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「原発ものは客が来ない!」という映画館主(下)昨年の9月のブログより [2014]

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 嘘でもいいから...その映画館の支配人。

「来年の311に上映すれば、原発事故を忘れている人も思い出し、映画を見て福島のことを考える機会にしてもらえますよ」

 といえばいいものを、

 「ちっとは客が来るだろう....」

 という発言を聞き、もう、二度と、この劇場に来ることはないと思ったという。僕のブログにも、こんな書き込みがたくさんされた。
 
 「****市の***劇場は、原発ドキュメンタリーを多く上映する良識ある映画館。絶対に”朝日のあたる家”も上映してくれるはず。ぜひ、連絡してみてください」

 だが、それら映画館の多くが上映拒否。先の劇場と同じ理由だろう。それが映画館の実態なのだ。失望の連続。映画館なんてもう信じない。もちろん、利益を上げることは大切だ。

 が、99%営利目的でも1%は思いがあると思っていた。

 が、その支配人の原発事故を金儲けの道具としか考えていない言葉を聞くと、お前らクソか!と思ってしまう。思いは1%すらなく、被災者の人たちをどう考えているのか? 憤りを感じずにはいられない。上映拒否はその後も続いたが、やがて、こんな連絡が来る。

「上映拒否されているという話を聞きました。なら、うちで上映させて下さい。朝日のあたる家は今、日本人が見るべき映画ではないか?と感じています」

 それが愛知のコロナグループであり、大阪のシアターセブンだ。どの業界も心ない人がいるが心ある人もいること。痛感した。心ない人たちの言葉に行為に絶望してはいけない。必ず、思いのある人たちもいること。諦めてはいけないこと。このときに感じた。 (了)

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