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「567で映画界は壊滅状態ですよ」と言う業界の友人。 [映画業界物語]

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「567で映画界は壊滅状態ですよ」と言う業界の友人。

まさにその通りだ。彼が続ける「まず、撮影ができない。アクション映画も、恋愛映画も濃厚接触が必要。毎日、検温、感染予防。セット、ロケ地の消毒。そのために対策チームまで設置。その人員のギャラを払わねばならない。

大きなロケバスで移動ができない。小さな車に分かれて乗る。そのためにレンタカー代もかかる。地方ロケ。地元に嫌がられる。ー東京から何十人も来られたら感染が広がる!ー恐れられる。宿も拒否されがち。エキストラも集まらない。それでもテレビは無理してやっているが、宣言で撮影中止になったところも多い。

多くの映画が撮影延期、中止。スタッフ、キャストの仕事がなくなる。補償はなく、貯金を削って生活する人多数。映画館にも人が来ない。一度も感染が出ていないのに緊急事態宣言で、書き入れ時に休業要請。莫大な収入を失っている。多額の宣伝費が無駄になる。公開延期も同様。映画は*月公開と決まったら、そこに合わせて半年以上前から宣伝を開始。延期すればそれが無意味。そこからまた宣伝せねばならない。そのためにまた多額の経費がかかる。567で映画界は壊滅状態ですよ!」

全く彼の言う通りだ。そんなことがもう1年以上も続いている。やがて潰れる映画館も出てくるだろう。独立系のミニシアターは特に厳しい。それらが潰れると大手しか残らず、隠れた名画やマイナーな名作を見るチャンスがなくなる。公開もできなくなる。安易に作った大手の映画だけが上映される。ミニシアターこそが思いある人たちが奮闘。地域に芸術文化を伝える仕事をしている。そんな彼らが不必要な自粛を迫られ苦しんでいる。音楽や演劇も同じ。

収束時期が見えないのも辛い。今年で収束!とか分かれば、苦しくても、それまで撮影を延期すればいい。来年1月に撮影ができるように、今から準備できる。が、準備しても、1月にはまだ567が蔓延しているかもしれない。と、その準備がまた無意味。費用も無駄になる。そう考えると中止にした方が被害が少ないことにもなる。僕の予想だと、この秋にも収束が始まると踏んでいたが、逆に感染が増えている。

その理由の1番はオリンピックだ。「五輪やるなら、もう大丈夫だろ!」と緊急事態宣言にも慣れた国民が動き出した。「マスクしているから問題ない!」と街に繰り出す。こうして、過去最高の感染者が何日も続くことなった。小池や菅が利権を優先したため。「安全安心」なんかじゃないのに。結局、彼らがやっているのは、収束させるより感染拡大を願い。日本の経済をズタズタにすることなのだろう。

567禍で依頼もない。そのために多くの映画人が収入の道を閉されている。特に監督や脚本家はアルバイトもできない。同世代はもういい歳なので、居酒屋のバイトも出来ない。いや、その居酒屋が自粛要請で閉めている。飲食業はまだ協力金がもらえるが、映画人には何もない。物凄く手続きが面倒な芸術給付金もあったが、額も知れており1回切りだった。Netflixの支援金は申請殺到。開始数時間で終了。それも監督と脚本家は対象外。

先の友人はいう。「都知事の言うー自宅を病室として使うーは1人暮らしの映画人を死に追いやるかもしれない。567感染での死亡ではなく、餓死。俺も他人事ではない。そんな中でオリンピック。ー苦しかったけど、頑張ってよかったです〜ーと金メダルを見せる選手。拍手を送る気にならない。多くの日本人は今も苦しいのによー。金メダルを噛みちぎりたくなる」同感だった。ー


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