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「何事も疑ってかかろう。言葉の本質を見抜けないと結局利用されるだけ?」 [【再掲載】]

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いろんな記事を書いていると、ときどき反論が来る。

 例えば以前にこんな記事を書いた。「多くのプロデュサーは作品をよくするより、今後の仕事をやりやすくすることに重きを置きがち」とか書く。するとこんなコメントが来る。「そんなプロデュサーばかりではありません。いい作品を作ろうとする人もいます」という反論が来た。

だが、よく文章を読めば「多くのプロデュサーは」と書いているのであり、「全てのプロデュサーは」とは言っていない。つまり「少数だがそうでないプロデュサーもいる」という意味だ。なのに「そんなPばかりではない」というコメント。これは反論とか批判ではなく、しっかりと文章を読んでいないための誤解でしかない。

あるときは「原発問題は考えないようにしていますという女性」というタイトルで記事を書いた。ら、こんな批判が来た。「男性にもそんな人はいっぱいいます。女性差別です!」これも読解力の不足。記事を読めば、ある女性が原発問題を考えると悲しくなるので考えないという話を紹介していることが分かる。「女性が原発問題を考えていない。男性の方が考えている」という記事ではない。

たぶん、批判して来た方。

 記事を読まず、タイトルだけ見て批判していると思える。だが、タイトルさえしっかり理解できていない。「女性」と書いているが、「女性は考えていない」ということではなく、「ある女性」が「考えないようにしている」という意味。それを「全ての女性」「多くの女性」と思い込んだのだ。

「マルサの女」というタイトルを見て「マルサ(国税庁査察部)には男もいます!」と批判するようなもの。そんなふうに記事も読まず、タイトルだけ見て思い込みや間違った理解をして批判する人もときどきいる。

批判コメントを書くにも時間や労力が必要。

 その力と時間で、本文をしっかり読めば当たってない批判を書く必要はなくなるのになあ〜と考えていて、気付いた。よく、政治家やタレントを批判するコメントや記事をネットでは見かける。当て外れな批判が多い。

それらを書いた人も同じように、その人の発言を真剣に聞かず、聞きかじったことを、思い込みや勘違いで激怒。ネットで「許せねー」とか「あいつバカだよな」と書くのだろう。Twitterでも明らかなデマと分かるものも、多くの人がReTweet。間違った方向に怒りを向けることがある。

基本、ネット情報は疑ってかかった方がいい(テレビだってそうなのだけど)そして何より、すぐに反論したり、支持したりせず。その作者の狙いは何か? を考えることが大事だ。

ナチスも戦争を始めようとしたとき、

 政府はやたら「平和」という言葉を使ったという。「平和」と言ってるんだから「平和」だろう。と人々が深読みせず、真意を考えず、誤解して、思い込みで信じることを狙ったのだろう。そうやってドイツは第二次世界大戦に突き進み、多くの悲劇を起こす。日本人も同じだ。ダマされてはいけない。「景気がよくなった」なんて実感のない言葉を鵜呑みにせず、本当の狙いを考えよう。そこに真実が見えて来るはずだ。

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