「原発映画は客が来ない!」という映画館主(中)昨年の9月のブログより [2014]
その名古屋の映画館に反原発活動をする人が、直訴した。「朝日のあたる家はいい映画だ。これまでの原発ドキュメンタリーとは違う。我々もイベント上映をするが、集まるのはいつも同じメンバー。それでは意味がない。が、ドキュメンタリーというとなかなか人は来てくれない。
けど、この映画なら有名俳優も出ているし、誘いやすい。だから、ぜひ、この映画を映画館で上映してほしい。我々も動員をかける」そう言ってくれた。その人が一声かければ、何百人もが映画館に集まる。そのお陰で原発ドキュメンタリーが何度も大入りになっている。
そんなとき、山本太郎さんが当選。時の人となった。ネットで「朝日のあたる家」を応援しようという声が大きくなる。でも、支配人は言う。
「原発映画は入んないんだよな〜」
この人。世間の風を全然感じていないんじゃないか?ネットも見ないで、過去の入場者の記録だけを見て、劇映画もドキュメンタリーも同じカテゴリーにしてボヤいているだけではないか?
その反原発の人。何度も支配人に上映を頼みに行った。その人が動けば数百人の反原発支持者が映画館に来る。でも、支配人は渋り。最後にこういった。
「じゃあ、来年の3月11日に1日だけ上映しますか?それなら世間も震災を思い出して、ちょっとは劇場に来るんじゃないかな?」
反原の人。黙って帰ったという。そこの支配人。もちろん映画館経営が商売だけど、少しは原発反対への思いがあるから、ドキュメンタリー映画を上映してくれるのだ。そう思っていた。
だが、単に客が入るから上映していただけであり、これまでのドキュメンタリーとは違う劇映画でさえも「原発もの」といいネットでも話題になっている。山本太郎さんの当選も話題になっているから、必ず客が来るといっても理解せず。そのときから1年近く先、来年の311に上映すれば、少しは客が来るだろう.......なんて、言う。
この人は福島で起きた事故をどう思っているのか?未だに古里に帰れない人たちをどう考えているのか!原発事故は金儲けの道具か!!
(つづく)
2014-09-21 15:54
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0