反安倍、反原発の人たちで、ネトウヨのような存在が増えている？＝教育と企業論理の犠牲者たち？ [社会政治]
反安倍、反原発の人たちで、ネトウヨのような存在が増えている？＝教育と企業論理の犠牲者たち？
興味深い記事を見つけると、必ず、その人のプロフィールを確認。そこから背景を考える。ま、何も書いていない人もいるが、それはそれで凄く恥ずかしがり屋か？ 正体を隠して欲求不満の解消にネットを使っているのかも？とか想像はできる。そんなふうに見ていき、最近感じることがある。そこから日本の動き、世間の流れを捉えることもできるだろう。ある意味でサンプル調査である。
タイムラインを見ていると、コロナ関係が多い。関連して菅批判。しかし、原発関連は極めて少なくなった。未だに日本は原子力緊急事態宣言が続いているのに、多くの人は放射能よりコロナに注目している。そして安倍批判に比べて、菅批判は何だか力が入っていないように見える。悪の権化の役割＝冷酷無比だった奴から、単なるお役人になった。攻撃のしがいがない？という感じだ。
だから、他も攻撃しようと、森元総理の失言、二階への批判。何か目についたら攻撃！となっていると思える。先日も書いたが、一部の人は、「誰でもいい、くそ味噌言える政治家なら誰でも！」という正義中毒なのではないか？ 政治家に飽き足らず、ターゲットを見つけて批判する。まるでネトウヨ。いや、ネトウヨはまだ安倍防衛隊という使命があるが、こちらは「誰でもいい」安全な場所から攻撃できれば！という人たち。「陰謀論好きだね〜」とトランプ支持者を攻撃するのも、同様の人たちだろう。
その種の人たちの多くはマスコミ情報を鵜呑み。マイノリティーを探して、有意な立場から攻撃する。その構図は日本にいる外国人を批判。差別する人たちと同じ。都会の学校に田舎から転入してきた生徒をいじめるのと同じ。異種、別種、マイノリティ。少なく弱い立場の人を攻撃する。人が持つ異種排除の思いもあるが、その差別意識の裏にあるのは日頃のストレスや不満。それをぶつける。欲求不満の解消。
アメリカで差別をする人たちも裕福な層よりも、マイノリティーに仕事を奪われる庶民層が多いと聞く。差別することで自分たちの仕事を失うまいとする背景がある。ナチスがユダヤ人排除を始めたのも、不況で苦しい時代を切り抜けるために、誰かのせいにして、共通の敵を作ることが目的の一つと言われる。
タイムラインを見て感じるのは、多くの人が今の時代に不安とストレスを感じ、その怒りを攻撃しても逆襲されない高名な政治家。マイノリティにぶつけているようだ。そんな一つがトランプ支持者への攻撃に繋がる。ただ、反トランプが皆、そのような行動をとっている訳ではない。
「トランプは差別主義者だ」という反安倍の「友達」がいる。が、彼は決して人のコメント欄に「陰謀論好きだね〜」とか書き込んだりしない。ただ、安倍が消えた。森の失言を批判するのもバカらしい。原発、戦争法のような何としても止めねばいけないものがなくなったことで、戸惑いがある。敵が見えない。もちろん、原発問題はまだ解決されていない。が、コロナ感染があり、10年の年月で多くが関心をなくしている。その苛立ちがある。
しかし、彼らはもともと不満解消のために反原発、安倍批判を続けたのではない。日本のために必要だったから。思いのある人たち。だからこそ、菅ごときチンピラを批判したり、森の失言を攻撃したりでは、虚しいものを感じる。「俺たちはネトウヨとは違う。人を批判したいだけじゃない！」というプライドもある。ただ、そんな彼らの多くもトランプの正体を見抜けていない。今、大きく時代が変わろうとしているのに、彼らが見えるの混沌とした世界だけなのだろう。何をどうすればいいのか？分からないでいる。
そんな思いある人たちとは違い、原発問題で、安倍問題で、日頃のストレスをぶつけ、解消する方法を見つけた「心ない」人たちも存在する。表面的には「反原発」「反安倍」「戦争反対」そして「トランプ嫌い」時流に乗って「俺も社会に参加している！」と悦に入るだけで、本質は不満解消。馬頭し、中傷しても許される相手を攻撃しているだけ。そんな連中が、政治家の失言や発言があると、鬼の首をとったように喜び攻撃。そしてトランプ支持者も批判。
何でもいい。安全な立場から攻撃して、ストレス解消しながら「俺は社会に貢献しているぜ！」と自己満足したいのだ。それらの人は本来、従順な市民。自分から何かをしようとせず、与えられたことをダラダラする。「何で俺がこんなことやらなきゃいけない！」と思いながら「これがしたい！」という夢も目標もない。ダメ人間だと思えるが、彼らは教育の犠牲者でもある。
夢や目標を親や学校に止められた。だが、成績はよくない。勉強は嫌だ。そこそこ勉強して、ある程度の学歴で、そこそこの会社に就職。情熱のない仕事をしている。あるいはバブル崩壊で仕事をなくす。契約社員にしかなれなかった。そんな世間あら切り捨てられた層だろう。半沢直樹のように上司に反撃できない。する力もない。そもそも教育で「考える力」を奪われている。不満を感じるだけの毎日。エネルギーは正しい方向に使えない。
そんな彼らが見つけた方法。楽して優越感を持てる=ネットで誰かを攻撃するストレス解消法だ。教育で「お前は落ちこぼれだ」とレッテルを貼られているから「俺は社会のために戦っている。悪徳政治家を批判しているんだ！」と思うことでアイデンティティも確認できる。やがて暴走して誰でもいいターゲットを見つけて攻撃する。ネトウヨ以下の存在に成り下がる。経緯はそんなところだ。その背景にある混沌とした時代を感じる。それが一変した時、彼らはどう感じるのか？何をするのか？ Facebook記事をあれこれ見ていてそう感じる。
