トランプ記事で感情的になる人たち＝なぜ、論理性を失うの？

先にアップしたトランプ記事。多くが賛同してくれたが、強く反発する人も少数いた。が、トランプ否定派で「なるほど、その意見は分かるなあ」というものがない。というより、彼らの意見は感情的に否定するだけであり、論理性がない。

もしかしたら、しっかりとした意見を持つ人もいるかもしれないが、「この監督分かってないなあ。相手にしないでおこう」とコメントしないだけかもしれない。が、今回コメントして来た反トランプの人に関しては感情論でしかない。それも文章で意見を書くのではなく「トランプ信用できない。無能。戦争始める」というようなタグを作り、記事に賛同してくれた人たちの返答欄に、何度も貼り付けていた。

まず、それらの批判は「印象」でしかない。なぜ、信用できないか？どこが無能なのか？　なぜ戦争を始めるのか？　では、なぜ４年間戦争しなかったのか？が説明されていない。そこまで考えずに印象だけで毛嫌いしているように見える。差別主義者は「あいつは＊＊人だ。だから泥棒だ」という決めつけをしがちだが、それがダブる。

どんな人かとプロフィールを覗くと、年配で立派なお仕事をしている方。なのに困ったちゃん行動。同じことは小池百合子ー都知事選記事でもあった。あのときは小池百合子ー批判記事だったが、小池の顔写真をブサイクに加工したものを何度もコメント欄に貼り付けて来た。

小池は問題あるが、それは行き過ぎ。パロディにもなっていない。僕が小池記事を書くたびに同じ写真を貼り付けて来る。小池嫌いは構わないが、不快になる。政治家は肖像権がないとは言え、そんな形での批判はどうなのか？　もし、それが自分なりの表現と考えるなら、自身のFacebookで毎日公開すべき、他人のコメント欄に何度何度も貼り付けるべきではない。今回も同じ。

トランプ批判をするなら、相手のコメントに応えた言葉を書き込むべき。それを多くの人に対して「トランプ無能」という同じタグを返答欄に何度も貼り付けるのは無神経。背景にこんな思いを感じる。「トランプが無能だとわからないの？馬鹿じゃない？そんな奴にいちいちコメントするのは面倒。タグ作って貼れば充分だ」コメント主に失礼な上に、他の読者から見ても不快。もし、その手法が正しいと思うなら、これも自身のfacebookでやってほしい。

「嫌い」という感情論を超えて差別主義者と同じことをしている。差別される側の人の家に「出ていけ」「死ね」「うざい」と書いた紙を、その人の家に貼り付ける。アメリカでも日本でも見るそんな光景がダブる。昔のサラ金業者も同様に「金返せ」「犯罪者」「許さない」とか借金した人の家に繰り返し貼って回った。それを連想させる。ただ、これら問題コメントする人たちも悪意はないだろう。つまり「嫌い」ということで冷静さを失い、過剰な行動に走ってしまった。プロフィールから見ても立派な仕事をしている人たち。ただ、そんな人でも憎悪に左右されてしまうのだ。

小池記事の時と同様に今回のそれらコメントも削除。以前から機会あるごとに伝えている通り「誹謗中傷」「読者が不快になるコメント」は「友達」から削除させてもらう。両者の背景にあるのは小池、トランプに対する憎悪。「批判」というレベルではない。嫌いで仕方ない。彼を評価する奴は許せない！そんな奴にはタグを貼るだけで十分だ！という歪んだものを感じた。

好き嫌いー感情論では何も解決しない。トランプ以外のことも同じ。個人的な印象を頑なに抱え込み、意見が違うものを罵倒、否定しても対立しか生まれない。本質を見つめた論理性のある意見を伝えてこそ、問題が見えて来る。トランプの件はそんなことを考える機会でもあると考える。