この本。内容は素晴らしいけど、非常に読みづらい。 [れいわ新選組応援]
この本。内容は素晴らしいけど、非常に読みづらい。
「僕にもできた国会議員」というタイトルなので、山本太郎の一人称で書かれていると思ったら、ライターの一人称で進む。ナレーター的な三人称ではなく、本人の視点。思いや感情も書かれている。それらの文章に間に太郎さんの発言が出て来る。どこから太郎さんでどこまでがライターか混乱する。
関西弁が出てきて、あーこれ太郎さんの言葉だったのかーという感じで、かなり読みづらい。タイトルは「太郎さん応援日記」というタイトルの方が相応しい。構成もライター自身であり、プロのフリーライターなのに、問題が多い。僕が雑誌のインタビューの仕事をやっていたので余計に気になるのかもしれないが、本人だけが分かって構成しているようでイライラ。
どうなっているのか?と読んでいると、【】内がライター一人称の文章。その他が太郎さん。通常は質問の後に本人の言葉になるのに、間に章のタイトルを入れたりする。普通は使わない表現。非常に読みづらい。この種の本。インタビュワーは三人称に徹することが多いのにバンバン意見書くから混乱。
表紙には「取材、構成」の表示のみだが、これは共著とするべき。もっというと太郎さんは著者ではない。それでは売れないと考えた出版社がこのタイトルをつけ、混乱を招いた部分もあるだろう。ライターに思いがあるのは分かるが、もっと分かりやすい構成にすべきではないか?
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