SSブログ

「アイズ・ワイズ・シャット」を再見。怖い映画だ。あの組織を描いているという噂を検証? [DVD感想]

240778495_5992353164172271_4230909503745308416_n.jpg

「アイズ・ワイズ・シャット」を再見。怖い映画だ。あの組織を描いているという噂を検証?

巨匠スタンリー・キューブリック監督の遺作「ワイズ・アイズ・シャット」を久しぶりに見た。22年前に映画館で見ていたが、イマイチ意味が分からず(キューブリックの場合は毎度のことだが)いつか見直さなければ!と彼の監督作のDVDボックスをもう10年前以上に買ったのに、どれも見ていない。それが先日、ある噂をネットで見つけて、それを確認したくて見直したのだ。

噂というのは、あの映画。実はイルミナティを描いたものではないか?そのためにキューブリックは殺されたというもの。その問題の部分。映画を見た人なら覚えているはず。仮面の儀式のところ。あれこそがイルミナティの儀式というのだ。巨大な権力を持ち、人1人を消すことなんて問題ない。誰も知らない。知られちゃいけない。そんな組織を主人公を演じるトム・クルーズは知ってしまう。

儀式の後、SEXパーティをしているが、もしかしてあれはエプスタイン島のイベントを描いていて、裸の女性は大人ではなく、実は.....と想像してしまう。映画では描かれていないが、その後に何かを食べたりするのかもしれない。また、仮面をかぶっているのも、イルミナティの儀式がそうだというのではなく、仮面ではない、あのような妖怪や悪魔のような顔を持つ連中という表現ではないか?とも思えてくる。

深読みすると、ジョン・レノンは「世界は狂人に動かされている」と発言しているし、ボブ・マレーやマイケル・ジャクソンも似たような主張を歌でしている。そして皆、早死に。ま、存在を伝えるだけで殺されたりするか?とも思えるが、映画ではそれを隠すために主人公は脅され、圧力をかけられる。そのことをキューブリッックが描こうとしたか?は分からないが、あの団体のモデルがイルミナティだとしても、おかしくはないだろう。

金も権力も持つ連中が密かに集まり、常識を越えた儀式をする。人の命を何とも思わない。そんな人々が世間には知られず、多くを支配している。ということ。伝えようとする映画だとも解釈できる。だが、別の視点で見れば夫婦のすれ違い、嫉妬を描く物語の背景として、大仰なグループを持ち込んだだけかもしれない。いずれにしても、それだけの話なのだが、159分の上映時間。ずっと恐怖を感じ、退屈せずに、一気に見てしまう。

映像や美術も素晴らしい。どうしたらあんな絵が撮れるのか?ちなみにトム・クルーズの友人役。最後に秘密を教えてくれる人。彼は映画監督のシドニー・ポラック。「追憶」や「愛と悲しみの日々」を撮ったベテラン。とても監督とは思えない見事な芝居。キューブリックはなぜ彼をキャスティングしたのか? なんてことも考えるが、彼の演技が組織の恐ろしさを見事に伝えている。

最後に映画のタイトルである「アイズ・ワイズ・シャット」の意味。「大きく目を閉じろ」ー「大きく開け」は分かるが「閉じろ」?あの組織のことは絶対に知ってはいけない。という意味だろう。未見の方はぜひ。amazon等でも見れるかも?


57611785_2620420724698882_5993821032744484864_n.jpg
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。