「山本太郎は元俳優だから演説は上手い」と批判するのなら「恥を知りなさい」の女優は?=感動した人はいるのかな? [れいわ新選組応援]
「山本太郎は元俳優だから演説は上手い」と批判するのなら「恥を知りなさい」の女優は?=感動した人はいるのかな?
「騙されてはいけない。山本太郎は俳優だから演説が上手い。彼は政治家を演じてるだけ!」という批判について、それは当たっていないことを2回に渡って記事にし大好評。映画監督の視点から見れば「俳優というだけで感動的な演説ができるわけではない」こと。分かるので解説したが、別の視点から見ても分かる。何か、疑問を持った時に使える方法論なので書かせてもらう。
「比較」だ。
似たようなものを比較することで本質が見えてくる。もし、「山本太郎が元俳優なので演説がうまく、聴衆を感動させただけ」というなら三原じゅん子はどうだろう? 彼女も元俳優だ。「3年B組金八先生」で不良少女・山田麗子を演じて大ブレイク。10年を超えるシリーズ史上に残る名キャラクターだ。
その後も、女優として活躍「ああ、野麦峠 新緑編」では主役。「ゴーゴーチアガール」も主役。歌手として「セクシーナイト」が大ヒット。その後、紅白歌合戦にも出場している。かわいいだけの人ではなく、存在感もある。とてもいい女優だと思う。が、その彼女の国会演説。少し前の覚えているだろうか?「恥を知りなさい!」スピーチだ。
感動した人はいるだろうか?
感じるものがあった方はいるか? 内容を別にしても、彼女の気迫や思いが伝わっただろうか? 大顰蹙という声ばかり。でも、彼女も元俳優。もし「俳優だから演説が上手い」と太郎さんを批判するなら、山田麗子、いや、三原じゅん子だって感動的な演説ができるはず。反自民の人でも感動させるスピーチができるはず。太郎さんは政治に興味ない人だって共鳴したのだから。
なぜ、三原じゅん子の演説は心に伝わらなかったか?を説明する。ここからは映画監督の視点だ。彼女の演説。動画で見て欲しい。彼女は原稿を読んでいる。それを書いたのは別の人だ。読み方は上手だ。さすが俳優。聞きやすい。が、その内容を、意味を、訴えたいことを、三原は理解せずに読んでいる。だから、聴衆に伝わらない。シナリオも同じ。どんな名優でもセリフを理解せず、共感せず声にしても伝わらない。
結婚式でも、式典でも、偉い人が祝辞のとき、
原稿を読むことが多いが、退屈で全然、祝福の思いが伝わってこないことはないか? 誰かが書いたものを、内容を理解しないで読んでいるからだ。素人でも俳優でも誰かが書いたもの。自身が理解せず、共感していないものを読み上げても、第三者には伝わらない。
つまり、三原自身が理解も、共感もしていない原稿を読み上げただけ。アナウンサーと同じ。元俳優だし上手に聞きやすく読んではいる。対して太郎さんは自分が心から思うことを、原稿を見ずに、自分の言葉で伝えた。彼自身が理解し、賛同することを演説した。どちらも元俳優だ。でも、違う。これで「俳優だから演説が上手」批判はハズレだと分かる。さらに、政見放送でどこかの総理と出演したのも三原じゅん子。まるで夫婦漫才。
彼女の言葉を聴いていると、
自民党の政策を支持しているとかではない。それ以前に理解していない。「八紘一宇」発言も誰かに言われての発言だ。どれも本人が理解し、賛同していないから、空々しい。単に夫婦漫才の相方を演じただけなのだ。三原がダメというのではない。彼女は自分が理解していない役を演じているのでそうなる。言われたことをしているだけ。俳優だからの感動的な演説ができる訳でないのだ。
さらにいえば、これまでもタレント議員がいた。青島幸男も俳優業をしていた。横山ノックは漫才師。西川きよしは? 森田健作は? 蓮舫は? 皆、喋りはとても上手いが、演説で感動したことはあるか?
これで山本太郎が
「元俳優だから演説が上手い。騙されるな」という批判は完全に成り立たないことが分かる。山本太郎は自分が把握、信じたことを、真剣に伝える。だから、感動し、賛同できる。それが答えだ。疑問に思った時は比較するとよく分かる。
第1回記事=>https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2019-08-25
第2回記事=>https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2019-08-26
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