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国民を戦争に誘導する方法=トランプ事件、そして原発事故。比較して検証! [トランプ問題]

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国民を戦争に誘導する方法=トランプ事件、そして原発事故。比較して検証!

今回の大統領選。戦争前夜の空気を体験できる貴重な機会だ。下手すると本当に戦争への第一歩だが、現時点ではそうはならないと考える。そして、そう思いたい。戦争に向かう空気がどんなものか?前々から研究していたので、しっかり経験し、検証したい。

先にも書いた通りに、フェイクニュースに乗せられてトランプを批判。支持者をわざわざ攻撃、嫌がらせコメントを書きこむ人たちがいる。彼ら彼女らの心理が非常に興味深く。ここしばらく注目している。まず戦時中を思い出そう。「戦争反対」なんて言えない、誤解されることを言っただけで「非国民!」「アカ!」「売国奴!」と言われた。

国や憲兵が取り締まらなくても、同じ国民同士で監視し、粛清。怖い環境があった。完全に戦争まっしぐら、異論は許されない。トランプの件を考えると、現在の日本も同じ展開が予想される。「考えすぎだよ」という人もいるだろう。そこで、もっと近い構図を思い出してみよう。

原発事故の直後。まだ、メルトダウンも公式に発表されず、放射能も漏れていないと思われていた頃。すでに反原発デモが始まっていた。僕自身もまだ枝野の発言を信じていた時で、新宿で出会ったデモが何なのか?分からなかった。

あれこれ調べると、Twitter上では「すでにメルトダウンしている!」「放射能は漏れている」「日本脱出」という危険を伝えるツイートと、デモする人たちへの批判が溢れていた。「黒く汚い奴ら」ー今も忘れない。これはある有名なアニメシリーズの監督が実名で発信したツイート。「プロ市民」「福島差別」「不安を煽るな!」と原発事故の深刻さを訴える人たちを多くが批判していた。

その後も取材を続け、テレビでは決して伝えない原発事故の状況が分かってきた。Twitterで発信されている通り、かなり深刻。下手したら日本が崩壊する事故であったことを知る。しかし、僕の身の回りでも「大袈裟な」「あり得ない」「事故はもう収束したんだよ」という人たちがいた。原発の話をすると「放射脳」「プロ市民」「聞きたくない」と言われた。

日本の原発50基を取材した時も、facebookでは「限定」。説明書きも原発取材とは書かず、写真もかなり注意。分かる人だけに分かる記事を書いた。「朝日のあたる家」取材、準備も大ぴらに発表しなかった。原発事故の深刻さを知らない人から嫌がらせを受けたり、邪魔されたり恐れがあったからだ。当時、山本太郎を呼んだ集会で会場拒否になったこともあった。原発イベントへの風当たりも強かった。

しかし、身近にも原発危機を感じた人たちはいて、互いに自分たちができることを考え始める。また、官邸前デモ、小出裕章さんの情報発信、山本太郎さんの活躍もあり、少しづつ情報は広がって行った。「朝日」が完成した頃は、「原発の話題は避けたい」という人も多かったが、「プロ市民、汚い奴ら」という批判の声は無くなっていた。事故の深刻さが少しづつだが伝わるようになったこと。ネットでもかなり拡散されたからだ。

こうして現代では「原発は危険」ということを多くの日本人は認知。「電気が足りていること」も知れ渡った。が、事故当時のマスコミ規制。政府発表の曖昧さ。本当のことをいうとパニックになるという躊躇はあったと思うが、あまりにも無責任な発表が多かった。そのことが国民を疑心暗鬼にさせたり、危険を認識できない人たちが多量に出した。そんな連中が、危険を伝える人たちをバッシングしたのである。

今の大統領選の状況はとても似ている。バイデンは危険な存在。でも、それを多くが知らない。トランプこそが危険と多くが思い込んでいる。マスコミが事実を報道しないから。フェイクニュースばかり。それらを鵜呑みにして、戦争を止めようとするトランプを叩き、戦争を始めたいバイデンを応援している。原発事故、直後と同じ。

ただ、違うのは、原発事故後は多くの著名人が鋭い指摘をしていた。が、その時に発信した著名人、文化人たちも今回はトランプを批判している。つまり、原発事故時以上の誘導が行われ、多くが本質に気づいていないということ。これこそが、先の戦時中の統制に近いのだろう。

原発事故は突発的なもの。電力会社も政府もすぐに国民を誘導できない。が、大統領選。反トランプへの誘導は前回の選挙後すぐにスタート。あれから4年。見事に誘導された。そう考えると年月をかけ、戦争の準備をすれば国民はひとたまりもなく誘導され、戦争賛成になるのだろう。

その見事なサンプルが現在、反トランプを掲げる人たちではないか? どう、理屈で説明してもトランプへの「憎しみ」を解くことができない。戦時中にアメリカは「リメンバーパーリハーバー」「卑怯なジャップは許さない!」と国民を駆り立てた。日本は「米英鬼畜」と多くがアメリカ人に会ったこともないのに、「憎しみ」や「恐怖」を掻き立て戦争を推進した。この3つは同じ構図。そんなふうに「憎しみ」を利用することで国民を戦争に引き摺り込むのではないか?


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