SSブログ

日本人はなぜ、新しいこと。人と違うことを始めると、事情を知らない者まで否定しに来るのか? [2021]

日本人はなぜ、新しいこと。人と違うことを始めると、事情を知らない者まで否定しに来るのか?

「YOUTUBER始めたら?」との提案を数人からもらった。どうだろう?と言う記事をあげた。滅多に意見を求めることなどないのだが、反応を知りたくて聞いてみた。日頃から思っていることだが、僕のFB友達はリテラシーが高い人が多い。と言うか、あれこれ挙げ足取りやネトウヨのように文句をつけてくる人は即、削除するので、良識ある人たちが残り、今も読んでくれていると言うことだろう。

何よりも僕のことを理解した上で、***な形がいいのでは? ***はどうだろう?と言う意見をくれた。納得できるものが多い。日頃から記事を通して人間性を理解してくれていたのだろう。ただ、一部に????と言うコメントをする人もいて興味深かった。

例えば「YOUTUBERはお笑いタレントが人気だから、あなたには無理だ」と言う人。しかし、現在のYOUTUBERはお笑いばかりではない。政治系、マニア系、ニュース系、趣味系、スピリチャル系といろんなジャンルがあり、いろんなタイプの人がやっている。それぞれに人気者がいる。さらに提案は「youtubeで人気を取りたいのなら」と言う意味だとも思えるが、僕は人気を取りたいとか考えていない。このFBと同じで読みたい人が読む。見たい人が見るでいい。

つまり、僕が日頃から書く記事が「友達」を増やしたい。人気者になりたいと思って書いているのなら「YouTubeで人気を取りたいのなら」と言われるのも分かる。が、日頃からそんな記事は書いていない。まず、そこが理解されていない。勝手な思い込みが存在する。そして「YOUTUBERはお笑い系が多いから」「あなたは違うからダメ」と言うのは、僕のことを誤解し、YouTubeの1部だけを見て「ダメ」「やめた方がいい」と言うコメントなのだ。

思い出すのは高校時代。大阪の進学校だった。例えば、ある生徒が「俺は早稲田に行きたい」と言ったとする。と、他の生徒たちから即「お前には無理じゃ」「アホが行ける学校とちゃうで」「行ける訳ないやろ」と言う罵声が飛んだ。関西人的なノリもある。漫才や吉本新喜劇ではよく見る光景。だが、クラスメートはその生徒の成績を知っていて、早稲田は無理と言ったのか?否。みんな自分の成績は絶対に人に告げない。とすると、なぜ、クラスメートは彼には「無理」と思ったのか?

答えは簡単。見るからに勉強ができる生徒ではなかったから。そして早稲田の偏差値を知っている訳でもなく、「早稲田ー入学が難しい大学」と言う認識しかない。もしかしたら、その生徒は見かけによらず成績が良かったかもしれない。が、クラスメートたちは見かけと「早稲田は難しい」と聞きかじった情報だけで判断。「お前には無理じゃ!」と推論ではなく断定をし、否定したのだ。

僕が「将来は映画監督になりたい」と言ったときも、同じことが起こった。映画界で働いたこともない。知人が働いている訳でもない人たちから「お前が監督になれる訳ないやろ!」言われた。親、親戚、教師。多くの大人たちが口を揃えるようにそう言った。「才能あるのか?」「世の中甘くない」

当時は自分より長く生き、経験豊富な大人たちが言うことだからーとも考え、真面目にあれこれ悩んだ。が、のちに振り返ってみると、映画界とは無縁。情報も知識もない人たちが「無理だ」「やめろ」と言っていただけ。聞きかじった知識や思い込み。「芸能の世界は厳しいと聞く」「才能がないとダメ」「そんな甘いもんじゃないだろう」と何も知らない人が想像や妄想だけで、あれこれ否定して来たのだ。

当時はそこまで分析できなかったが、人に相談したり、意見を求めても意味のないことを痛感。その後、よほど親しい人以外には思いを打ち明けないようにした。同時に学んだのは、何も知らない人、聞きかじったことしか知らない人たちが、鬼の首を取ったように得意げに、意見、否定する。それが日本人の特徴であること。

そんな無責任な言葉を毎日、投げかけられて、夢を諦めた友人たちが何人もいる。人のことなんだから放っておけばいいのに、あれこれ言ってくる。これ一つの村社会ルールなのだろう。人と違うこと。これまでと違うことをすると、多くが止めようとする。会社や社会でも同じ。閉鎖的な体質。

アメリカ留学時代に同じ発言をしたことがあるが、多くが「いいな。頑張れ!」「お前ならできるよ!」「ハリウッドに友達がいる。紹介するよ!」と全員が応援してくれた。日本と対照的。当時の日本映画は「世の中は甘くない。結局、夢は実現できない」的な暗いものが多く、嫌いだったが、まさにそれが日本。対してハリウッド映画は「やればできる。やってみろよ」と言う作品が多い。

さらに夢を追う者を日本人は「あいつは現実を知らない子供だ」と蔑むところがある。逆に世の中に期待せず、何ら努力せず、耐えるだけの生活をすることを「俺は現実をよく理解している。夢を追ったりしない大人なのさ」と悦に浸る者がよくいる。

そして映画業界を知らないのに「どうせ***だよ」と決めつけて、夢を追う者を見つけると、頼まれもしないのに寄っていき踏み潰す。それを本人は親切だと感じているのだが、深層心理では自分が夢破れたことを癒すための行動。「俺が無理なんだから、お前も無理だ」と思いたい。でないと自分が否定される。

さすがに最近は、あれこれ言ってくる人はいない。が、久しぶりに人の意見を求めると、わずかではあったが、情報がないにも関わらず、一部しか知らないのに、否定、断定をしてくる人がおり、高校時代を思い出した。


57611785_2620420724698882_5993821032744484864_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。