日本の報道番組、事実を歪め印象操作でトランプ大統領を批判。その裏にあるもの?ーマスコミに騙されてはいけない。 [2017]
【マスコミに騙されてはいけない。彼らは視聴者を誘導、意識操作をする!?】
久々に社会派の記事を書く。昨夜の「NEWS23」トランプ大統領の移民難民政策で多くの移民を苦しめているという内容。ガテマラからの不法移民の女性。涙ながらに幼い子供を抱きしめながらインタビューを受ける。ガテマラ人女性は云う。「私たちは貧困から逃れ将来のためこの国で働くために来たのです」そこにナレーション「移民の切実な願いはトランプ氏に届くのでしょうか?」
これはもう報道ではなく印象操作だ。僕は映像の仕事をしているので、よく分かるが、視聴者の同情を引く手法というのがある。女性。子供。涙。幼い子を抱きしめる母。この番組のインタビューはその全てが出て来る。考えてほしい。なぜ、通常のインタビューのようにカメラに向かって話すだけにしないのか?なぜ、涙を流す部分を見せるのか? この番組はワイドショーはない。報道番組だ。
なぜ、子供を抱きしめる映像を見せるのか? これは「可哀想〜何とかして上げて!」「トランプ許せない!」と視聴者に感じてほしいという意図を感じる。何より、この女性は不法移民であり、法を犯している。なのに同情させるような映像に仕上げていることに強い違和感を持った。
ナレーションの「移民の切実な願いはトランプ氏に届くのでしょうか?」も明らかに同情的であり、トランプ酷いじゃないか?という思いを感じる。そしてなぜトランプ大統領ではなく「トランプ氏」と呼ぶのか? 番組サイドは明らかにトランプに対して好意を持ってはいない。さらに云えば、この女性が日本に入国したい!と不法移民で来ても同じ報道をするか?北朝鮮から来た不法移民ならどうか? 日本人は他人事だから同情するが、日本への不法入国に置き換えればその意味は違って来るはずだ。
そして、LAに長く住んでいた僕は、不法移民が大きな問題になっており、市民がどれだけ困っているか?を痛感している。不法移民は犯罪を犯し仕事を奪うからだ。市民の多くは規制を求め、不法移民を入国させないことを政府に求めている。番組ではそれには一切触れず「移民が可哀想〜!」と思わせるニュースを流す。強い違和感がある。とても報道とは云えない。
不法移民政策に関して多くのアメリカ人はトランプを支持していると聞く。その現実を伝えず批判する報道番組はトランプのイメージを悪くするネガティブキャンペーンをしているのでは?とさえ思えて来る。
そう考えると、これまでのトランプ批判の背景もかなり歪められ、批判ありきの報道であったのでは?と思える。アメリカの事情を知らない日本人に「情」で訴え、都合の悪い事実は伝えず、トランプは「人種差別主義者」というレッテルを貼る。そんなことをする前に日本の総理を徹底批判しろよと感じる。
ん?待てよ。なぜ、総理は批判できなにのに、大統領批判はできるのか? 総理を批判すると、電話がかかってきて圧力をかけられる。キャスターを変えねばならなくなる。大統領ならいいの? そんなはずはない。これまでのアメリカ大統領をここまで批判してはいない。またアメリカを批判、不利益をもたらそうとした日本の政治家はあれこれ罠が仕掛けられて失脚している。日本どころか自国の大統領だって利益が損なわれれば暗殺。アメリカは怖い!ということは、トランプ批判の背景には....? ある事情通の話。
「富裕層である1%を敵にまわしたトランプ。彼らが総攻撃、引きずり降ろそうとしている。アメリカの大手テレビ局も同じ。CNNも。だから、トランプは『嘘ニュース』と批判した。そんなトランプのイメージを悪くしたい勢力が日本のマスコミの裏にいるんだよ。でないと総理を叩けないマスコミが大統領を批判できるはずがない」
なるほど、それで筋が通る。アメリカの暗部を鋭く描くクリント・イーストウッドやオリバーストーン監督がトランプを支持するという理由も納得できる。考えれば日本の総理も原発を止めようとすると失脚する。巨大な勢力に逆らうと総理さえも降ろされる。アメリカでも同じことが進んでいるのだ。
と、書くと「劇画の読み過ぎ!」という人がいる。「テレビが言ってんだから事実だよ」と思う人もいるだろう。思い出してほしい。原発事故のとき、どれだけ政府が嘘をいい、マスコミが真実を伝えなかったか? 日本のトップ自らが世界に向けて「汚染水はコントーロールされている」と宣言したことを。
なのに今回は原発問題で騙されなかった人たちまで、安易にトランプ批判をしている。もちろんトランプは問題があるが、ほとんどのマスコミが彼を批判する構図はヘンだと思うべきだ。忘れてはいけないマスコミは中立公正ではない。スポンサーのために仕事をしている人たちだ。受信料を払う局はすでに政府広報である。自分たちに不利益になることはしない。そんなマスコミを信じてはいけない。
いろんな情報を確認し、その裏側を読み、自分の頭で考えれば真実は見えて来る。
【「朝日のあたる家」3年前の今日。凱旋公開ー舞台挨拶】 [2017]
【「スノーデン」素晴らしかった! 世界中を監視するアメリカ。強制停電も可能ー日本の原発もターゲット? [2017]
【「スノーデン」素晴らしかった!】
アメリカは自国の国民だけでなく、世界中で携帯、メール、SNSを無断でチェックし人々を監視。最初はテロ防止の名目だったが、次第に侵略。統治、謀略のためになっていく。日本も同盟を破棄したとたんに全電力を停止する工作がされていると告発。ストーン監督の力作!
来日時のインタビューでは電源停止は原発にも及ぶと指摘。となると、日本中の原発はメルトダウン。単なる停電騒ぎではなく、炉心溶融となり、放射能が外部に出る。或は福島と同様に爆発。日本は終わるということだ。この映画はそれを伝える。
東京では平日でも大入りだが、地方の映画館は惨敗との話を聞く。地方ではいかに社会に対する関心がないか?を反映している。今、日本人が見るべき映画。アメリカだけではない。日本だって国民が知らない間にいろんなことをしていること。想像してしまう。
【僕の映画に毎回、有名俳優が出演してくれる理由? 映画作りは愛!】 [2017]
【僕の映画に毎回、有名俳優が出演してくれる理由? 映画作りは愛!】
常盤貴子、松坂慶子、長門裕之、津川雅彦、田中美里、藤田朋子。さらには波岡一喜、山本太郎、いしだ壱成、鈴木砂羽、三船美佳。名前を並べると凄いメンバーだ。
自身でも信じがたいが、これらの有名俳優たちが僕の映画に出演してくれている。もし、僕の作品が大企業スポンサーで、何億円もの制作費ならまだ理解できるが、どの作品も決して大作ではない。にも関わらず毎回、大物たちが出演してくれる。同業者たちも毎回、驚愕。「監督。凄いね!何で**さんが出てくれるのー」「何か特別のコネでもあるのか?」と疑われる。
だが、コネも後ろ盾なく、毎回、ストレートに出演依頼するだけ。そうすると俳優さんたちは快く出演してくれる。僕自身も毎回ビックリ!自分で依頼しておいて、ご本人に「何で出てくれたんですか?」と訊くほどだ。答えは毎回、同じ。まず「シナリオが素晴らしかったから」と言われる。シナリオも僕が担当。魂を削って書く。何ヶ月も取材をし、何ヶ月もかけて書く。その思いが伝わったということ。これは嬉しい。
2つ目の理由。僕の映画のほとんどは地域映画だ。地方の人たちが寄付を集めて作る。「地元再発見」「子供たちに町の素晴らしさを伝える」等がテーマ。有名俳優たちはその辺に共感してくれる。地元は有名観光地ではない。ほとんどの日本人がその地名を知らない町もある。でも、そこには美しい自然があり、素敵な風景がある。心ある人たちが住んでいる。その町の市民の人たちが力を合わせて映画を作ることに賛同してくれる。
よくあるPR映画ではない。町の観光スポットや名産品を紹介するばかりでストーリーはそこそこ。その手の作品でないことも、彼ら彼女らの共感を呼ぶ。ギャラの額ではない。町の人たちの熱い思いを届ける。「地方の人たちの熱い思いを応援する作品だし、単にお金のためだけでない仕事だ」そう思ってもらえることで賛同してくれるようだ。
だから、撮影前に俳優たちには町の写真(僕が撮ったもの)をたくさん見てもらう。地元名産のお菓子や料理を食べてもらう。そうやって、町の魅力と人々の思いを伝える。それによって、より素晴らしい仕事をしてもらうためだ。有名俳優は有名というだけではなく、実力があり、風格がある。
出てもらうことで映画のクオリティが2段3段と上がる。作品は感動的なものとなり、町の人たちは喜んでくれる。俳優たちも喜んでくれる。その映画を観た人たちは、その町の魅力を理解。映画を楽しんでくれる。それが僕の映画作りだ。
後輩監督にそんな話をすると、同じパターンで有名俳優にアプローチしたという。だが、出演は叶わなかった。話を聞くと、出資する地元が非常に打算的で、有名俳優を使った町のアピールが目的だったり。最初から安いギャラで済ませようと「金が集らない貧しい町です」と自分たちの都合を主張したのだ。
が、第一線で活躍する俳優は様々な困難を超え、ハゲタカが飛び交う業界を生き延びて来た人たち。すぐに魂胆を見抜いてしまう。本物を見る目を持っている。そして自分たちと同じように「熱い思い」を持つ人を応援したいと思っている。でも、地元の人たちが楽をして、利用しようとするなら、扉を開くことはない。
だからこそ、僕は真剣にアプローチする。隠し事は一切なしに、全身全霊で当たる。町の人がどれだけ、その映画制作にがんばっているか?大きなリスクを負っているか?そして何より、素晴らしい作品を作るという決意。毎回、遺作と思いかかること。そのことを伝える。
そうすれば有名俳優たちは笑顔で頷いてくれる。笑うかもしれないが、映画作りは「愛」。どんなに金を積んでも愛なしに名作は生まれない。作品への愛。地元への愛。それが不可欠。そんな愛があれば、俳優たちは支持してくれる。
【太田隆文監督、ふじのくに映画祭上映でトークショー 2月5日(日)】 [2017]
大林宣彦監督からのメッセージー映画「青い青い空」のこと(2月5日 ふじのくに映画祭にて上映) [2017]
大林宣彦監督からのメッセージー映画「青い青い空」のこと(2月5日 ふじのくに映画祭にて上映)