なぜ、多くの人たちは毎回、自民に投票するのか?=煙幕作戦に見事に引っかかる国民? [れいわ新選組応援]
なぜ、多くの人たちは毎回、自民に投票するのか?
=政府の煙幕作戦に見事に引っかかる国民?
この数年。選挙を見つめて来た。最初の疑問はこうだ。僕のまわりにいる人たちは皆、自公嫌いだ。皆、安倍政権を批判する。支持する人は1人もいない。FacebookやTwitterも同じ。まあ、似たものが集まるのだろうと考えて、Twitterで安倍支持の人を探したが、皆、ネトウヨばかり。アルバイトで反自民を叩く人たちだ。純粋に自公を支持する人たちではない。では、誰が選挙のたびに自公に大量の票を入れるのか?
公明は分かる。会の皆さんが団体動員で投票する。友人でも1人。選挙になると電話してくる奴がいる。では、自民は? まわりにいない。ネットでもいない。自民支持者はどこにいるのだろう? そう思っていた時、後輩で「緩やかな安倍支持」がいた。彼はいう。
「今は難しい時代。誰がやってもうまく行かない。そんな中で安倍さんはよくやっていますよ」
ん? 何をどう頑張っているの? そう思えて後輩にいろいろ質問した。集団的自衛権はどう思う?
「攻めて来られれば戦うのは当たり前。その権利を主張するのは当然ですよ」
ん〜分かっていない。それは個別的自衛権であり、集団的自衛権は同盟国が攻撃された時に一緒に戦うというもの。さらにいくつか質問。「特定秘密保護法」「安保法制」等。安倍政権は日本を戦争ができる国にしたことをどう思うか?聞いた。
「まさか戦争したいなんて安倍さんは考えていないでしょう。9条があるから日本は戦争しませんよ。それとも安倍さんは戦争すると国会で断言したんですか?」
んーめでたい奴だ。その9条を変えようとしていること伝えると後輩は「ありえない」と否定した。さらに聞くと彼は毎日Yahoo!ニュースは見るが、テレビも新聞も見ない。ネットで政治の情報を収集もしない。これで答えが分かった。知らないのだ。与党がどんな法案を出し、強行採決しているか? 実際、NHKでも集団的自衛権がどんな法案か?採決前には一切説明していない。
強行採決した日にやっと番組で解説。「問題が残る法案です」とコメントした。後輩はテレビを見ないが、NHKを見ている人でも集団的自衛権の意味が分からないまま過ごしてしまう。他の法案も同様。新聞を見ても難しい言葉で書かれているから、よく分からない。そもそも「特定秘密保護法」とか言われても意味が分からない。それを与党は「スパイから日本の機密を守るための法律」とかいう。
「それは必要だ。重要な情報を持ち出されては敵わない!」
そう思ってしまうが、実は政府に都合の悪い情報を機密にして国民には知らせなくていい法案である。つまり、法案名を分かりづらくして国民に理解させず、表面的な別の理由を説明。テレビで詳しく解説させない。それでいて総理が頑張っていることはテレビでしっかりアピール。例えば国会の質疑で野党の指摘にしどろもどろする総理の映像も、NHKニュースで放送される時には編集されて、即座に返答しているようになっている。
そんな姿をチラ見して、Yahoo!ニュースしか見ない後輩が「安倍さん。よくやってる」と思うのも当然かもしれない。その他の人たちもテレビや新聞を読んでいても、法案の本当に意味が分からず、与党が危険なこととしていることにも気づかない。祖父の代から自民に投票して来た人たちは、そんなことをほどんど知らずにこう思う。
「やっぱ自民でないと!野党はダメだからね〜」
という理由で投票。そんな背景が存在する。そして、さらに裏がある。実は自民党支持者は決して多くないということ。圧倒的多数が支持していると思い込んでいるだけであること。それは次回解説。
コメント 0