「ジョーカー」2回目。心の闇を解き明かせたか? [映画感想]
「ジョーカー」2回目。心の闇を解き明かせたか?
もう一度冷静に見つめないと、闇の世界から戻ってこれない。平日の最終回。500席の劇場で僅かな観客と見た。以下に当てはまる人は要注意。「ジョーカー」を見ると戻ってこれないかもしれない。
●生活が苦しい●古いアパートに住んでいる●低所得者である
●恋人がいない●上司から理不尽な注意をされた●社会保障を打ちきれられた。
●親の介護をしている●夢があるが叶わない●持病を抱えている
●サラリーマンにバカにされた●職場をクビになった●母子家庭である
●親に理解されていない●憧れの人に踏みつけられた●暴れたい!
●誰にも理解されない。●怒りのやり場がない。●金持ちが許せない
現代の日本で生きていたら、どれかが当てハマるだろう。あたなはジョーカーになる素質があるということ。映画の中の彼は決して正当化できない。しかし、誰もが彼に共感し「これは俺だ!」「これは私かも」と思わずにはいられない。そしてバットマンことブルース・ウェインの父が、日本の首相や経団連の会長とダブってしまう...。
階段で踊ってみたくなる。拳銃を手にしたら思いを果たしたくなる。暴動に参加したくなる。そんな誘惑にかられる映画だ。まだ、心の中で「That's the Life 」が流れていて、うまくまとまらない。いずれまた....。
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