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大本営テレビ局が官邸批判を強める?=番組構成から局の真意を嗅ぎ取る方法。 [事件]

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大本営テレビ局が官邸批判を強める? その番組構成のテクニック。解説=言葉にせずに視聴者に思いを伝える方法

映像の仕事をしていると、報道を見ていてもあれこれ感じることがある。映像は編集と構成で、取材対象者を「素晴らしい人」にも「最低の人」にも出来る。どこを見せ、どこを見せないか?切り取るか?そして映像の順番。それで意図や思いも伝えられる。映画、ドラマだけでなく報道も同様。

そんな中、意外なことにNHKは政権批判を強めている。これまでの報道とは明らかに違う。それは「桜を見る会」問題から始まった。これまで「集団的自衛権」が議論された時も、一切それに触れず。強行採決が行われてから、解説し「問題が残る」と指摘したのが、NHKという報道機関だ。

政権側から「集団的自衛権の本当の意味を国民が理解して反対しないように、番組で解説等はやめてほしい」との要請があったのだろう。それに答えての対応。その後も、総理の失態は報道せず、国会答弁でも頑張っているように見える編集で、間抜けな部分は全てカット。街頭演説でヤジが飛び交うと、それを全て整音(ノイズを消す技術)して決して静寂の中で総理がスピーチしたかのような報道をしている。

そのNHKが公然と総理を批判する報道が続いている。昨日の「ニュース・ウッオチ9」でも、招待客に昭恵夫人枠があったことを証言する官僚を映し出した。これまでなら官邸に都合の悪い事実は全てカット。NHKが報道しなければ、その事実を国民は知ることがなく。なかったことになるからだ。なのに報道した。

さらに、昨日で首相の在職日数が歴代で一位になった。これまでなら大本営として、祝い、評価し、褒め称えるニュースにするはず。それが「桜を見る会」問題の後に報道。視聴者は「公私混同のこの政権が長く続いてもねえ」としか思わない。これも構成により番組側の意図を伝えている。キャスターが一言も言わなくても、この流れを見れば視聴者は「この政権は問題ね...」と感じる。これが構成であり、編集。NHK は意図的に政権を攻撃している。

大河ドラマ出演のエリカさま逮捕。その報復?とも考えるが「桜」報道はその前から。むしろ「桜」報道の報復として官邸がエリカ様逮捕に踏み切ったと思える。そしてスピンとして使うため。だが、NHKは怯まず、さらに「桜」報道を続けている。これは局が正義に目覚めたとか、ではないだろう。何か、どこかで、政権を終わらせようとする大きな力が働いている気がする。それがどこであれ大歓迎だ。この曲で辞任速報が流れるのは、意外に早いかもしれない。



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桜を見る会事件の背景を分析する=辞任は近いかも? [事件]

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桜を見る会事件の背景を分析する=辞任は近いかも?

この件。いつになく報道番組が力を入れている。あのNHKでさえ真剣味がある。来年の大河女優を放送前に逮捕された恨みか?大本営らしくない報道がある。その大河女優、エリカさまのドラッグ事件で踊らされている番組も多いが、桜事件の報道も絶えていない。

背景を考えてみた。

桜事件は森友や家計事件に比べれば額は小さい。同じ友人を優遇したにしても、数十億の便宜をはかるのと、5000円の会費で最低1万1千円する会食ができたのではレベルが違う。なのに、報道機関は今回、力を入れている。以前、あるジャーナリストが言っていたこと。

「舛添知事の失敗は庶民目線で理解できる横領をしたから世間の恨みかった。これが数億、数十億だと庶民感覚では理解できないから怒らない。でも、数万円の絵の道具や数百万の絵画の値段は庶民には高額。だから怒りを買った」

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これが今回も当てはまるかもしれない。

5千円の会費。正確には桜を見る会の前夜祭。総理の地元支援者に希望を募り、ホテルニューオータニという一流ホテルで会食をした件。立食で最低1万1千円。それが5千円ポッキリで豪華料理が食べ放題。では、その差額の6千円は? 総理側は参加者はホテルに泊まるので安くしてくれたと主張するが、それだとホテル側が利益供与になる。差額を事務所が持ったなら、有権者に対する買収行為になると聞く。

おまけに領収書も見積もりもない。

が、これまでも書類がない。黒塗りということはあったが、うやむやに終わっている。なのに今回は追及が続く。なぜか? そこれは庶民に理解できる悪事だから?「高級ホテルで1万円以上する食事を5千円でするなんて許せねえ!」という怒り。「俺なんて焼肉食い放題の3千円でもキツイのに!」という庶民の反発を買った。庶民レベルで理解できるので注目が集まっているのではないか?

そして気になること。

あの人はぶら下がり会見を終えてから、二度も戻って弁解を続けた。これはかなり焦っている証拠。ヤバいことがあると目が泳ぐ。今回は泳ぎ放し。かなり追い詰められるのでは? 世論の応援がありマスコミが頑張る。そしてテレビ朝日は「ここぞ!」とばかりに逆襲するだろう。

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もう一つ感じるは、

桜事件の少し前からあの人は追い詰められているような気がしている。国会でヤジを飛ばす。指差し事件。これらは躁状態の時に起きがち。別の機会に紹介するが、彼が躁状態になるのは治療薬を多めに投与した時だ。つまり、薬が次第に効かなくなってきている。あるいは大量に注入せねばならない事態ではないか? それは本来の病が悪化しているということ。前回の辞任はそれが理由。その病は精神的なストレスから来る。ということは報道されない何か?重圧が彼を襲っているのではないか?

国のトップを襲う重圧。

考えられるのはアメリカだ。例えばトランプから「終了命令」を受けた。ゴミのような兵器を爆買いして猶予をもらっている。が、トランプは終了を決意。アメリカがいつも使う手であるスキャンダルのスイッチを入れた。(田中角栄もそれで降ろされた)で、NHKが急に大本営らしからぬ報道を始めたのではないか? 単なる想像だが「辞任」のニュース速報は意外に近いかもしれない。


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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」予告編④ 12月9−10日 完成披露上映会@沖縄 [沖縄戦]



「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」予告編④

原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」(山本太郎出演)太田隆文監督作品

12月9日(月)〜10日(火) 沖縄、那覇市、
パレットくもじ(県庁前)市民劇場

9日 ①午後3時〜 ②6時30分〜
10日 午前9時40分〜


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太田隆文監督のワークショプ。無事終了。 多くの参加者で大盛況。また来年やります! [ワークショップ]

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太田監督のワークショプ。無事終了。

多くの参加者で、大盛況!

あっという間の4時間でした。

感謝。

また、やりますね!



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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」ー授業では教えられない戦争の真実? [沖縄戦]

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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」

日本、唯一の地上戦が行われた沖縄戦。それを描いた映画やドラマは少ない。学校の授業でも駆け足で終わる。そのため多くの日本人は沖縄戦を知らない。

それは子供達には伝えられない凄惨と絶望。そして禁断の背景があるではないか? 当時、負け続けていた日本軍は本土決戦の時間稼ぎのため、沖縄を捨て石にした。十分な兵力と武器も送らず、米軍50万8千人に対して、日本軍は11万6400人。

「1人が5人殺せば勝てる!」

と精神論で戦わせた。さらに足りない兵を補充するため、沖縄県民の14歳から70歳まで、兵役についていない女性、子供、老人までを徴用。戦闘協力を強制。結果、全戦没者20万656人の内、沖縄県出身者12万2282人。当時の人口で言えば3人に1人が死んだことになる。

さらには、軍の強制により住民が自決する事件も相次いた。死に切れない子供を親が自ら手を下し殺す。そんな地獄絵が展開した。

その沖縄戦。当時を知る体験者、専門家の証言を中心に、米軍が撮影した記録フィルムを交え紹介。上陸作戦から、戦闘終了までを描く。

監督は原発事故の悲劇を描いた劇映画「朝日のあたる家」(山本太郎出演)で話題となった太田隆文監督。原発事故に続き、沖縄戦をドキュメンタリーで描く。

「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」「沖縄スパイ戦史」「主戦場」に続く、戦争ドキュメンタリー作品の傑作。

12月に沖縄にて完成披露上映会が行われるが、それに先駆けて東京でマスコミ試写会を開催。ぜひ、ご覧いただきたい。

予告編=>https://youtu.be/sGFjWg0fo00



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「明日にかける橋」「朝日のあたる家」の太田隆文監督によるワークショップ、明日土曜日開催!(前回は3人が新作に出演)応募はまだ間に合う! [ワークショップ]

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参加者募集!まだ間に合う

太田隆文監督プロフィール

1961年生まれ。「スターウォーズ」のジョージ・ルーカス監督らハリウッド監督の多くが学んだ南カルフォルニア大学(USC)映画科に学ぶ。

「ストロベリーフィールズ」(2005年 佐津川愛美、谷村美月、芳賀優里亜、波岡一喜)
「青い青い空」(2010年 波岡一喜、鈴木砂羽、松坂慶子、長門裕之)
「朝日のあたる家」(2013年 並樹史朗、斉藤とも子、いしだ壱成、山本太郎)
「向日葵の丘 1983年夏」(2014年 常盤貴子 田中美里、藤田朋子、津川雅彦、芳根京子)
「明日にかける橋 1989年の想い出」(2017年 鈴木杏、板尾創路、田中美里、藤田朋子、宝田明)

地方を舞台にした感動作を作り続け、全ての作品は海外の映画祭で上映。大物俳優や国民的俳優が数多く出演。また、太田作品に出演したのちの大ブレイクしたのが若手俳優も多く、新人発見の監督と言われる。

 太田監督作品。予告編はこちらで4本見れます!=>https://cinematic-arts.blog.ss-blog.jp/2019-10-23-6

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プロの俳優のためのワークショップ 参加者募集中!!
講師、太田隆文監督(2年振り)

11月23日(土) 13:30〜17:30

場所、東京、大塚(場所は参加者にのみに通知)

主催、青空映画舎

資格 演劇経験ありの方。初心者育成の講座ではありません。

 通常のオーディションに出すタイプのプロフィールをPDFファイルで添付
(顔社員。名前、住所ー事務所で可ー 所属事務所、身長、体重、3サイズ、学歴、出演作品等)

 参加希望理由を書いて、以下のアドレス(青空映画舎)宛にメールしてください。

 aozoraeigasya@yahoo.co.jp


 参加費5000円(当日払い)

 20人ほどで締め切り(少人数でもやります)応募多数の場合は抽選。

 前回は参加者3人が太田監督の新作に出演しました。






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プロの俳優のためのワークショップ!参加者募集中 講師、太田隆文監督(朝日のあたる家、明日にかける橋、向日葵の丘) [告知]

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太田隆文監督プロフィール

1961年生まれ。「スターウォーズ」のジョージ・ルーカス監督らハリウッド監督の多くが学んだ南カルフォルニア大学(USC)映画科に学ぶ。

「ストロベリーフィールズ」(2005年 佐津川愛美、谷村美月、芳賀優里亜、波岡一喜)
「青い青い空」(2010年 波岡一喜、鈴木砂羽、松坂慶子、長門裕之)
「朝日のあたる家」(2013年 並樹史朗、斉藤とも子、いしだ壱成、山本太郎)
「向日葵の丘 1983年夏」(2014年 常盤貴子 田中美里、藤田朋子、津川雅彦、芳根京子)
「明日にかける橋 1989年の想い出」(2017年 鈴木杏、板尾創路、田中美里、藤田朋子、宝田明)

地方を舞台にした感動作を作り続け、全ての作品は海外の映画祭で上映。大物俳優や国民的俳優が数多く出演。また、太田作品に出演したのちの大ブレイクしたのが若手俳優も多く、新人発見の監督と言われる。

 太田監督作品。予告編はこちらで4本見れます!=>https://cinematic-arts.blog.ss-blog.jp/2019-10-23-6

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プロの俳優のためのワークショップ!
講師、太田隆文監督(2年振り)

11月23日(土) 13:30〜17:30

場所、東京、大塚(詳しい場所は参加者に通知)

主催、青空映画舎

資格 演劇経験ありの方。初心者育成の講座ではありません。

 通常のオーディションに出すタイプのプロフィールをPDFファイルで添付
(顔社員。名前、住所ー事務所で可ー 所属事務所、身長、体重、3サイズ、学歴、出演作品等)

 参加希望理由を書いて、以下のアドレス(青空映画舎)宛にメールしてください。

 aozoraeigasya@yahoo.co.jp


 参加費5000円(当日払い)

 20人ほどで締め切り(少人数でもやります)応募多数の場合は抽選。




(前回の様子)
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プロの俳優のための太田組ワークショップ。2年ぶりに開催予定 [告知]

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前回は映画「明日にかける橋」の撮影前だったので、映画の準備とワークショップの準備が並行してしまい大変だった。それでも前回、参加者の中から3人、映画に出演してもらった。監督にとつても実力ある俳優と出会える大切な機会だ。

ちなみにワークショップは演劇の基礎を学ぶものではなく、それなりにやっている経験者。プロの俳優を鍛えるもの。映画出演や舞台経験のない方は遠慮願っている。それと、こんな思いもある。

オーディションでは俳優を選ぶが時間が短い。たいていは1人、10分〜15分ほどしか時間を取れない。下手すると10人一緒で1人で5分ということもある。俳優にすれば

「30分あれば本当の実力が見せられるのに!」

という人もいるだろう。実力あるのに緊張するという人もいる。だから、数分で起用に芝居ができる小粒の人が選ばれがち。時間をかければ凄い演技をする役者も多いはず。そこで毎回、3時間を超えるワークショップを実施。徹底的に芝居をしてもらう。

そして、その人の個性、魅力を見出すと共に、何が足りないか?どんな努力が必要かも指摘させてもらう。

開催は11月中旬から下旬。会場は山手線の駅から近いどこか。ただ、参加したからと出演できる訳ではない。それは理解して頂きたい。前回出会った3人はなかなか、頑張った。今回も実力派と出会えること。期待している。

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太田隆文監督プロフィール

1961年生まれ。「スターウォーズ」のジョージ・ルーカス監督らハリウッド監督の多くが学んだ南カルフォルニア大学(USC)映画科に学ぶ。

「ストロベリーフィールズ」(2005年 佐津川愛美、谷村美月)
「青い青い空」(2010年 波岡一喜、鈴木砂羽、松坂慶子、長門裕之)
「朝日のあたる家」(2013年 並樹史朗、斉藤とも子、いしだ壱成、山本太郎)
「向日葵の丘 1983年夏」(常盤貴子 田中美里、藤田朋子、津川雅彦、芳根京子)
「明日にかける橋 1989年の想い出」(鈴木杏、板尾創路、田中美里、藤田朋子、宝田明)

地方を舞台にした感動作を作り続け、全ての作品は海外の映画祭で上映。大物俳優や国民的俳優が数多く出演。また、太田作品に出演したのちの大ブレイクしたのが谷村美月、芳根京子ら。出演はしていないが、最終候補に残った若手俳優も、その後、NHKの朝ドラ等に出演。新人発見の監督と言われる。



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患者と関わると、どんなトラブルになるのか? 具体的に紹介。患者側の思いも解説。 [双極性障害]

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患者と関わると、どんなトラブルになるのか? 具体的に紹介。患者側の思いも解説。

病気社長の記事が好評。ありがたい。精神病関連の話を書いても毎回、リテラシーがある一部の人しか関心を持ってくれないが、今回は結構多くの人が読んでくれている。病状を多くの人が知ること、とても大事だ。

患者と関わると、なぜ、トラブルになるのか? 具体的に紹介。患者側の思いも解説する。患者は頭が変というわけではない。例えば先の社長のように双極性障害の場合は、情報処理能力の欠如という状態なのだが、まず、彼の行動言動を紹介する。

(患者の行動、言動)

自身が発言したことを「そんなことを言った覚えはない」と言い切る。新しいプロジェクトを話し合う。社員が意見を出す。社長が承認し、ゴーサインが出る。にも関わらず、後になり社長が「認めた覚えはない」と言いだし、プロジェクトを止める。

そして突然に新しい判断をして全く別のプロジェクトを立ち上げ、社員に強要。「はあ、聞いてないよ」「何度も話し合いをして決めたプロジェクトはどうするの?」と不満を持ち、反感を買う。社員はやる気をなくし、意気が低くなる。そんな会社の業績は当然落ちる。

新しいプロジェクトは社長が自信満々で立ち上げたものだが、その分野の経験は彼にはない。社員は心配するが「大丈夫!私はどんな分野でもクリアーできる」と自信満々。森羅万象なんでもオーケーという態度。最初は頼りになる人だと思うが、トンチンカンの連続。明らかに知識がなく、間違った方向に進む。

               *

そのことを社員が質問すると、社長は延々と関係のない話を続ける。はぐらかしているのか?誤魔化しているのか?「ストレートに答えろよ。本当は知らない分野なんです。と謝りを認めろよ」と思うが、別の話を延々とする。「社長。誤魔化さずに答えてください」というと「私は真摯に答えているだろ!君こそ何度も同じ質問をするのはやめたまえ」と激怒する。

話が噛み合わない。社員の意見を聞かない。どんどんと間違った方向に進む。さらに高額の機械を購入すると発表する。「これで生産性が爆発的に上がる!」と借金までして買うという。それに見合うだけの収入はないのに大丈夫なのか? 社長は自信満々。専門家に聞くと「それは無意味。その機械も不必要」と言われる。

最初はやり手の社長だと思っていたが、平気で人を踏みつけることが多発する。残業代を出さない。人をこきつかうのも平気。人を人と思っていない言動。給与の額が約束と違う。次第に我慢ができなくなってくる。気づくと社員はどんどん辞めている。2年で全員が入れ替わった。が、社長は「無能な奴はいらない」と吐き捨てる。そして一番社長が批判する専務こそが良識があり会社を支えているが、飲み会では毎回、彼をこき下ろしている。

(患者側の思い。理由)

これら社長の行動を普通に見れば無能で横暴なダメ経営者としか見えない。社員が辞めていくのは当然。が、これ全て症状なのだ。健忘症や物忘れではなく、嘘をついているわけでもない。悪意もない。病により情報処理が出来なくなっている状態。

言ってないことを「言った」と思い込む。言ったことを「言ってない」と信じ込む。それが症状。嘘を言っているののではないから、自信を持っている。「社長、そんなこと言ってませんよね」と言われると「この男。私の指示を覚えてないんだな。頭の悪い奴だ!」と解釈して怒る。

意味不明な説明をするのも、誤魔化しているのではなく、聞かれたこと=その意味を把握できないので別の問題だと思い答える。「聞いていることに答えてください」と言われると、まさに社長がいうように「ちゃんと答えているだろ」ということになる。自分が質問を把握していないのではなく、相手が真摯に答える自分を批判をしていると解釈する。だから怒り出す。

これは記憶力が悪いとか、頭が悪いとかではなく、情報処理能力が低下している状態。通常の日常生活はこなせる。一般的な日常会話なら支障はないが、ある種の情報を歪めて解釈してしまうのだ。パソコンでいうと多くの情報を入力したために処理が追いつかず「は?」という結果がでることがある。それに近い状態なのだ。

              *

以前は躁鬱病と呼ばれたように、躁状態は酔っ払った状態に近い。気が大きくなり何でもできる気がする。怖いおじさんに絡んだりしてしまうサラリーマンもいるが、酒を飲まずにそうなるような感じ。だから、経験のない分野でも「俺にはできる」と思い込む。誰がどう言っても聞き入れない。不必要な機械を購入する。「宇宙人が攻めてくる」と騒ぐわけではないが、周りの人たちを巻き込み、踏みつけて、騒動を起こしてしまうのが症状なのだ。

酔っ払った状態に近いというなら、社長という立場を考えず、会議で奇声をあげたり、ヤジを飛ばしたりということもあった。これも躁状態のためだ。病気とは分からないので「常識がない」「嫌な奴」と思われがち。本人はまず自分が病気だと気づかない。批判する連中こそがおかしいと考えるので当然、治療はしない。第三者は「何か揉めているな。まあ、何方もどっちだろう」と関わろうとしない。

もし、「彼が双極性障害では?」と疑いをかけても「人権侵害」「差別」「偏見」と批判する人が出てきて口を塞がれがち。患者は病気であることに気づかず、同じことを繰り返す。社長の件は一例であり、いろんな症状があるが、こう考えると、あの人がトップにいるあの国がとんでもないことになるのも理解してもらえるはずだ。



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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」12月9日(月)〜10日(火) 沖縄、完成披露上映会 [沖縄戦]

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予告編=> https://youtu.be/81I-BLROlxY

12月9日(月)〜10日(火) 沖縄、那覇市、

パレットくもじ(県庁前)市民劇場

9日 ①午後3時〜 ②6時30分〜
10日 午前9時40分〜



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