SSブログ

「原発映画は客が来ない!」という映画館主(中)昨年の9月のブログより [2014]

10392516_703096676431306_5530224287459615788_n.jpg

 その名古屋の映画館に反原発活動をする人が、直訴した。「朝日のあたる家はいい映画だ。これまでの原発ドキュメンタリーとは違う。我々もイベント上映をするが、集まるのはいつも同じメンバー。それでは意味がない。が、ドキュメンタリーというとなかなか人は来てくれない。

 けど、この映画なら有名俳優も出ているし、誘いやすい。だから、ぜひ、この映画を映画館で上映してほしい。我々も動員をかける」そう言ってくれた。その人が一声かければ、何百人もが映画館に集まる。そのお陰で原発ドキュメンタリーが何度も大入りになっている。

 そんなとき、山本太郎さんが当選。時の人となった。ネットで「朝日のあたる家」を応援しようという声が大きくなる。でも、支配人は言う。

 「原発映画は入んないんだよな〜」

 この人。世間の風を全然感じていないんじゃないか?ネットも見ないで、過去の入場者の記録だけを見て、劇映画もドキュメンタリーも同じカテゴリーにしてボヤいているだけではないか?

 その反原発の人。何度も支配人に上映を頼みに行った。その人が動けば数百人の反原発支持者が映画館に来る。でも、支配人は渋り。最後にこういった。

 「じゃあ、来年の3月11日に1日だけ上映しますか?それなら世間も震災を思い出して、ちょっとは劇場に来るんじゃないかな?」

 反原の人。黙って帰ったという。そこの支配人。もちろん映画館経営が商売だけど、少しは原発反対への思いがあるから、ドキュメンタリー映画を上映してくれるのだ。そう思っていた。

だが、単に客が入るから上映していただけであり、これまでのドキュメンタリーとは違う劇映画でさえも「原発もの」といいネットでも話題になっている。山本太郎さんの当選も話題になっているから、必ず客が来るといっても理解せず。そのときから1年近く先、来年の311に上映すれば、少しは客が来るだろう.......なんて、言う。

 この人は福島で起きた事故をどう思っているのか?未だに古里に帰れない人たちをどう考えているのか!原発事故は金儲けの道具か!!

 (つづく)

SAI_5091.JPG
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。