映画監督はふと興味を持つところから始める [●「朝日のあたる家」序章 2012]
2011年 夏
アメリカでも有名な伊丹十三監督。
デビュー作”お葬式”が大ヒット。
でも、収益のほとんどを税金で持って行かれてしまい大ショック。
”税金って、どうなってるんだ?”
というところから、興味を持ち、国税庁査察部に行きつく。
それが”マルサの女”となり、またまた大ヒット。
そんなふうに、監督自身が興味を持ったものが映画として形になること
ときどきある。
監督というのは映画会社から依頼されて、映画を撮ることが多いが、
興味のない題材を扱っていては、良い作品はできない。
80年代。人気作家の原作を映画化した青春ものがあった。
映画を見ると、主人公である男の子のシーンはダラダラしているのに
もう一人の主役とも言える中年男のシーンになると、急に力がはいる。
手を抜いている訳ではないのだろうけど、
その監督はかなりお年で、若者に興味がないのだ。
それより自身に年齢の近い中年男に共感。
そのために物語が壊れ、酷い作品になっていた。
やっぱり、監督が興味のないことをやると、こうなってしまうのだ。
だから、映画にする。しない。に関わらず興味があれば
調べることにしている。
以前、精神分裂病。今でいう統合失調症に興味を持ち。いろいろと勉強した。
ついでに、躁鬱病や虚言癖。人格障害のことも調べた。
意外な事実が分かってきたり、長年の謎が解けたりして面白い。
そんな中、最近気になっていたのが・・原発事故だ・・。
(つづく)
2012-09-02 08:37
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