全てはLAから始まった(中) [ロサンゼルスの映画祭]
テレビでは震災報道が続いていた。
過労で倒れても部屋で寝ていられる僕なんかより、ずっと不幸な人々が何万人もいた。
原発事故で避難。体育館で生活・・。
そんな中でくり返された官房長官の言葉。
「ただちに健康被害はありません」
何か変。何か隠している。
原発事故に興味を持った。
以前から興味はあったが、掘り下げて調べたことはない。
ベッドから起きられるようになってから、図書館通いを始める。
そして分かって来たこと。
大変なことになっている・・・。
原発事故はテレビや新聞で言われている以上の究極の災害だった。
広島型原爆168個分のセシウムが放出。
しかし、多くのマスコミはそれがどういうことなのか?
その収拾がとんでもないことであること。伝えてはいない。
チェルノブイリでは事故が多くの子供たちが、病気になり死んでいる。
何か、僕にできることはないか?
いや、ないだろう。
無名で、金もなく、権力もなく、何もない僕には何もできない。
いや、ある。映画を作ろう!
僕の映画のテーマは「子供たちに伝える大切なこと」
今こそ、大切なことを伝えねばならない。
が、どの企業を訪ねても原発事故の映画はできないと言われる。
原発を批判する作品には出資できない。そう言われた。
(つづく)
2013-05-21 18:00
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