予想できたが、いかに太郎、健児の票が伸びるかで奇跡が起こるかもしれないことに期待。また、その票数が「小池NO」の意志表示になる(棄権することで意思表示と考える都民もいるが、それは小池でOKという意思表示となってしまう)なので、いかに太郎、健児の票が伸びるか?を期待していた。そこから希望が始まるのだ。

そして太郎、健児支持者はリテラシーが高い。小池のパフォーマンスには騙されない。本質を見ている人たちが多い。彼らのツイートを見ていても本当によく勉強し、情報を集め、大切なことを発信している。原発事故のあと、そんな彼らのツイートを読み、励まされた。いろいろと教えられた。若い人たちも多い。こんな人たち日本にいれば、まだ希望がある!と感じていた。

そんな彼ら彼女らの一部が、どうしたことか? 互いの候補の中傷合戦を始めた。批判はいい。政策論争は必要。そうではない単なる誹謗中傷。共通の敵である小池にすればいいのに、なぜ、同じく都民の生活を考える候補の支持者同士で傷つけ合うのか? そして、誹謗中傷ではないが、完全な的外れな批判をする人も多くいた。「太郎は後出しジャンケン。宇都宮さんの刺客だ」とか事情を調べれば両者は出馬前に会談して互いの出馬を確認している。「後出し」でも「刺客」でもない。

また、逆に宇都宮さんにいつまでも「一本化」を押し付ける人たちもいた。両者の支持者共に「票が割れる」と騒ぐ。何より昨日の結果を見れば分かるが、太郎+健児の票数でも小池には勝てなかった。それを「票が割れる」「一本化」と意味のないことで批判を続け、現実的ではないことで不安がり、誹謗中傷しあう。悲しい構図だった。

今回は「これまでとは違う支持者を開拓するか?」が両陣営の課題だったはず。宇都宮さんはこれまで90万票前後。それを増やさないと勝てない。取られることを心配するのではなく、増やすことを考える。太郎さんは「有名人好き」の都民をいかに取り込むか?が課題。だのに支持者たちは「商店街の近所にスーパーができたら客を取られる!」という構図でしか考えていない人たちがいた。

単なる人気投票ならいい。太郎ー健児どちらが好きか? どちらが都知事に相応しいか?そんな話ならまだ分かる。が、本当の敵は小池百合子であり、膨大な組織票を持っている。いかに支持者を増やし、候補者の魅力を伝えるか?に時間と労力を注ぐべきなのに、「都民のため!」と同じ志を持つ候補者たちなのに、支持者が互いに攻撃しあっていた。

支配者が使う手法がある。自分たちを攻撃されないように大きな勢力を二分することがある。東西ドイツ。韓国ー北朝鮮。秀吉が実践したのは本願寺を西と東に分けること。本当の敵を忘れて互いを批判し合っている話は誰もが知っている。それを支配者が暗躍した訳でもないのに、同じことを支持者同士が始めてしまったのだ。それも政治に興味のない人ではなく、日頃から鋭い意見をツイートしているリテラシーある人たちがやっていたこと。本当に残念だ。

こんな人たちもいた。自分の価値観と少し違うことで「失望した」「もう応援しない」デマを信じて「許せない!」とか、あるいは「***すべきだ」「***でなければならない」そう言ってこれまで支持した候補者を、あるいはライバルの候補を否定する。100点を求める。そんな完璧な政治家いる訳ないじゃん?と思うのだが、完璧でないことを批判して「裏切られた」とツイートする。日頃、冷静で、情報通の彼ら彼女らがどうしたんだろう?と思えた。

一つには選挙は熱狂を呼び起こすということはあるだろう。贔屓のチームを応援したい。ただ、違うのは鋭い彼らがデマ、誤認、嘘、勘違いだけで批判することが多く見られた。リテラシーのない人たちが政府に誘導されるパターンと同じ。思い出したことがある。これも支配者の得意技だが、戦争を始めたいときにどうすればいいか?「今、我が国は攻撃されている、と一言いえばいいのさ」という。まさにそれ。攻撃されている=ライバル候補がいる。それだけで熱くなる。「やばい。止めねば!」と日頃の冷静さを失ったと思える。

つまり、優秀な人でも誘導される。簡単に乗せられる。思い込みで仲間を攻撃したり、デマで動いたりする。日頃は冷静で情報通でもそれは同じ。そのことを痛感する選挙でもあった。


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