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人はなぜ、あれこれアドバイスしたがるのか? 自分の価値観を押し付けたがるのか? [社会政治]

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人はなぜ、あれこれアドバイスしたがるのか? 自分の価値観を押し付けたがるのか?

友人や先輩で、長い間、応援してくれている人がいる。あるいは映画を作るようになってから支援、声援をくれる人もいる。本当にありがたい。そんな人たちがいるからこそ、頑張っていける。ただ、最近思うのは、何度も書くように親しくなることで、人は自分の価値観を押し付けるようになると言うこと。悪意はない。むしろ、熱いシンパシーを持ってくれている。

「監督はそんなことをしてはいけない」「そんな発言をするべきではない」「信頼を失うよ」「誤解されるぞ」

という忠告やアドバイスをくれる。だが、そこが問題。その人がそう思っても、本当に必要な助言ではないことがある。むしろ大きなお世話。おまけに僕は捻くれ者だ。右と言われれば左という。NHKでは絶対に働けない(?)タイプだ。僕を昔から知る人はその辺を分かっているから、あれこれ言わない。

「あいつは何を言っても聞かないし、自分で考えて切り抜ける」

と思っている。が、さほど長い付き合いでない人はあれこれ言いがち。なぜ、付き合いも長くない人。或いは会ったこともないネット上の付き合いだけの人が、あれこれアドバイスしてくるのだろう? 会ったことはないが、業界の先輩なら分かる。それでも多分、僕は聞かないが、顔も知らない人、数回しか会ったことない人がなぜ、助言するのか?以前にも書いたが、それらの人たちはまず

「この人のためになる」

と言う思いがある。「このままじゃ傷つく」と言う優しい気持ち。ありがたいことだ。しかし、その危惧が当たっているとは限らない。が、その種の人は思い込みが激しいようで「私が言ってあげないといけない!」と言う使命感と正義感を持ってしまう。そこに自身の価値観や思想が含まれていることに気づきにくい。結果、自分の価値観や自分なりのルールを押し付けることにもなる。

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気持ちは嬉しいけど、何であんたの価値観を押し付けてくるの? 僕のことをどれだけ知っているの? と思える。「だって監督、頑張っているのに誤解されると可哀想だから」とか言ってくれるが、「あなたがまず誤解してない?」と思えることが多い。

「感動作を撮る監督だからいい人だ」

と思い込んではいないか? 僕はそんないい人ではない。そこには悲劇のヒロインを演じる女優だからいい人。悪役が多いから悪い人と言うのと同じ。役と現実の混同がある。監督業も同じだ。なんて、書くともう誰も何も言ってくれなくなりそうだが、それはそれでいいか?と思える。僕の行動や発言で迷惑をかけているのなら分かるが、そうでない限り。あれこれアドバイスはいらない。

何だか、世捨て人のような感じなので、最後に笑える話。ある撮影の時に、女性スタッフが「監督を結婚させる会」と言うのを結成。

「どこかにピッタリな人がいないか?」

あれこれ考えてくれた。ところが数日でその会は解散。「カメラマンを結婚させる会」がスタート。理由を聞くと「あれこれ考えても、あの監督とうまく行く女性はいないことが分かったから」とのこと。理解してもらえたようだ。



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大本営テレビ局が官邸批判を強める?=番組構成から局の真意を嗅ぎ取る方法。 [事件]

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大本営テレビ局が官邸批判を強める? その番組構成のテクニック。解説=言葉にせずに視聴者に思いを伝える方法

映像の仕事をしていると、報道を見ていてもあれこれ感じることがある。映像は編集と構成で、取材対象者を「素晴らしい人」にも「最低の人」にも出来る。どこを見せ、どこを見せないか?切り取るか?そして映像の順番。それで意図や思いも伝えられる。映画、ドラマだけでなく報道も同様。

そんな中、意外なことにNHKは政権批判を強めている。これまでの報道とは明らかに違う。それは「桜を見る会」問題から始まった。これまで「集団的自衛権」が議論された時も、一切それに触れず。強行採決が行われてから、解説し「問題が残る」と指摘したのが、NHKという報道機関だ。

政権側から「集団的自衛権の本当の意味を国民が理解して反対しないように、番組で解説等はやめてほしい」との要請があったのだろう。それに答えての対応。その後も、総理の失態は報道せず、国会答弁でも頑張っているように見える編集で、間抜けな部分は全てカット。街頭演説でヤジが飛び交うと、それを全て整音(ノイズを消す技術)して決して静寂の中で総理がスピーチしたかのような報道をしている。

そのNHKが公然と総理を批判する報道が続いている。昨日の「ニュース・ウッオチ9」でも、招待客に昭恵夫人枠があったことを証言する官僚を映し出した。これまでなら官邸に都合の悪い事実は全てカット。NHKが報道しなければ、その事実を国民は知ることがなく。なかったことになるからだ。なのに報道した。

さらに、昨日で首相の在職日数が歴代で一位になった。これまでなら大本営として、祝い、評価し、褒め称えるニュースにするはず。それが「桜を見る会」問題の後に報道。視聴者は「公私混同のこの政権が長く続いてもねえ」としか思わない。これも構成により番組側の意図を伝えている。キャスターが一言も言わなくても、この流れを見れば視聴者は「この政権は問題ね...」と感じる。これが構成であり、編集。NHK は意図的に政権を攻撃している。

大河ドラマ出演のエリカさま逮捕。その報復?とも考えるが「桜」報道はその前から。むしろ「桜」報道の報復として官邸がエリカ様逮捕に踏み切ったと思える。そしてスピンとして使うため。だが、NHKは怯まず、さらに「桜」報道を続けている。これは局が正義に目覚めたとか、ではないだろう。何か、どこかで、政権を終わらせようとする大きな力が働いている気がする。それがどこであれ大歓迎だ。この曲で辞任速報が流れるのは、意外に早いかもしれない。



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桜を見る会事件の背景を分析する=辞任は近いかも? [事件]

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桜を見る会事件の背景を分析する=辞任は近いかも?

この件。いつになく報道番組が力を入れている。あのNHKでさえ真剣味がある。来年の大河女優を放送前に逮捕された恨みか?大本営らしくない報道がある。その大河女優、エリカさまのドラッグ事件で踊らされている番組も多いが、桜事件の報道も絶えていない。

背景を考えてみた。

桜事件は森友や家計事件に比べれば額は小さい。同じ友人を優遇したにしても、数十億の便宜をはかるのと、5000円の会費で最低1万1千円する会食ができたのではレベルが違う。なのに、報道機関は今回、力を入れている。以前、あるジャーナリストが言っていたこと。

「舛添知事の失敗は庶民目線で理解できる横領をしたから世間の恨みかった。これが数億、数十億だと庶民感覚では理解できないから怒らない。でも、数万円の絵の道具や数百万の絵画の値段は庶民には高額。だから怒りを買った」

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これが今回も当てはまるかもしれない。

5千円の会費。正確には桜を見る会の前夜祭。総理の地元支援者に希望を募り、ホテルニューオータニという一流ホテルで会食をした件。立食で最低1万1千円。それが5千円ポッキリで豪華料理が食べ放題。では、その差額の6千円は? 総理側は参加者はホテルに泊まるので安くしてくれたと主張するが、それだとホテル側が利益供与になる。差額を事務所が持ったなら、有権者に対する買収行為になると聞く。

おまけに領収書も見積もりもない。

が、これまでも書類がない。黒塗りということはあったが、うやむやに終わっている。なのに今回は追及が続く。なぜか? そこれは庶民に理解できる悪事だから?「高級ホテルで1万円以上する食事を5千円でするなんて許せねえ!」という怒り。「俺なんて焼肉食い放題の3千円でもキツイのに!」という庶民の反発を買った。庶民レベルで理解できるので注目が集まっているのではないか?

そして気になること。

あの人はぶら下がり会見を終えてから、二度も戻って弁解を続けた。これはかなり焦っている証拠。ヤバいことがあると目が泳ぐ。今回は泳ぎ放し。かなり追い詰められるのでは? 世論の応援がありマスコミが頑張る。そしてテレビ朝日は「ここぞ!」とばかりに逆襲するだろう。

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もう一つ感じるは、

桜事件の少し前からあの人は追い詰められているような気がしている。国会でヤジを飛ばす。指差し事件。これらは躁状態の時に起きがち。別の機会に紹介するが、彼が躁状態になるのは治療薬を多めに投与した時だ。つまり、薬が次第に効かなくなってきている。あるいは大量に注入せねばならない事態ではないか? それは本来の病が悪化しているということ。前回の辞任はそれが理由。その病は精神的なストレスから来る。ということは報道されない何か?重圧が彼を襲っているのではないか?

国のトップを襲う重圧。

考えられるのはアメリカだ。例えばトランプから「終了命令」を受けた。ゴミのような兵器を爆買いして猶予をもらっている。が、トランプは終了を決意。アメリカがいつも使う手であるスキャンダルのスイッチを入れた。(田中角栄もそれで降ろされた)で、NHKが急に大本営らしからぬ報道を始めたのではないか? 単なる想像だが「辞任」のニュース速報は意外に近いかもしれない。


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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」予告編④ 12月9−10日 完成披露上映会@沖縄 [沖縄戦]



「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」予告編④

原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」(山本太郎出演)太田隆文監督作品

12月9日(月)〜10日(火) 沖縄、那覇市、
パレットくもじ(県庁前)市民劇場

9日 ①午後3時〜 ②6時30分〜
10日 午前9時40分〜


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太田隆文監督のワークショプ。無事終了。 多くの参加者で大盛況。また来年やります! [ワークショップ]

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太田監督のワークショプ。無事終了。

多くの参加者で、大盛況!

あっという間の4時間でした。

感謝。

また、やりますね!



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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」ー授業では教えられない戦争の真実? [沖縄戦]

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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」

日本、唯一の地上戦が行われた沖縄戦。それを描いた映画やドラマは少ない。学校の授業でも駆け足で終わる。そのため多くの日本人は沖縄戦を知らない。

それは子供達には伝えられない凄惨と絶望。そして禁断の背景があるではないか? 当時、負け続けていた日本軍は本土決戦の時間稼ぎのため、沖縄を捨て石にした。十分な兵力と武器も送らず、米軍50万8千人に対して、日本軍は11万6400人。

「1人が5人殺せば勝てる!」

と精神論で戦わせた。さらに足りない兵を補充するため、沖縄県民の14歳から70歳まで、兵役についていない女性、子供、老人までを徴用。戦闘協力を強制。結果、全戦没者20万656人の内、沖縄県出身者12万2282人。当時の人口で言えば3人に1人が死んだことになる。

さらには、軍の強制により住民が自決する事件も相次いた。死に切れない子供を親が自ら手を下し殺す。そんな地獄絵が展開した。

その沖縄戦。当時を知る体験者、専門家の証言を中心に、米軍が撮影した記録フィルムを交え紹介。上陸作戦から、戦闘終了までを描く。

監督は原発事故の悲劇を描いた劇映画「朝日のあたる家」(山本太郎出演)で話題となった太田隆文監督。原発事故に続き、沖縄戦をドキュメンタリーで描く。

「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」「沖縄スパイ戦史」「主戦場」に続く、戦争ドキュメンタリー作品の傑作。

12月に沖縄にて完成披露上映会が行われるが、それに先駆けて東京でマスコミ試写会を開催。ぜひ、ご覧いただきたい。

予告編=>https://youtu.be/sGFjWg0fo00



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