考える力のない日本人!⑥=日本はタイタニック号。沈没することにまだ気づかない人たち? [日本の教育]
考える力のない日本人!⑥
=日本はタイタニック号。沈没することにまだ気づかない人たち?
「与えられたことを確実にこなす能力」
それを育てる日本の教育。物事を考えたり、分析したり、その意味を考える力を育てる教育はしていない。自分の意見を伝えるという訓練もしない。その結果、上には逆らわず、意見も言わず、与えられた仕事を確実にこなす=優秀なサラリーマン・ロボットの大量生産に日本は成功した。
経済的に世界のトップクラスになった上に、支配者階級がコントロールしやすい。逆らわない。何もしても暴動を起こさない。それ以前に問題にも気づかない。「3S政策」も実施。「スポーツ、セックス、ソング」教育の行き届いた国民は政治よりも、そちらに強い関心を持つ。ところがバブル崩壊、リーマンショックで支配者階層の方針では新しい時代を進めなくなってきた。
「日本の原発は安全です」
とアピールしていたのに原発事故が起こってしまう。そこから破綻が始まる。従順なはずの国民が疑問を持った。
「放射能ヤバイよね?」「爆発で拡散したんじゃない」
「政府隠してんじゃない?」
「直ちに危険はないって、あとで危険ということ?」
皆、答えを探して勉強を始めた。政府や企業を疑い始めた。原発反対デモが起こる。官邸前に多くの人が抗議のために集まる。これまでになかったことだ。調べると、原発だけではない。政府や企業はいろんなことを隠していた。都合の悪いことを伝えなかった。それは今に始まったことではなかった。
多くの国民が目覚め、疑問を持ち、不満を訴えるようになった。が、支配者たちもバカではない。思想操作を続けた。
「原発事故は収束」「汚染水はコントロール」
「景気はよくなりました」「日本は戦争をしません」
と嘘を並べて何も問題がないことをアピール。「考える力」の育っていない多くは「もう大丈夫。原発問題は終わった。福島も安全だ」そう納得して、以前の生活に戻る。
「オリンピックをしましょう!」「海外からの旅行者数が記録的です」
「アメリカとは意見が完全一致しています」「消費税は延期します」
そんな言葉でさらに騙される。実情は金持ち優遇、多くの国民を切り捨ての政策だ。しかし、原発事故で目覚めた人たちの一部は、それを見抜いている。まだまだ数は圧倒的ではないが、もう騙されない。情報発信を始めた。が、それが知れると困る人たちがいるので、マスコミを抑え込み、フェイクニュースを連発。真実は報道させない。
もし、テレビを通して本当のことを発信すれば、あっという間に日本は変わるだろう。多くがまだテレビを信じているから。考える力がないから、テレビの言葉を鵜呑みする。それはマズイ!だから、テレビ局を押さえ込んで本当のことを言わないようにさせる。
日本丸は悲劇の豪華客船タイタニック号のように間も無く沈む。それに気づき、航路を変えることが大事。でも、愚かな支配層は自分たちだけ助かろうとしている。そしてもっと愚かな乗客はそのことにまだ気づかず、危機を叫ぶ人たちを批判する。
「あいつらヘンだよな」「工作員じゃないの?」
「この船が沈む訳ないだろ?」「日本人じゃないな!」
そして与えられた仕事を従順にこなしている。それが今の日本なのだ。
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