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学生時代から感じる違和感。今も思い出す。その正体とは? [社会政治]


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学生時代から感じる違和感。今も思い出す。その正体とは?

高校時代の休み時間。「***君はど田舎から通っているんだ」「***君は校則違反で***先生に説教された。バカだよな!」なんてことでクラスメートは盛り上がっていた。意見や感想はちょっぴりで、事実を上げるばかりだった。

勉強や大学。成績の話は敢えて避けていた。目標とする大学を知られて批判されたくない。成績の話をして劣等感を持ちたくないそんな姿勢があった。また、彼は映画や音楽にあまり興味がない。勉強の妨げになるのが理由。映画好きだった僕と共通の話題が持てない。そんな頃から

「こんな勉強をしていて将来、役に立つのか?」

と思えて来た。アメリカの大学へ行き、映画の勉強をしたいと言う思いがあったので英語は頑張ろうと思ったのに、会話の授業はなく、日本語訳ばかり、教師も英語は話せない。他の授業も同じ。だが、同級生に話すと「だったら学校辞めろ!」と言われる。なぜ、そうなるのか? 日本の教育は正しいのか?と言う話をしているのだ。本の虫と言われる友人がいた。彼はそんな同級生たちを見下していた。

「知的レベルの低いどうしようもない人たち。社会的な出来事に関心を持てない一般大衆だよ」

と切り捨てた。漫画に出てくる嫌なインテリ野郎を絵に描いたようなことを言っていた。そこまでは思わなかったが、そんな同級生たちとは通じるものがなかった。高校卒業後。映画学校に行くと、クラス全員が映画好き。いや、映画マニア。僕なんて映画ファン初心者と言う凄い連中ばかりだった。最初は楽しかった。が、次第に気づいて来た。

「こんな授業を受けることが映画作りに役立つのか?」

実習で監督できるのはクラスで3人だけ。あとはお手伝い。そのために高い授業を払わねばならない。しかし、多くのクラスメートは疑う様子もなく、クラスに出る。同じ疑問を持ったのか?はたまた怠け者なのか?登校拒否する同級生が何人もいた。

              *

そんな連中と仲良くなり毎日、飲み会をした。が、次第に話すこともなくなり、皆で集まりウダウダするだけになった。学校を批判する者もいたが、自分たちで何かをしよう!とはしなかった。なぜ、動こうとしない!と次第に憤りを感じるのだが......そうなった理由。今は分かる。

管理教育。

子供の頃から与えられたことをやるだけの教育。考えることを教えない。むしろ考えないことを求める。指示されたことを確実にこなす従順なサラリーマンを育成するための教育。高校時代の同級生はすでにそれが刷り込まれていた。が、それに反発、あるいは夢追う人生を選んだ者が「映画監督になる!」と映画学校に行く。

しかし、そこは監督になるための勉強というより、金儲けが本来の目的の学校。にも関わらず、多くは与えらる無味な授業を受け入てしまう。夢を追う彼らもまた刷り込みが行き届いていたのだろう。それを拒否して授業に出なくなったのは、本当に意味で落ちこぼれ。与えられたことをこなす能力がない。あるいは怠け者。それとも本当の捻くれ者だったと言うことだ。

その意味で僕は「本当の捻くれ者」だったのだろう。長年の管理教育が受け入れられない。洗脳教育が効かない、と言うと凄そうだが、実は適応性がない。歪んでいる。教えても素直に学ばないと言う、やはり捻くれ者なのだ。それゆえ、素直に教育システムを受け入れる同級生たちが圧倒的多数のクラスで、違和感を持ったと言うことなのだろう。あれこれ昔の思いが解けていく。また、続きを書く。



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