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「明日にかける橋」感想  沖縄 Mさん(女性) [2022]

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弟のお葬式のシーンですでに泣いてしまい、その後ずっと辛かったです。太田監督の映画はとにかく泣かせますね。そういう風に意図して作ってるのでしょうかか?それとも作るとそうなっちゃうのでしょうか?

でも、「ストロベリーフィールズ」では運命に抗えなかった女の子たちが、今度は「未来を自分の手で変える」と決断して行動したところで、胸をなでおろすことができました。

主人公と同じく、自分も高校時代、勉強して良い大学に行くことの意味が見出せなかったです。夢の職業は叶いそうもなかったし、学歴でその後の人生が大きく左右されること分かっていたけど、大人が言うように「とりあえず勉強して良い大学、良い会社に入る」と言う考えに同意できず、ものすごくモヤモヤしていました。

社会人になってしばらくすると、猛勉して一流大学に入った女友達が次々と結婚し、仕事を辞めてしまうのを見て「何のためにあんなに勉強して良い大学行ったんだ?」などと思ったりもしました。

話がそれましたが、映画に戻り・・・主人公が洋楽が好きなところ、父親の事業がつぶれてしまうところなど、自分と重なることも多かった主人公に、親近感を持ちながら観ていました。

太田監督の映画を観るといつも、自分の高校時代と重ねて、色々な思いを巡らせています。ちょっと大げさに言うと、自分の人生を見つめ直すような感じでしょうか。

主人公(鈴木杏)たちが過去(1989年)に戻った後半は、時間と運命との闘いにハラハラドキドキ。祈るような気持ちで観ていました。途中、「ストロベリーフィールズ」を思い出して、「同じ監督の作品だし、やっぱり悲しい最後なのかな」と不安になり、昔見たタイムスリップ映画「バタフライ・エフェクト」も思い出して、あの映画も悲しい結末だったし、やっぱり未来を変えてハッピーエンドは無いのかもと落ち込み・・・。

10代の頃には気づかなかった両親の自分への思いやりを目にしたシーンや、お父さん(板尾創路)と話すシーンは、本当に泣けました。自分も死んじゃった祖父母にこうやって会って、大人として2人と話してみたいなと、ちょっとうらやましくなったり。

後輩(草刈麻有)がみゆきに「未来に戻ってももう(お父さんには)会えないんだよ」と言った言葉も、とても心に残っています。ここでもまた、気持ちを伝えることの大切さや伝えられなかったことの後悔がうずまいて「太田監督ワールドだな~」と。

過去に戻った主人公たちの行動で未来(つまり現代!)が変わり、現代に戻った後のラストが素晴らしい展開になっていました。「運命は決まってなんかいない。自分たちで行動して変えて行ける。」「世間ではバブルが終わり幸せも終わったように見えても、みゆきは大切なものを失わずに幸せになった。世間の幸せとみゆきの幸せは違うのだ。」と思ったのでした。

バブルがはじけて、大企業がどんどんつぶれて、隆盛を極めた日本の経済がダメになる。どんなきらびやかな世界もいつかは終わる。同じように暗黒社会にも終わりがある。だから私たちはあきらめずに未来を変える努力をしなきゃと勇気をもらって見終わることができました。きっとこれも、太田監督からのメッセージなのだろうと。

今は本当に暗黒社会だと私は思っています。でも行動することで未来は変わる。そう信じているし、この映画もそのことを伝えて応援してくれていると思っています。運命は決まってなんかいない。自分たちで行動して変えて行くんだと。

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