なぜ、PCR検査は増えないか？あれこれ推理してみた。

なぜ、PCR検査は増えないか？あれこれ推理してみた。

昨日の首相会見。なぜ、PCR検査が増えないか？について答えることができなかった。当初はオリンピック開催のために感染者が少なく見せたいと言う意図があっただろう。検査を多くしないことで感染者数を低く見せることができた。が、延期になり、首相も「検査を増やしていく」と宣言した。なのに未だにその数が増えない。そのことを昨日の会見でも突っ込まれたが、首相は答えられなかった。

これは誤魔化していると言うより、首相が指示しても進まない何か？があるはずだ。思い出すこと。地方で映画作りをした時。多くの自治体は応援してくれる。町のPRに繋がるからだ。市長はいろんな便宜を図る指示を出してくれる。

が、時には全く実現しないことがある。職員たちが反対するからだ。表立って市長には反抗しない。が、彼らには日常的に多くの仕事を抱えている。映画のためにさらなる時間を割かねばならない。「何で俺たちが？」そう考え、あれこれ理由を作り、根回しをして、市長の指示が実現できないように工作。

役所は閉鎖的な体質があり、新しいことをしない。決められたこと以外はできる限りしない。新人が頑張って何かをやろうとすると周りが潰しにかかる。市民のためと言いながら、実は自分たちの都合でしか動かないことが多い。もちろん、「新しいことをするべきだだ！」と言う職員もいて、熱い協力を得たこともある。が、それは少数派。多くがことなかれ主義。多くの街で痛感した。

同じく組織のトップである首相の指示に従わないという何かがあるのでは？　それこそ民主党政権も「政治主導」を掲げながら官僚たちに潰されたのと同じようなことが、再び起こっているようにも思える。