印象だけで政治家を批判する大人たち=感情論では何も変わらない! [トランプ問題]
オバマ、トランプ記事。とても好評。多くの「いいね」「シェア」を頂いた。驚いたのは多くの方が彼らの正体をご存知だったこと。ただ、トランプを理解していない人も、まだまだいるということも知る。いずれにしても、記事を読み、考えるきっかけとしてもらえればありがたい。
「トランプ。見るからに最悪だけど、そう言われると戦争してないよなあ」とか「オバマって平和主義者だと思ってたけど、海外で殺戮してたんだ!」とか、そこから考えて行くことができる。もちろん「けど、やっぱトランプって信用できないんだよなあ」と思う人もいるだろう。でも、そこで終わらず、どこが信用できないのか?を考えてほしい。
「確かに4年間戦争をしていないけど、これからやるに違いない!」と思う人もいるだろう。ただ、それは反証ではなく「印象」からスタートした「想像」でしかない。「あの人。人相悪いから泥棒に違いない!」というのと同じだ。それなら彼が「なぜ4年間戦争をしなかったか?」を考えるべきだ。
戦争をすれば軍事産業が儲かる。応援、支持してくれる。今回の選挙も応援してくれただろう。だが、戦争をしていない。軍事産業から不満が出る。そんな大統領を次の選挙で応援するだろうか? そう考えていくとトランプは軍事産業を敵に回していることが分かる。爆弾で儲けている企業が「トランプはいつか戦争してくれる!」と我慢して待つはずもない。歴代大統領は彼らの支持支援が欲しくて無理やり戦争をして来たのだ。
言い換えればゼネコンに応援されている日本の議員。当選後に公共工事をしなければどうなるのか? 「あれだけ応援したのに見返りなしかよ!」となるとだろう。次の選挙で応援するとは思えない。そう考えれば、やはりトランプは軍事産業を敵に回していることが分かる。つまり、戦争を止めようとしているのではないか?と。
そんな風に考えず「印象がよくない。いかにも戦争を始めそうだ。必ず戦争する!」ーという批判は何の根拠もなく、結局「あいつは人相が良くない。いつか泥棒をする!」というのと同じになる。大人の考え方とは言えない。が、トランプ批判のほとんどがそのレベル。要は「印象が良くない」「好きになれない」あとはフェイクニュースで「戦争屋」「人種差別主義者」と信じて込む。それだけなのだろう。
筋の通った意見。論理性を持った文章でトランプの問題点を指摘する人は今回もいなかった。トランプ嫌いでもいい。でも、彼に関わらず政治家を「好き」「嫌い」で分けても意味はない。彼らが何をしようとしているか?を見抜き、その目的に賛同できるか?を考えるべきだ。印象で批判しても何も見えては来ない。ムキになって感情的なコメントをしてもアピールしない。トランプだけではない。日本の政治家も同様。まずは彼らの目的を考えてみよう。
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