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「朝日のあたる家ーはシュミレーション映画だ」という支配人(3) [作品紹介]

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 先の支配人さんも、今回の映画ファン君も

 「映画」というより、テレビ発想なのかもしれない。

 それは構わないが、「朝日の」製作意図を理解していない。

 映画館の支配人というにしては、ん〜と思える。

 福島の原発事故を再現ドラマとして描くのであれば、

 福島が舞台になる。が、「朝日」の舞台は静岡県。

 その段階で、もう再現ドラマではない。脚色が存在する

 (というか、映画とは基本、再現ドラマはありえないので!)

 再現ドラマであれば、実在の人物が登場するが

 「朝日」は架空の人物。

 それだけで「再現ドラマ」ではないことが分かる。

 そもそも、映画で再現ドラマはないのだが、

 想像するに、このお二人は「朝日」をカテゴリー分けする際に

 (映画ファンとか評論家はそんな作業がお好き)

 どこにも入らないので、テレビのカテゴリーを引っぱり出して
 
 無理矢理。当てはめたので、トンチンカンな発言をしたのだろう。

 「あえて、いうなら、テレビの再現ドラマに近い」

 といえば、まだ分かるが、「これは再現ドラマだ」「シュミレーションドラマだ」

 と断定している、そんなジャンル分けをして何になる?とも思うが、

 映画をよく観る人たちは戸惑う映画となっているようだ。

 なら、解説しよう。

 (つづく)

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「朝日のあたる家ーはシュミレーション映画だ」という支配人(2) [作品紹介]

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 「朝日のあたる家」を観た映画ファンの方

 こんな意見を聞かせてくれた。

 「これは福島の事故を静岡に移して作った再現ドラマなんだよな」

 これも答えに困った。

 先の支配人さんと同じで、ジャンル分けしたいようだ。

 なぜ、素直に映画を観られないのか?とも思うが、

 それ以前に彼も間違った認識をしている。

 支配人さんと同じで、「再現ドラマ」というジャンルの映画はない。

 「トラトラトラ」を真珠湾奇襲攻撃の再現ドラマとはいわない。

 「JFK」をジム・ギャリソン検事の裁判の再現ドラマと呼ぶ人はいない。

 再現ドラマというのは、これもテレビの情報バラエティ番組等で

 ベテラン女優の若き日を別の女優が再現したドラマ

 あるいは、事件の詳細をドラマ仕立てで描くことを再現ドラマという。

 映画で「再現ドラマ」....ん〜。なぜ?



 (つづく)

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「朝日のあたる家ーはシュミレーション映画だ」という支配人(1) [作品紹介]

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 「朝日のあたる家」全国各地でヒット中

 多くの方が「感動した」「泣けた」という感想を寄せてくれる。

 映画を観たほぼ全てといっていい人たちが、内容を理解。支持してくれた。

 本当にありがたいことであり。感謝している。

 が、中にはこんな人もいる。

 ある映画館主さん。こういうのだ。

 「この『朝日のあたる家』というのは

 近未来を舞台にしたシュミレーション映画なんだね」

  ..............?????

 疑問の前に、まず感じるのは

 なぜ、映画関係者はジャンル分けしたがるのだろう?

 それ以前に「シュミレーション映画」なんて存在するのか?

 「シュミレーション・ドラマ」ならある。

 テレビの情報バラエティ番組などで、南海トラフ地震が起こったらどうなるか?

 をドラマ仕立てにして、CGを駆使した映像で津波を描き

 町が飲み込まれてる情景を描いたもの。

 それによって、地震や津波の恐ろしさを伝え、

 来るべき南海トラフ地震の警戒を呼びかけるドラマである。

 現在、入手できるデータを集め、地震が起こり、津波が来たらこうなるであろうと

 科学的に推測。それを映像化。そこに登場人物を配置。

 より身近に感じるように日常生活のドラマを描く。

 それがシュミレーションドラマである。

 その支配人がいうのは「朝日のあたる家」は

 そんなタイプのシュミレーション映画だ。

 というのである。

 映画をどんなふうに解釈しても、それは自由だ。

 が、それを作った監督(私だが)に質問するのであれば

 「違います。そんな意図では作っていません」

 と答えるしかない。というか、本人にそう答えた。

 「朝日のー」は科学的データを集めて、近未来に起こるかもしれない原発事故を推測。

 それをドラマ仕立てで見せた映画ではない。

 そんな意図は全くない。科学的データで推測もしていない。

 また、「近未来」というのも意識していない。

 もし、時世を特定するのであれば「今」というのがふさわしい。

 「原発事故が近未来に起きた場合、こうなる!」という意図で作っていない。

 その支配人さんは、そこが理解できていないようだった...。

 (つづく)

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