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「ヒーローズ リボーン」1−4話まで見た! [映画感想]

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 このシリーズは大好きで、50歳を超えているのに10代のときのようにドキドキしながら見た。というのも、10代に見たアニメや特撮もののエッセンスが沢山入っているからだろう。そして、このドラマを作ったスタッフは絶対に日本のアニメが好きだと感じる。ベースは「サイボーグ009」ではないか?だからこそ、島村ジョーと同じ能力をマシオカ演じるヒロ・中村が持っているのだ。

 様々な超能力を持つキャラが悪の超能力者サイラーと戦う物語が第1シーズン。このパターンも「バビル2世」や「ジャイアントロボ 世界が静止する日」に似ているのだが、本当にハラハラドキドキの連続だった。それが第2シーズン。ヒロが戦国時代にタイムスリップする話。そこいらないんじゃないか?というほど退屈。それがラスト4話で奇跡の大復活。再びハラハラドキドキの連続。

 そして第3シーズン。これも見事。敵がアメリカ合衆国になる。ある議員が特殊部隊を作り超能力者狩りを始める。(漫画「デビルマン」の悪魔狩りがモデル?)そのことで敵がグレードアップ。さらに面白くなったのだが、第4シーズンでは、「プリズンブレイク」のTバックが登場。おーーーと思ったが、何がしたいのか?分からないストーリーで、視聴率も下がったのか?このシーンズで打ち切り。

 それが5年が経って、新シリーズ。同じクリエーターならもう厳しいかなあ〜と思うが大好きなシリーズなのでDVDを借りてしまった。それと、僕は今でこそ青春ものの映画を作っているが、本来はSFものがやりたかった。超能力ものもあれこれ考えたことがある。だから、第1シーズンは狂喜乱舞したし。本当に見事。でも、同じ設定でロングランするのは本当に大変な事も分かる。

 「お前、続きかけ!」と言われてもむずかしいので、安易な批判はできない。が、ファンとして、作家として厳しい目では見てしまう。そんな新シリーズ。意外にもヒロもクレアも最初からは登場しない。出て来るのはクレアのパパ。ベネット。そしてメンバーはほとんどがニューフェイス。ここも難しいところで、ヒロやクレアを出せば、ファンは喜ぶが、ストーリーが以前と似たものになってしまう。キャラの特性を生かさねばならないからだ。

 そのため、日本人枠は刀ガールが登場。あと、メキシコ人キャラや少年キャラなど、これまでとは違う存在がクリエイトされているが、どれも弱い。旧シリーズはやはりヒロとクレアが圧倒的に魅力的だったし、インド人のモヒンダーが中心になり話が進んだ。そこにクレア・パパが絡み。。。というよく出来た構図。でも、今回はそのクレア・パパが中心となり。少年と刀ガールがメインに見える。が、その2人はメインストーリーに未だに関わらず、全体の進行パワーが低い。

 物語作りとは本当に難しい。特にシリーズものは以前のシーズンと比べられる。今、また「ヒーローズ」を作る意味は何なのか? もしかしたら、新しいドラマをスタートさせるより、視聴率低迷で打ち切られたシリーズでも知名度をあるものを作った方が話題を呼ぶという発想のような気もする。

 僕自身。毎回、ストーリー作りで苦労しているので、他人事ではないが、面白い物語を作るのは本当に大変なことなのだ。



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