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映画「セルピコ」=腐敗したニューヨーク市警。本当にあった事件。そこから思い起こすこと? [トランプ問題]

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映画「セルピコ」=腐敗したニューヨーク市警。本当にあった事件。そこから思い起こすこと?

映画にもいろいろあって、完全なフィクションもあれば、事実を元にしたドラマもある。そんな1本に「セルピコ」という映画がある。飲み物ではない。1973年の映画。シドニールメット監督。アルパチーノ主演。これも事実を元にしている。

ニューヨークの警官であるセルピコ(パチーノ)は転属した署がワイロで汚れ切っているのを知る。組織から送られる多額のワイロ。そのことで警官たちは犯罪を見て見ぬ振り。次第にエスカレート。定期的に手渡される。現場だけでなく署の上層部まで。なので、犯罪者の家宅捜索も事前に連絡。逮捕できない。犯罪が行われる予定の場所は連絡を受ければパトロールしない。その現状を知ったセルピコ。賄賂を拒否。次第に孤立。同僚から敵視されて行く。誰もが彼の死を願うようになる。

内部告発をしても、上層部で止められる。様々な方法で告発を試みるが、発覚を怖れた同僚たちの罠に嵌って重傷。最後には告発に成功するが、命を狙われて国内に住めなくなる。実際にあった事件だ。1960年代のニューヨークはそれほど腐敗しており「バットマン」が描くゴッサムシティそのものだった。当時の日本では考えられないことだが、アメリカではその種のワイロ、買収、組織ぐるみの隠蔽は特別のことではなかった。

その後、NY市警も大改革が進み。犯罪率も減って行くのだが、これを現代のアメリカに移して考えてみよう。もし、資金豊富な巨大な組織がマスコミや政治家を買収。取り込んで犯罪を黙認。あるいは協力を迫ったらどうだろう? NY市警の拡大版だ。例えば州知事を買収。知事だけでなく州の上から下まで買収。テレビ局も買収。こちらは簡単。大口のスポンサーになればいい。ついでに社長を買収して、ターゲットを「差別主義者」だと報道させる。

裁判所の判事も買収。判決を曲げる。起訴させない。これらを大がかりに巨額の賄賂を使ってやればどうだろうか? 「あり得ない!」だろうか? でも、NY市警はそうやって賄賂漬けになり、犯罪を見逃し、犯罪に加担した。日本だって同じ。総理の発言を正当化させるために官僚が公文書を書き換える。これは犯罪!それを部下に強要し、その罪の意識と抑圧で自殺した職員がいる。セルピコを思い出さずにはいられなかった。

日本でそうなら、金がものをいうアメリカでは余計にそうだろう。巨額の賄賂を使えばアメリカではできないことはない。それがまさに大統領選で行われたことだったのではないか? そんなことを考えている。


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