日本が三流後進国に落ちぶれたのは、国策教育の人材では通用しなくなったから?=「戦争発言」議員&オウム幹部が象徴! [日本の教育]
日本が三流後進国に落ちぶれたのは、国策教育の人材では通用しなくなったから?
=「戦争発言」議員&オウム幹部が象徴!
「上から与えられたことを疑わずに確実にこなす」
という戦後の教育。優秀なサラリーマンを育てることが目的であったこと。ここ何回かの記事で理解して頂けただろう。その頂点が東大。まさに「与えられたことを確実にこなす」能力が高い人たちが集まる。だが、その教育でトップの大学を卒業したのが先日から話題の人。
「戦争するしかないでしょう〜」
発言をした維新の党・丸山穂高議員である。彼は東大経済学部。「何で東大出た賢い人が?」と思うかもしれないが、先にも書いた通り、日本の教育は
「上から与えられたことを疑わず...」
である。彼はどこかで(あの組織の中でしょうね?)「戦争は必要だ」と教えられたのでしょう。だから疑わず、その方向性を酔った勢いで言ってしまった。筋が通る話。オウム真理教の幹部たちも高学歴だった。当時も
「何であんなエリートばかりが?」
と言われたが、先の議員と同じ理由。
「上から与えられたことを疑わずに」
を実践したということ。だから、どこかの省では上から言われれば「公文書偽造」という犯罪でもやってしまう。オウム信者と同じなのだ。
つまり高学歴なものほど、疑わず、違法行為だと分かることでも上から言われるとやってしまう。そんな教育を10年もされて来たので、素直に従う。同時に「自分で考える」教育をあまり受けていないので余計に歯止めが効かないということだ。
与えられたことは犯罪でもやってしまうが、与えられないこと。これまでに例のない新しい局面にぶつかると何もできない。だから、バブル崩壊、リーマンショックという日本がこれまでに体験したことのない危機に対応することができなかった。にも関わらず消費税を8%に上げたことで20年に及ぶ不況から脱することができなかった。
相変わらず「不況」というと「公共事業」という発想しかなく、最近では不況からの脱却より、支配者階級と金持ちだけが生き残るために貧乏人の切り捨てにかかっている。本来、日本を経済大国にするために育てられた優秀な人たちも、新しい時代では役に立たないということが証明されたのだ。
にも関わらず、同じ国策教育は続いており、親たちは子供をそのベルトコンベアーに乗せることを躊躇しない。この先5年、10年を
「与えられることしかできない」
「上からの指示を疑うことができない」
大人に育てる教育に子供を委ねている。まあ、その親たちがその教育で「考える力」が育っていないので、自分たちが何をやっているか?も気づいていないというのが本当のところ。では、どうすれば? 考えてみたい。
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