SSブログ

官僚があの人のために違法行為までする理由(中)=これが官僚だ!という答えを見つけた。 [読書]

69969357_3001253749948909_4296292920476041216_n.jpg

官僚があの人のために違法行為までする理由(中)=これが官僚だ!という答えを見つけた。

先にも書いたが役所というところはトップからの命令でも面倒なことは従わず、できない理由を山ほど上げ、あるいは必要以上の時間をかけてうやむやにしたりする。とにかく余計な仕事はしたくない。何もしないための努力をするタイプが多い。大臣でも、総理が相手でも官僚たちは同じ手を使いブロックすることがある。鳩山元総理の「最低でも県外」発言の時は偽物の書類まで作って止めてしまった。

それなのに、あの総理に対して官僚たちは公文書改竄までする。明らかな違法行為。犯罪だ。なぜ、そこまで忠誠を尽くすのか? 彼は田中角栄のようなやり手でもない。それどころか、その場その場で思いついたことを発言しているだけの人?人心掌握術を心得ているとは思えない。そのことが疑問だった。その答えを望月記者の本で見つけた。思想家の内田樹さんのインタビュー発言を引用する。

「安倍マイレージ・システムでポイントを貯めたいなら、政府の政策の適否についての評価はしないということです。首相を支持すると必ず良いことがあり、反対すると必ず悪いことがある。そして誰でも『それは良い政策だ』と思えるような政策を支持するよりも『それは幾ら何でも.....』と官僚たちでさえ絶句するほど不出来な政策を支持するほどポイントが高くなる。(中略)森友・家計問題で露呈したのは、まさにそのような官僚たちの『ポイント集め』の実相だったんじゃないですか」

「官邸の覚えがめでたい人たちは、政治家でも、官僚でも、ジャーナリストでも、学者でも、必ず『いいい思い』ができる」

「官僚たちは首相を統治者として決して高く評価していないと思いますけど、それでも一点だけ高く評価しているところがあります。それは信賞必罰ということです。自分におもねってくる人間は直ちに起用し、自分に逆らうものは直ちに左遷する。この判定が正確で、かつスピーディなのです」

「日本のエリートたちは、受験秀才ですから、入力と出力の間に正の相関があり、かつ入力と出力のタイムラグがない査定が大好きなんです。入試はまさにそういうものです。その点で、官邸による査定みごとなものだと思います。官僚たちが堰を切ったように官邸に阿諛追従するようになったのは、この査定制度のメカニカルな正確さが気に入ったからです」

「官僚というのは。総じて自分の能力を大変に高く評価する。『自分のような人間が出世して。国の舵取りをするべきだ』と思っている。自分の出世がそのまま日本で利益であると思っている。だから、官邸の査定システムを利用することにあまり罪の意識を感じずにいられる」

もう、ひたすら「なるほど!」という感じだ。感想は別の機会に。(この記事の前半は)=>https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2019-09-17-3


m_12527945_1003590556381915_2074457293_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。