脚本を書くということ(17)サイコがファンタジーに繋がる [映画監督のお仕事]
僕の話は、その後輩に伝わったのか?どうか?
「オレは諦めずに、描きます」
といって帰って行った。
ある小説家がいった言葉だと思うが、
「最初は身近なことを書け。そして文章力がついてきたら、調べて書け。
そうすれば、伝わる物語が書ける」
まさに、その通りなのだ。
僕の場合。身の丈を超えたSFドラマを作ろうとしていたが
身近な話を描くことで、文章力がつき
その後、脚本家としてデビュー。
体験談でない話も描くようになった。
そして、自分が得意とするスタイルにも気づいて行ったのである。
とにかく、描かないとうまくならない。
描かないと、自分が進むべき道が見えて来ないのだ。
その意味では「救世主ケイン」は運命の分かれ道だった。
というのは、サイコミステリーともいえるその作品。
そのアンサーソングともいうべき作品が
「ストロベリーフィールズ」
なのである。
え、「サイコミステリー」と「青春ファンタジー」?
どう繋がるの?
でも、そういうことなのだ。
(つづく)
2013-06-17 00:00
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