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「24」シーズン4の中盤ー感想❹現実社会を反映した過酷過ぎる物語。=再見して気づいたこと? [DVD感想]

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「24」シーズン4終盤を見る。現実社会を反映した過酷過ぎる物語。=再見して気づいたこと?

シーズン1は「大統領候補暗殺」と「戦争回避」
シーズン2は「核爆弾」
シーズン3は「潜入捜査」と「生物兵器」

それが今回のシーズン4は事件が盛りだくさん。

「国防大臣誘拐」「原発破壊メルトダウン」
「大統領専用機撃墜=ステルス爆撃による」
「市街戦=ジャック&中東の青年たちVS傭兵部隊」
「核爆弾略奪」「核ミサイルで大都市攻撃」

といくつもの事件が盛り込まれている。視聴者を退屈させず、以前のシーズンを超えるための物凄い努力をしている。

さらに、シーズン4スタート時は過去のレギュラーメンバーはジャックとクロエのみで寂しい感じがしたが、順番に人気キャラクターが登場する。トニー、ミッシェル、元大統領のパーマーと、その度に盛り上がる。「おーー」とテレビの前で声を上げてしまう。さらに、今回は人間ドラマも濃厚。

まず、ジャックとオードリーの恋。そのオードリーと前の夫、トニーとミッシェルの復縁、ヒラー長官と息子。テロリストの母と息子。キーラ大統領と息子。エドガーと母、全て家族の絆を描いている。それゆえ、事件に巻き込まれ傷つき、命の危機にさらされる彼ら彼女らの運命から目を離せない。

そして、シーズン4以降を担う重要キャラクターも総登場。まず、キーラ政権の副大統領こそがのちのローガン大統領だ。彼こそが「24」最大の悪役、ジャックの愛する人々の命を奪う最大の敵となる。CTUの本部長であるブキャナン。のちにCTUの支部長となり、数少ない理解ある上司となる。が、彼もホワイトハウス占領事件で悲しい最後を遂げる。そのことを知っているので、複雑な気持ちで見つめる。

誘拐されたヒラー長官はのちに大統領になることも、このシーズンでは分からない。その娘オードリーも、あとあとレギュラーとなり、ジャックとの恋を育むが、彼女もまた悲運のヒロインとなる。あと、デブで小心者だが憎めないエドガーもあとのシーズンでは、あんな悲しい最期を迎えること。最後まで見ていると知っているだけに辛い。レギュラーメンバーでも、ミッシェルがこのあと知っているだけに、トニーとの恋が切ない。

ドラマ的に言うと、うまいのは、パーマーが大統領の座から降りていること。ジャックの最大の理解者なだけに、事件が起きても助けることができない。逆にローガンは最大権力者なのに自己保身ばかりでCTUの邪魔ばかり。見ていてイライラするが、物語は面白くなる。

(そして最終シーズンではジャックがローガン大統領暗殺を計画。CTUがジャック逮捕に動くと言う悲し過ぎる物語となる)

通常のドラマ。特に日本の刑事物等は安易に事件が解決するし、上層部には必ず理解ある人がいる。レギュラーのほとんどは死なないので安心して見ていられる。しかし、複雑に多様化した現実社会と比べると、それらの設定は今や桃源郷の物語に思えてしまう。日本でも小沢一郎が民主党を壊したと間違った批判をしたり、安倍が外交が得意だと実績ゼロで賞賛するマスコミ。勝てる選挙を邪魔する枝野。自民に寝返る細野。緑の狸に化かされた前原とか、善と悪だけでは割り切れない政治模様。「24」にリアリティを感じるのは、そんな背景があるからだろう。

それゆえ通常のドラマだと「あ、そう来たか? でも、安易に解決するんだよなあ」と思えるのに「24」だと「もう、やめてくれ! 酷すぎる」と言う展開が何度も出てくる。今回はジャックの命を救った恩人をジャック自身が死に追いやると言うエピソードまである。そして、そのジャック自身がアメリカを救ったにも関わらず、悲惨な結末を迎える。あと3話で完結だ。続きはまた。



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