ツイッターで生死を確認 [●「朝日のあたる家」序章 2012]
2011 夏
映画が終わると、僕が倒れることを知っている友人たちもいる。
”過労というのは大変なこと。ひとつ間違ったら過労死。
もしかしたら、監督は自宅で死んでいるかもしれない”
実際、この夏に僕と同世代の映画人が2人も死んでいる。
関係者が自宅を訪ねて、遺体を発見ということもあった。
”太田監督も死んでるんじゃないかな・・”
この監督ブログが連載中のときは、更新されれば生きていることが確認できた。
でも、ブログは終了。=> http://takafumiota08.blog.so-net.ne.jp/2011-05-08-14
訪ねて行き、寝込んでいたら申し訳ない。
友人たちは、僕が生きているかどうか?を確認する術を考えたという。
ネットで情報を探して、見つけたのがツイッター。
昨年の暮れから、”青い青い空”を宣伝するために、僕はツイッターをしていた。
これ=> http://twitter.com/#!/kiriyama99
映画公開が終わり、自宅入院状態になってからは
原発事故の勉強をして分かったことを書き込んでいた。
友人たちはそれを見つける。
”先日は1日1回の書き込みだったけど、今日は3回。少し元気になったな?
おお、今日は10回。かなり元気だな。
と思っていたら本日は0回・・・・死んだかな?
3日振りに書き込みだ。
よしよし、生きているぞ!”
そんなふうに、ツイッターをチェックしてくれていたという。
今となっては笑い話だが、そんな友人たちの存在。ありがたく思う。
(つづく)
2012-09-02 08:34
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