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アメリカを経験した友人に大統領選の話をしてみた!=そこから見えた「人が何かを理解するメカニズム」? [トランプ問題]

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アメリカを経験した友人に大統領選の話をしてみた!=そこから見えた「人が何かを理解するメカニズム」?

先日、カタギの友人と電話で話した。先に紹介した会社員とは別の友人。こちらも会社員だが、アメリカ留学経験がある。そして映画ファン。同世代。大統領選をどう思っているのか?聞いてみた。

彼は「不正選挙はあっただろう」と感じていた。が、確信はないと言う。ただ、アメリカ生活が長く、ハリウッド映画もよく見ているので、今回の事件をリアリティが持てるようだ。と言うのも、日本でアメリカのスパイ映画や刑事ドラマを見ると、「あれば映画の世界。或いはアメリカでの出来事。別世界の話なのだ」と感じがちなのだ。ケネディ暗殺や911の話を聞いても「陰謀論だろ?」と思ったりする

どちらも実際に起こった事件なのに「現実は映画ほどドラマティックではない」「映画のような陰謀は現実ではありえない」てなことを無意識に思い込んでいることが多い。理由を考えると、現実のアメリカを知らない、経験していないことが大きい。

アメリカで何か事件があっても、日本人が見ると「映画みたいな事件だけど、そうではないはず。真相はもっと地味なものだろう」と思ってしまう。さらにアメリカ経験がないから、その思い込みが加速する。

今回の大統領選を把握できない人の多くが、このパターンではないか?アメリカ留学をした友人に事件の展開を話すと、意外なほど素直に理解した。「陰謀論だ」「ありえない」「トランプがゴネてるだけ」と言うよく聞かれる意見は全く出ない。

大学時代をアメリカで過ごした彼からすると、どれも理解できるものなのだ。また、彼はハリウッド映画で描かれる政治ドラマや陰謀ものも、荒唐無稽なものとは限らず。事実に基づいたものもあると知っている。アメリカというのは陰謀が飛び交い、信じられないようなことをする人たちがいる国であること、知っていることも大きい。

警官が法を無視し犯罪まがいなことをする。貧しい人たちを搾取して金儲けする会社。理不尽なルールがまかり通る。日本にいては知ることのない現実も現地で見聞きしている。映画以上に悪辣なこともまかり通る。どんなことでも起こり得る。それがアメリカだと、彼は言う。だから、理解した。

それが日本にずっといると「ハリウッド映画のようなことは実際にはありえない」「あれば映画の中の話だ」「アメリカといえども日本と大差ない」「ドラマティックなことなんて、現実にはありえない」「現実は退屈で地味なもの」と自身が変化のない平凡な会社員生活を続けていると余計に「現実はそんなもの!」と思い込み。アメリカの現実を受け止め、理解することができなくなってしまうのだろう。

これは日本国内でも同じ。大阪に住んだことがない人はテレビで吉本興業の芸人を見て「大阪の人って、こんなノリの馬鹿な人たちばかりなのだろうなあ」と勘違いすることがある。「何も考えない芸人のような人たちだ」と思い込んだり。「関西人は下品だ」「大阪人は嫌いだ」と思うことがある。友人にそのタイプがいた。僕と出会うまで関西出身者の友人はいなかった。旅行で行ったこともない。なのに馬鹿にして嫌う。

経験値がないものを、僅かな情報で判断するとそうなる。同じ日本でもそうなのに、アメリカであれば余計にそうなる。知らないこと。経験のないことを考えるとき、そんな背景が邪魔をして、現実を見えなくすること。多いと思える。



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