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もう少し、東京都知事選を振り返ってみる。票数から見えてくること? [都知事選 2020]

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もう少し、東京都知事選を振り返ってみる。票数から見えてくること?

僕は政治評論家でもジャーナリストでもない。単なる映画屋。偉そうに書いているが、大したことはない。が、自分なりに考えてみた。今回は客観的に数字を検証してみよう。

まず、小池百合子が約360万票(以下、約を省略)前回が290万票なので、かなり上がった。これを都民の評価と見るべきか?本来は立憲を応援するはずの「連合の票」と「公明党の票」がプラスされ100万票が今回のプラス分と言われる。その数を抜いてみると260万票。前回より30万票低いだけ。

あの「緑」フィーバーは今回なかった上、「排除発言」で信頼を失ったのに30票マイナス止まり? となると、都民が彼女のパフォーマンスで「知事、頑張ってるな」という好感を持ったからだろう。おまけコロナ対応。政府が本当に間抜けの連続だったので、比較すると余計に「小池知事、頑張ってる!」が強調されたはず。間抜けな総理のお陰?なので、彼女の本当の評価は260万票と思える。

次が宇都宮健児さん。太郎さんのライバルではあるが、この人が当選してくれれば万々歳でもあった。能力、経歴、人格いずれも今回のナンバー1である彼。これまで2回、都知事選に挑戦している。2012年が968,960票(96万票)。2014年は982594票(98万票)。どちらも100万票弱。それら都知事選の当選者を思い出さそう。

2012年が猪瀬直樹 4,338,936 票(430万票) 2014年の当選が舛添要一、2112979 票(211万票)ついでに上げると前回2016年は小池百合子 2,912,628票(290万票)いずれも200万票を超えている。対して宇都宮さんは2回共に100万票弱。その倍を取らないと当選ラインに入らない。何か今回は目算はあったのか?

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「野党共闘」? しかし、2012年の出馬時は日本未来の党、共産党、社民党、緑の党、新社会党、東京・生活者ネットワーク が宇都宮さんを支持したが、96万票だった。2016年の鳥越俊太郎候補は民進党・日本共産党・社会民主党・生活の党と山本太郎となかまたち・新社会党・緑の党グリーンズジャパン・生活者ネットワーク 推薦だったが、1,346,103 (130万票)だ。要はいくら野党が応援しても膨大な票には繋がらないということ。

個人としてはぜひ、知事になってほしい人だが、シビアにいうとこれまでの数字では厳しい。野党がいくら応援しても勝った人はいない。となると、どのような勝算で出馬したのだろう。一部では山本太郎が出ると票が割れるとか言っていたが、割れなくても100万票では当選できない。そして今回の結果は84万票。これまでで一番低い。

もちろん、投票率が低かったこともあるが、96万、98万、そして84万票と並べてみると、支持者の数が大体80万から100万の間であることが分かる。2014年は共産、社民推薦だが、98万。今回の野党ほぼ共闘でも84万。つまり、どこが推薦しても固定した支持者がいるということ。だが、この数では勝てない。

選対はどう考えていたのか? なのに、なぜ、以前と同じ戦い方をしてしまったのか? 当選ラインを超えるためのあと100万票取るためには、いつもとは違う何かが必要だと考えなかったのか? 宇都宮さんのマイナスになるようなことさえあった。もしかしたら真面目に頑張る彼に便乗、別の目的であったのではないか? 

だから、あんな人が応援演説に来た。選対側が「断れなかった」とコメントさえした。野党ほぼ共闘グループは、次の選挙のための前宣伝に利用してはいないか? クリーンな宇都宮さんを支持することで、自身をアピールしてはいなかったか?

真面目に「市民のために!」と叫ぶ宇都宮さんを利用した人たちが、いたのではないか? 最初から、勝たせる気がなかったようにも思えてしまう。疑問に思えるところである。


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