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人生は謎解き?疑問を解決するから楽しい。=僕が論理性に拘る背景? [映画監督のお仕事]

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人生は謎解き?疑問を解決するから楽しい。=僕が論理性に拘る背景?

映画は感情や感覚の表現が大事だ。だのに僕は実生活では「合理性」とか「論理的」と言うことにこだわる。が、日本人の多くー僕の印象かもしれないがーは、そんなことより習慣とか昔ながらのルールを遵守しがちだと感じる。矛盾があっても、合理的でなくても習慣だから、ルールだから、と従う。

役所など特におかしなルールが多い。

窓口でムカつくことがある。筋が通らないことを説明すると、担当者は「その通りですけど.....決まりですので...」と言われる。同じことは教育でもある。何度も書いたが英語教育。なぜ、英会話がないのか? 日本語訳と文法ばかりの授業。10年も勉強するのに会話ができない。これって意味ある?

その答えも何度も書いたが、日本の英語教育の目的は「国際性を育てる」とか「英語によるコミニュケーション能力」を育てるではなく、与えられた作業を確実にこなせる、優秀なサラリーマンを育成するために、その能力を測るための材料でしかない。国際人を育てるための勉強ではないのだ。

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しかし、管理教育は「考える力」を育てないので、「英語教育は意味ある?」という疑問さえ、多くの子供たちは持たずに勉強を続ける。本当に目的を悟ったとしても「大学受験のためだ」と割り切って勉強する。高校時代は同級生から「勉強が嫌なら学校辞めて働け」と言われた。彼らは完全に管理教育にはめられていたのだろう。

だが、それは合理的ではない。

意味がない。おまけに無意味な勉強で判断する大学なら、それも意味がない!と、僕は大学進学を拒否。話せもしない英語を勉強する時間が勿体無い。それを将来のための別のことに使いたいと考えた。が、アメリカの大学に行きたい!と言う思いがあり、日本の高校を卒業という資格が必要。なので中退はしなかった。

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今回は教育の話ではない。

合理性と論理性だ。英語教育を論理的に考えれば無意味。そんなあたりから日本の教育を考え始め、先のサラリーマン育成が本当の目的であるという答えに辿り着いた。しかし、何で、そんな風に論理性や合理性にこだわるようになったのだろう。あれこれ考えて、子供の頃から推理小説が好きで読みまくっていたこととを思い出す。

ミステリーは論理性だ。物理的に不可能と思える犯罪を論理的に解き明かす。飛躍や矛盾があってはいけない。コナンドイル、アガサクリスティ、江戸川乱歩、子供の頃からそんな本ばかり読んでいたので、その辺が刻まれているのだろう。本来、映画監督業は理屈や論理を超えた想像力や感性が勝負の仕事。なので監督には理不尽な人や筋の通らないことを言い張るタイプが多い。

しかし、論理性を追求すれば、あれこれ答えが見つかるので面白い。人生は謎解きだ。疑問を解決するからこそ楽しい。



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