SSブログ

あなたも誘導されている?=ゴーン事件と原発事故報道の構図は同じ! [事件]

IMG_3044.jpeg

あなたも誘導されている?=ゴーン事件と原発事故報道の構図は同じ!

原発事故をきっかけにあれこれ勉強したことで、いろんなことを知った。映画「朝日のあたる家」でも描いたが、原発をやっているのは電力会社。そこは「電気を大切ね」とかテレビCMをバンバン打っていた。当時、その意味に僕は気づかず大バカ者だと痛感したのだが、CMは競合相手の会社がいる場合にするもの。ホンダならトヨタ、日産。SONYならPanasonic。ANAならJAL。でも、当時は東京電力のライバル企業はない。関西電力のライバルもいない。なのになぜ、CMを打っていたのか?

要は広告料という名の賄賂。500億円ほどの宣伝費をテレビや新聞、雑誌にばら撒くことで、大手優良スポンサーとなる。局や社のお得意様になる。そんな電力会社に都合の悪いニュースは流さないよね? 原発は小さな事故をよく起こしていたが、ほとんどニュースにならない。危険性を感じさせる事実や批判も報道されない。そうやって原発安全神話を築いていった。「日本の原発は優秀だ。チェルノブイリとは違う」多くがそう信じるようになった。

が、現実は世界に類を見ない3機が爆発!今世紀中に収拾はできない。いまだに放射能を撒き散らしている。つまり、最初から危険だったんだ。それを伝える情報や事実をマスコミが握りつぶしていた。事故が起こればテレビも新聞も、30キロ圏外に避難。官邸発表を垂れ流していた。官邸はというと東電からの報告がなく、福1に総理が乗り込む事態。政府にも情報を隠し続けた。そんなことができるほど、電力会社は強い立場なのだ。

その背景となるものも阿漕。その辺も「朝日のあたる家」で描いたのでここでは省略する。総括原価方式で検索すれば、ネットでも知ることはできる。そんな手法で電力会社は我々から必要以上の電気代を集め、政治家やマスコミを飼いならしていった。さて、今回のテーマは原発ではない。そのようなスポンサー、大企業というのは力がある。マスコミに対して強い影響力を持つ。

自社に都合の悪いことは放送させない。巨額の利益をもたらす企業に対してマスコミはそれに従う。嘘でも流すし、事実を歪める。そのことは原発事故前後の報道で痛感した。その視点で最近のニュースを振り返ってみよう。

ゴーン事件。異常なほどのゴーン批判、中傷を報道番組がしている。なぜだろう? まるで悪者のようにいう。キャスターも、コメンテーターも、市民のインタビューさえも同意見。1人くらい「ゴーン、やるねえ。さすがやっちゃえ、日産!」という人がいてもいいのに全員が批判。原発事故と同じ構図を感じる。原発推進は国策。実行部隊は東電だった。今回は巨大企業の日産。東京地検が扱う事件。なるほどーという感じ?

「あれは社内クーデターではない。ゴーンが汚職をしたのだ」「日本の裁判は公正だ。ゴーン批判で詩織さん事件や籠池夫婦長期勾留の批判に繋げたくない」「ゴーンは悪いやつなんだ!」

日産と地検がそう考えれば、マスコミは従うだろう。大手スポンサーとテレビ局の関係はそんな関係のだから。



asahi20_edited-1-f0023.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:映画

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。